アイヌ民族関連報道クリップ

アイヌ民族・先住民族関連の報道クリップです。各記事の版権は発信元にあります。

帯広「リウカ」入場10万人 アイヌ民族文化センター開業8年(北海道新聞)

2014-11-14 16:00:00 | 催し物の記事
帯広「リウカ」入場10万人 アイヌ民族文化センター開業8年(11/14 16:00)

北沢実館長から記念品を受け取る白人小4年の山本悠樹君ら
 【帯広】帯広百年記念館にあるアイヌ民族文化情報センター「リウカ」の入場者が13日、開業8年目で10万人に達した。ちょうど10万人目となった幕別町の白人小4年、山本悠樹君(10)に記念品が贈られた。

 山本君は授業の社会科見学で同級生36人と午前9時すぎに来館。記念のくす玉が割られ、北沢実館長からムックリとアイヌ民族の絵本を受け取った。山本君は「突然のことで驚いたが、うれしい」と笑顔を見せた。同級生には前後賞としてアイヌ文様のクリアファイルなどが渡された。

 同センターは2006年1月に同館内に開館。11年1月に増床してリニューアルオープンし、年約6千人の利用者が約1万8千人に増えた。アイヌ民族と自然の関わりについて、書籍や映像資料などで学ぶことができる。同館の北沢館長は「多くの人にアイヌ民族への理解を深めてほしい」と話した。(池田大地)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/574422.html

「北海道」の名付け親・三重出身の松浦武四郎に関心集 まる(産経ニュース)

2014-11-12 07:00:00 | 催し物の記事
2014.11.12 07:00
「北海道」の名付け親・三重出身の松浦武四郎に関心集まる

 三重県松阪市出身で「北海道」の名付け親として知られ、幕末から明治にかけて活躍した探検家・松浦武四郎(1818~88)の特別展が北海道白老町のアイヌ民族博物館で開かれ関心を集めている。アイヌ文化を紹介して共生を目指し、和人による迫害の実態も告発した武四郎の功績をたたえている。

 博物館などによると、武四郎は伊勢国須川村(現松阪市)の生まれ。28~41歳まで蝦夷地に6回渡り、アイヌと寝食を共にしながら深い信頼関係を築き、地理やアイヌの文化、生活をつぶさに記録した。

 また、アイヌが被害者になった和人による不公平な取引や強制労働を告発し、時には和人から命を狙われながらもアイヌ民族への理解と権利擁護を訴え続けた。

 アイヌの古老から民族を指す古語を「カイ」と教わり、明治政府に蝦夷地の名称を上申する際、アイヌへの敬意を込めて「北加伊道」と提案。これが「北海道」が生まれるきっかけになった。

 博物館は10月25日に武四郎の故郷、松阪市にある松浦武四郎記念館と姉妹提携した。特別展では11月30日まで武四郎が収集した小刀や盆などアイヌの民具(複製)や、残した書籍、自筆で描いたアイヌの風俗画など約40点を展示している。

 アイヌ民族博物館の野本正博館長は「今から約170年も前に武四郎は多文化が共生する社会を目指した。『北海道の名付け親』になった背景も含め、その生涯に光を当てたい」と話している。

 姉妹提携を記念し、アイヌ民族博物館には、武四郎の肖像と功績が刻まれた石碑も設置された。

http://www.sankei.com/region/news/141112/rgn1411120013-n1.html

旅先はむかわ町のム・ペツ館 自然の旅会員30人がアイヌ文化に触れる(苫小牧民報)

2014-11-12 00:00:00 | 催し物の記事
旅先はむかわ町のム・ペツ館 自然の旅会員30人がアイヌ文化に触れる (2014年 11/12)

展示物を見学する自然の旅クラブの会員たち
 小樽に事務局を置く自然の旅クラブがこのほど、むかわ町にあるム・ペツ館を訪れ、館内の展示物を観覧し、アイヌ民族の文化に触れた。

 クラブは札幌、小樽の70歳代の市民を中心に約100人で組織。スタッフが持つ各地の自然愛好者団体などとネットワークを生かして、さまざまな場所を訪問。ウオーキングで地域の自然を楽しんだり、食を満喫している。

 クラブの30人ほどが参加。鵡川地区の市街地付近を散策した後、ム・ペツ館を訪れ、むかわアイヌ協会の押野千恵子さんから説明を受けながら、熱心に展示物を見学していた。
http://www.tomamin.co.jp/20141118902

旭川龍谷高校(旭川市) 郷土部(朝日新聞)

2014-11-11 00:00:00 | 催し物の記事
火曜「学ぶ」【うちら文化部】
旭川龍谷高校(旭川市) 郷土部
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写真:9月に開かれた「こたんまつり」のアイヌの儀式に、4人の部員も民族衣装を着て参加した=旭川市神居町
拡大9月に開かれた「こたんまつり」のアイヌの儀式に、4人の部員も民族衣装を着て参加した=旭川市神居町
写真:長年、郷土部に協力してきた杉村フサさん(手前)の話を聞く部員たち=旭川市
拡大長年、郷土部に協力してきた杉村フサさん(手前)の話を聞く部員たち=旭川市
■アイヌ文化、体験通し学ぶ

 学校創立と同じ1958年に創部。最初は考古学ブームを背景に発掘調査などをしたが、67年、北海道開拓100年を前に「開拓者の歴史が注目される一方で、アイヌの歴史が置き去りにされるのでは」と、アイヌの歴史と文化を記憶に残す取り組みを始め、以後「上川アイヌの研究」を続けてきた。道内の同様の部の中でも異色の存在だ。

 他校にも郷土と名の付く部はあるが、和太鼓など郷土芸能が多い。郷土史研究を柱に据えているのは道内で他に3、4校で、アイヌ文化を研究しているのは龍谷だけだという。

 部員は2年生の4人だけ。昨年度は3人だったが、4月に聖歌隊かけもちで塩田唯人君が加わった。部OBでもある顧問の本間愛之教諭は「常に存続の危機です」と笑う。

   ○  ▲  □

 体験学習に力を置き、アイヌの衣装を着て儀式に参加したり、伝統的な住居チセの修復作業を手伝ったりする。毎年、古式舞踊、子供の遊び、丸木舟作りなどテーマを決めて活動してきた。今年は「アイヌの有用植物・薬効」がテーマだ。

 アイヌ文化には地域ごとに独自色があるが、「上川アイヌの毒矢は道内一と言われている」と本間教諭。これに注目し、アイヌの人々が毒や薬に使ってきた植物の研究を始めた。

 例えば、コウライテンナンショウ(別名マムシ草、アイヌ語でラウラウ)の根は、毒のある中心部を除けば食べられるという。

   ○  ▲  □

 8日、本間教諭と若井あすか部長、森田亮太君、藤井嘉一君が旭川市の川村カ子(ネ)トアイヌ記念館を訪れ、近くに住む杉村フサさん(85)と川村兼一館長に話を聞いた。取ってきた根を見せ、若井部長が「ラウラウを食べたことは?」と聞くと、杉村さんは「ない」と即答。「親の言いつけで危ないものは口にしなかった」。川村館長も「山の中に426種も食べるものがあるのに、わざわざ危険なものは食べないよ」と笑った。

 オオウバユリ(アイヌ語でトゥレプ)をたくさん取ってきて干し、団子などにして冬の間も食べたこと、下痢止めにキハダ(同シコロ)の皮をかじったこと、クマのたんのうが最高の胃薬で、クマが捕れなくなり豚で代用したこと……。アイヌ民族の2人の話を、部員は熱心にメモした。

 こうして集めた研究成果は、冊子やパソコンのプレゼンテーション資料にまとめ、今月末の北海道高校文化連盟の全道郷土研究発表大会で披露する。

 若井さんは「他ではできない貴重な体験ができるのが魅力。一つ一つのものに神が宿るというアイヌの考え方から、周りの全てに感謝することを教えてもらった」と話した。

 (渕沢貴子)

 《がっこうじまん》

■旭川龍谷高校

 道内初の私立の普通科共学校。創設者は浄土真宗本願寺派の僧侶で、全国に27ある龍谷総合学園グループの一つ。校訓は「慈光照曜(じこうしょうよう)」。仏様の教えを仰ぎ、清く正しく明るく美しくあれ、という意味だ。カリキュラムの中にも「宗教」の時間がある。

 修学旅行は創設者の出身地である米国のハワイなど海外2カ所、国内1カ所から生徒が自由に選べる。

 部活動が盛んで、特に野球部は、甲子園大会に春2回、夏6回出場している。柔道部、陸上部、書道部など、ほかにも全国大会で活躍している部が多い。

http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20141111010490002.html

民俗芸能一堂に会しフェス開催/釧路(釧路新聞)

2014-11-07 00:00:00 | 催し物の記事
2014年11月07日
民俗芸能一堂に会しフェス開催/釧路

  地域の伝統文化として受け継がれている民俗芸能を一堂に集めた第1回イコロ民俗芸能フェスティバルが9日午後2時から、釧路市阿寒町阿寒湖温泉の阿寒湖アイヌシアターイコロで開かれる。主催は関係団体で組織する阿寒湖温泉アイヌ文化推進実行委員会(大西雅之会長)で、文化庁の補助事業として初めて実施。釧路管内のアイヌ文化保存会などの6団体が貴重な伝承文化の数々を披露する。

http://www.news-kushiro.jp/news/20141107/201411072.html