アイヌ民族関連報道クリップ

アイヌ民族・先住民族関連の報道クリップです。各記事の版権は発信元にあります。

北海道)釧路地域の民俗芸能一堂に 阿寒で催し(朝日新聞)

2014-11-11 03:00:00 | 映像
北海道)釧路地域の民俗芸能一堂に 阿寒で催し
2014年11月11日03時00分

【動画】釧路地域の民俗芸能フェスティバル=吉田芳彦撮影
写真・図版
「イコ●(口の小さい文字)民俗芸能フェスティバル」で演奏されたくしろ蝦夷太鼓=釧路市の阿寒湖アイヌシアターイコ●(口の小さい文字)
写真・図版

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 釧路地域に伝わる民俗芸能を集めた「第1回イコ●(口の小さい文字)民俗芸能フェスティバル」が9日、釧路市の阿寒湖アイヌシアターイコ●(口の小さい文字)で開かれた。市民や観光客がアイヌの舞踊や白糠駒踊り、太鼓演奏などを楽しんだ。

 阿寒湖温泉アイヌ文化推進実行委員会(大西雅之会長)が主催。民俗芸能は、地域の住民が誇りをもって伝え、未来へ期待を託す思いがこもったものとの考えから、アイヌシアターイコ●(口の小さい文字)を会場に民俗芸能の交流を進めようと開催された。

 フェスでは、青森県の南部駒踊がモデルと伝わる白糠駒踊りや、釧路市の鳥取神社に奉納され、いまに引き継がれている麒麟(きりん)獅子舞、くしろ蝦夷(えぞ)太鼓の演奏もあった。アイヌ民族に伝わる舞踊では、クジラを天の恵みとして感謝するフンペリムセ(クジラの歌舞)なども披露された。
http://www.asahi.com/articles/ASGC96SNNGC9IIPE11N.html

平取町二風谷で舟下ろしの儀式「チプサンケ」 (北海道新聞)

2012-08-20 00:00:00 | 映像
平取町二風谷で舟下ろしの儀式「チプサンケ」 (2012/08/20)
アイヌ民族伝統の舟下ろしの儀式「チプサンケ」(実行委主催)が19日、町内二風谷地区の沙流川で行われた。今年は2年ぶりに新しく作られたカツラの丸木舟1隻も加わり、計6隻を浮かべた。(8月20日朝刊 苫小牧日高版に掲載)

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/video/?v=259082921002

アイヌ文化伝承の博物館を整備へ(NHK)

2012-08-19 04:22:00 | 映像
アイヌ文化伝承の博物館を整備へ
8月19日 4時22分


政府は、アイヌ民族の文化や歴史を広く国民に知ってもらい、後世に伝承していこうと、北海道白老町にアイヌ文化の調査研究を行う博物館を整備するなどとした基本構想をまとめました。

政府は、アイヌ民族の文化や歴史に対する国民の関心を高めるための取り組みについて、有識者からも意見を聞くなどして検討を進めてきました。
そして、アイヌの文化や歴史を内外に広く知ってもらい、後世に伝承していくためのナショナルセンターの設置に向けた基本構想をまとめました。
それによりますと、北海道白老町にあるポロト湖の湖畔を中心とした地域に、アイヌ文化の調査研究を行う博物館を整備するほか、「チセ」と呼ばれる伝統的な家屋を展示したり、アイヌの人たちが伝統的な儀式を行うことができる場を設けたりするとしています。
また、センターの愛称はアイヌ語とし、公募で決めるとしています。
先住民族の歴史や文化を伝えるナショナルセンターの設置は日本では初めてで、政府は、北海道や白老町とも協議しながら、来年度をめどに、センターの具体的な整備や運営の方法を決めたいとしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120819/t10014375481000.html

すべての戦争犠牲者よ安かれ 札幌大通公園で追悼集会 (北海道新聞)

2012-08-17 00:00:00 | 映像
すべての戦争犠牲者よ安かれ 札幌大通公園で追悼集会 (2012/08/17)
 67回目の終戦記念日となった15日、札幌市中央区の大通公園で「8.15アジア・太平洋戦争犠牲者の市民による追悼の集い」が開かれた。市民団体「日本の戦後責任を清算するため行動する北海道の会」が、アジア諸国の人々も含めたすべての戦争犠牲者を追悼しようと毎年開催している。黙祷に続いて同会の林炳澤(イム・ピョンテク)共同代表が「軍隊慰安婦問題など、残された日本の戦後責任を清算することこそが、すべての戦争犠牲者にこたえる道だ」とあいさつ。アイヌ民族の石井ポンペさんによる追悼のムックリ演奏などの後、参加者全員で献花した。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/video/?c=&v=256878286002

母なる地球は「所有したり、私有化したり、搾取したりしてはならない」(IPS Japan)

2012-05-14 00:00:00 | 映像
母なる地球は「所有したり、私有化したり、搾取したりしてはならない」(B・K・ゴールドトゥース「先住民族環境ネットワーク」代表)

2012年05月14日(月)
【国連IPS】「数百年にもわたって、先住民族の権利や資源、土地が搾取されてきました。しかし、各国政府が長年の懸案だった過去の搾取を事実と認め、先住民族が献身的な努力を傾けている現在においても、なおそうした搾取は続いている。」と2011年に発表された「マナウス宣言」の中で、先住民の代表たちは述べている。

この宣言は、今年6月に開かれる「持続的開発に関する国連会議」(通称「リオ+20」)の準備の一環として出されたものである。IPSでは、会議を前にして、30年以上にもわたってアメリカ大陸の先住民族の権利のために闘い、「先住民族環境ネットワーク」の代表も務めるトム・B・K・ゴールドトゥース氏へのインタビューを行った。以下、その要旨である。

Q:6月の「リオ+20」会議であなたは先住民族を代表して演説を行うことになっていますが、伝えたいことは何でしょうか。

A:グリーン経済や持続可能性に関するテーマ討論では、カネを中心とした西洋の見方と、生命を中心とし、母なる地球の神聖さとの関係を重視する我々先住民族の考え方との違いがあきらかになりました。

先住民族の多くが、母なる地球を所有や私有化、搾取のための資源とのみ考え、それによって市場を通じて金銭的見返りを得ようとする現在の経済的グローバル化のモデルを深く憂慮しています。

この開発モデルの下で、先住民族は土地から追い出され、文化や母なる地球との精神的な関係を剥奪され、生命を維持する自然を破壊されてしまいました。

人類と今日の地球が存続していくためには、人類と母なる地球および自然界との関係を再定義した新たな法的枠組みが確立されなければなりません。

そしてそうした枠組みの中で、私たちは、人権を中心としたアプローチや生態系のアプローチ、文化に敏感で知を中心としたアプローチを組み合わせる必要があります。

私たちは、まず人類間の平等を実現してはじめて、自然との間にバランスを確保することができるのです。

リオ+20において各国政府は、自然の商品化と金融化を支持するようなグリーンエコノミー政策を注意深く見極めるとともに、「自然は神聖なもので売り物ではないこと、そして、母なる地球の生態系には独自の環境保全・保護能力が備わっている」という認識に始まる新たな法的枠組みを共同で作り始めなければなりません。

先住民コミュニティーの土地所有を全面的に認めることこそが、世界の豊かな生物及び文化の多様性を保護していくうえで最も効果的な方策なのです。

Q:今日の先住民族の生活にとって最大の脅威は何でしょうか。そしてそれにどう対処できるのでしょうか。

A:世界各地の先住民は、持続可能な生態系、生物多様性が辛うじて残っている最後のホットスポットに生活し、危機に瀕した環境の保全に貢献しています。

しかし破壊的な鉱物採取産業が先住民族の伝統的な土地に侵入してきています。現実に気候変動をもたらしている常軌を逸した石油採掘やエネルギー開発は、南から北まで世界各地の先住民族の生活に直接的な影響を及ぼしています。

先住民は、持続可能な開発に大きく貢献することができます。しかし、そのためには持続可能な開発を可能にするための全体的な枠組みが推進されるべきだと考えています。

人権を侵害する開発は、本質的に維持できないという理解を踏まえて、リオ+20では、持続可能な開発の在り方として人権に主眼を置いたアプローチが採択されなければなりません。

そのためには、とりわけ、先住民と持続可能な開発に関するあらゆるレベルの政策・プログラムの根拠となる「先住民族の権利に関する国連宣言」を、持続的開発のための主要枠組みとして機能させなくてはならないと思っています。

Q:最近、NGOの中には、1992年のリオでの合意がひっくり返されて、ビジョンを追求するためにリーダーシップをとる国がなくなってしまったという批判があります。新しい取り組みを導き出す希望が依然としてあるでしょうか。

A:気候の混乱、不安定化する金融、生態系の破壊のために、世界には1992年の合意をひっくり返すという選択肢はありません。

世界の指導者らは、1992年のリオ地球環境サミットに先住民族が積極的に参加したこと、先住民族が同時並行的に作り出したプロセスの中で「カリオカ先住民族宣言」が出てきたことを忘れてはなりません。

アジェンダ21は、先住民が持続可能な開発において果たす重要な役割を認めた「カリオカ先住民族宣言」の条文を受入れ、先住民族を(アジェンダ21を推進する)主たるグループとして認定しています。リオ+20では、1992年のリオ地球環境サミットが先住民に対して行った公約が再確認されなければなりません。(原文へ)

翻訳=山口響/IPS Japan戸田千鶴


Occupy Talks: Indigenous Perspectives on the Occupy Movement - Tom B.K. Goldtooth

Rio+20: The Future We Want