アイヌ民族関連報道クリップ

アイヌ民族・先住民族関連の報道クリップです。各記事の版権は発信元にあります。

アイヌ文化を新国立劇場で上演する細川さん(読売新聞)

2009-09-22 00:00:00 | アイヌ民族関連
アイヌ文化を新国立劇場で上演する細川さん


撮影・山本高裕アイヌ文化をテーマにしたミュージカルを新国立劇場で催す細川真理子(ほそかわまりこ)さん(78)
 札幌で「こどもミュージカル育成会」を主宰し、10月6、7日に子供たち約40人とともに、東京・新国立劇場の舞台に立つ。

 上演する「ひとつのおわんでトゥミクミク」は、アイヌ民族と神とのふれあいを描いた創作劇。2006年春にローマ法王・ベネディクト16世に賛美歌を披露したのに次ぐ大舞台で、「自然との共生など、アイヌ民族の精神を伝えたい」と意欲をみせる。

 長崎の牧師の娘に生まれ、薬剤師として上京。42年前に夫の故郷・札幌市に移り、友人と訪れたアイヌの里、北海道平取町の二風谷で、アイヌの世界に初めて接した。その後、民族の虐げられた歴史を学んでいくうちに、「差別解消のため、少しでも力になりたい」と思うようになった。

 ミュージカル主宰者に転じたのは、「アイヌ民族に息づく世界を、体全体を使って子供たちに学んでほしい」との思いからだ。以来約30年間、支援者からの寄付などを頼りに活動を続けてきた。10月の公演はその集大成。「下手でもいいから一生懸命演じてほしい」と教え子たちにエールを送る。(北海道支社 伊佐治真樹史)

(2009年9月22日 読売新聞)




最新の画像もっと見る

コメントを投稿