シドニーはアメリカのサンフランシスコと1位2位を争うほど、同性愛者の多い都市なんだそうだ。毎年2月の終わりには「マルディグラ」という、世界最大のゲイ・パレードもあって、世界中からゲイの皆さんが集合し、数十万人もの観光客であふれるらしい。同性愛者に対する差別は違法で、結婚制度こそ認められてはいないが、事実婚によって永住権も取れるし、社会・医療保障制度も異性愛カップルとのギャップを埋めるべく立法化される動きがある。
というわけでゲイの皆さんが生き生きとしている社会、それがシドニー。昨晩はそんな皆さんのコミュニティーである「ゲイ・バー」に足を踏み入れてみた。ハウスメイトの香港人の友人がレズビアンで、その彼女が自分の「彼女」を紹介したいし、みんなで楽しく遊びましょ、という設定だ。
夕食時に香港娘&メリケン娘の二人が「ゲイ・バーは安全だから、一緒に行こう、帰りは女の子5人で一緒にバスだし、絶対安全!」とかいう誘いに、若干私の好奇心もくすぐられたのだ。
マーズフィールド(ド田舎)からバスにのりシティへ。週末のシティはやっぱりそれなりに、飲んで愉快になっちゃった皆さんが多い。でも、、東京の新宿・渋谷・池袋などの雰囲気と比べたら、全く持って平和そのもの。若者たちもヘンにたむろったり暴れたりはしていない。
「ゲイ・バー」とか言ったって、そんな看板があるわけでもないし、見た目は普通のバーだ。中に入れば普通にお酒を買って、あとは踊ります、みたいな。
待ち合わせに登場したレズビアンの彼女は、身長180センチくらいはありそうな大きな方で、漂う包容力というか、温かみとハツラツさにあふれる人。私と同じ大学で心理学を勉強中とのこと。おぉ~魅力的な人だなぁ・・・とちょっと見とれた。「心理学?私の心、見透かされそう」とか言っみたら、ドでかい笑顔を向けてくれた。私のような小さい東洋人(身長150センチ)の一挙手一投足がなんかハマるらしく、「かわいいわねぇ」みたいな笑顔が絶えなかった。・・・多分、私の方がずっと年上なんだけど(苦笑)。
そこへ登場するは彼女の「彼女」。これまたブロンドで細身のキレイなお嬢さん。彼女らは「何年ぶりの再会ですか?」というくらい、「オォ~~っ!!」ギユ~~~~~~っと熱いハグを展開していた。す、すごおい。(実は一緒に住んでる二人)
見れば周囲でも、男性同士の愛情表現がそこいらにちらほらと。踊りながらだったりなので、意外と爽やか(笑)。とにかくみんな幸せそう。男性性から解放された自由な笑顔たちがそこにはありましたよ。
しかし、この晩の、私にとってのクライマックスは、彼ら彼女らのハグでもダンスでもなく、香港娘のたくましさであった。
日ごろは、ただただ妹のようにかわいくて、しょうもないことで悩んでいたり、恥ずかしがりやだったりする子供っぽい娘だ。この日もスイス人の友人から半ば強制的に若干露出度のある服に着替えさせられ(といってもただのキャミソール)「やりすぎだわ~」とか恥らっていた。ところがだ。いざとなるとめちゃめちゃ芯が強い。
踊っていたら知らない男性が私に近寄った。すると!彼女はその男に「あんたなによ!近寄んな!」と言わんばかりにガッと私の両手をとって、「レズビアンな二人」を演じてくれた。すごぉい。東京にいる私の許婚(いいなずけ)を「お兄ちゃん(←ちゃんと日本語で特訓した)」と呼んで慕ってくれているだけに、「安全」を確保するのが彼女のミッションだと感じていたのだろう。なんせその時の彼女力強さといったらなかった。いやはや、頼もしかった。
というわけでゲイの皆さんが生き生きとしている社会、それがシドニー。昨晩はそんな皆さんのコミュニティーである「ゲイ・バー」に足を踏み入れてみた。ハウスメイトの香港人の友人がレズビアンで、その彼女が自分の「彼女」を紹介したいし、みんなで楽しく遊びましょ、という設定だ。
夕食時に香港娘&メリケン娘の二人が「ゲイ・バーは安全だから、一緒に行こう、帰りは女の子5人で一緒にバスだし、絶対安全!」とかいう誘いに、若干私の好奇心もくすぐられたのだ。
マーズフィールド(ド田舎)からバスにのりシティへ。週末のシティはやっぱりそれなりに、飲んで愉快になっちゃった皆さんが多い。でも、、東京の新宿・渋谷・池袋などの雰囲気と比べたら、全く持って平和そのもの。若者たちもヘンにたむろったり暴れたりはしていない。
「ゲイ・バー」とか言ったって、そんな看板があるわけでもないし、見た目は普通のバーだ。中に入れば普通にお酒を買って、あとは踊ります、みたいな。
待ち合わせに登場したレズビアンの彼女は、身長180センチくらいはありそうな大きな方で、漂う包容力というか、温かみとハツラツさにあふれる人。私と同じ大学で心理学を勉強中とのこと。おぉ~魅力的な人だなぁ・・・とちょっと見とれた。「心理学?私の心、見透かされそう」とか言っみたら、ドでかい笑顔を向けてくれた。私のような小さい東洋人(身長150センチ)の一挙手一投足がなんかハマるらしく、「かわいいわねぇ」みたいな笑顔が絶えなかった。・・・多分、私の方がずっと年上なんだけど(苦笑)。
そこへ登場するは彼女の「彼女」。これまたブロンドで細身のキレイなお嬢さん。彼女らは「何年ぶりの再会ですか?」というくらい、「オォ~~っ!!」ギユ~~~~~~っと熱いハグを展開していた。す、すごおい。(実は一緒に住んでる二人)
見れば周囲でも、男性同士の愛情表現がそこいらにちらほらと。踊りながらだったりなので、意外と爽やか(笑)。とにかくみんな幸せそう。男性性から解放された自由な笑顔たちがそこにはありましたよ。
しかし、この晩の、私にとってのクライマックスは、彼ら彼女らのハグでもダンスでもなく、香港娘のたくましさであった。
日ごろは、ただただ妹のようにかわいくて、しょうもないことで悩んでいたり、恥ずかしがりやだったりする子供っぽい娘だ。この日もスイス人の友人から半ば強制的に若干露出度のある服に着替えさせられ(といってもただのキャミソール)「やりすぎだわ~」とか恥らっていた。ところがだ。いざとなるとめちゃめちゃ芯が強い。
踊っていたら知らない男性が私に近寄った。すると!彼女はその男に「あんたなによ!近寄んな!」と言わんばかりにガッと私の両手をとって、「レズビアンな二人」を演じてくれた。すごぉい。東京にいる私の許婚(いいなずけ)を「お兄ちゃん(←ちゃんと日本語で特訓した)」と呼んで慕ってくれているだけに、「安全」を確保するのが彼女のミッションだと感じていたのだろう。なんせその時の彼女力強さといったらなかった。いやはや、頼もしかった。
それよりなにより、踊るajskrimの姿が想像できないわ!激しく踊ったのでせうか・・・。レズ疑惑も浮上!ビバ・マルディグラ!
まことに楽しく踊らせていただきました。環境的に、大音量でもう絶対「お話」なんかできないともなると、人はフッきれるってもんですねぇ。ここで、新しい自分に出会う。融通無碍。
レズ疑惑ね(笑)!そう。私、思うのだ。結局人間性が豊かであれば生物学的な部分を越境して「愛してしまう」みたいなのは、全然あるんだろうな、と。命を繋ぐ方法としては、ダイレクトには機能しずらい関係といえばそうだろうけど、本来政治的・宗教的意味以外には何らかの価値判断を付加できるようなものではないんだろうよ、と思う。自分の伴侶は、やっぱり誰にとってもかけがえのない存在だからね。
とにかくみんな幸せそうで、よござんしたよ。
結局なんだかんだとバタバタするもんねぇ。私もきっかけがあって出かけたようなものだから、イレギュラーな体験ですよ。T&Iのように、脳みそギュウギュウに使う学生には、こういう発散のあり方は十分にありだと思ったよ。習慣にするかしないかは個人の趣味の問題だろうけどね(^^)
でも、d-rちゃんの文章からすると健全な雰囲気が漂ってくるので、安心なんだろうけど。
ついつい、バラとかユリとかが頭の中でヒラヒラしてしまいました。
香港娘ちゃんに菓子折り持って挨拶に行かねばのぅ。
本日その旨、姉からのメッセージとして、本人に伝えておきました(笑)
「菓子折りKASHIORIというのは、日本の一種の挨拶時に贈るフォーマルなお菓子でぇ、こぎれいに包んだものでぇ、、」みたいな。