http://www.janjannews.jp/archives/2565404.html
「アイヌ模様を和紙に染めてみよう」に参加して
福本えみ
アースデイあいち2010・先住民族の文化に親しむ連続企画である「アイヌ模様を和紙に染めてみよう」という催しが、1月30日に名古屋市中区生涯学習センターにて行われました。
講師は、染色作家の成田ケイさんです。成田さんの亡きご主人はアイヌ民族出身の、成田ウタリアンさんです。ウタリアンさんは、国際的に活躍した彫刻家の方で、染色作家のケイさんはウタリアンさんに同行して物産展を回ったり、アイヌの伝統的な技術を習ったりして全国を回ったそうです。
ウタリアンさんは、アイヌ民族の外洋帆船のイタオマチプを復元して、その直後に亡くなりました。
かつてご主人の実家からアイヌ模様の刺繍が入った着物をもらったり、アイヌの歌や踊りを見せてもらったそうです。
そんな経験と、今回の講座の主催者である「お年寄りに学ぼう」実行委員会との出会いから、染色にアイヌ模様を取り入れてみることにしたとのことでした。
今回は染料として、西洋茜とウコンを使いました。事前に煮出した染料は、茜は赤茶色、ウコンは黄色をしています。使いやすいようにスプレーボトルに入れたものが用意されました。
染める和紙は、タイで漉(す)かれた和紙を使いました。タイで取った草を漉いて作った和紙で、荒い手触りのものです。
最初に、その和紙を適当な大きさに切ります。和紙を折ってつけた折り目に、筆で水をつけます。それに定規などのまっすぐなものを押し当てて引っ張ると、和紙は簡単に切れました。
切った和紙に好きなようにスプレーで染料を吹き付けると、ぼかし染めができます。そのスプレーを吹き付けた染料の上に、媒染である銅、鉄、みょうばんの水溶液を筆で塗ると、染めた赤茶色や黄色が変色します。この性質を利用して、アイヌの模様を筆で描いていきました。
ホワイトボードに書かれた例を参考に、筆でアイヌ模様を描きました。私は、簡単なうずまき模様を描いてみました。
スプレーでのぼかし染め以外に、和紙を折りたたんで染料に漬けると、自然と面白い模様がつけられます。
和紙をくしゃくしゃにして染料に漬けても、渋い感じに染まります。
染めた和紙はよく乾かします。これで完成にしても良いし、さらに時間をおいて染料を重ねても色がはっきりするそうです。
次回、「染めた和紙を使った物づくり」の講座が2月13日に開催されます。この染めた和紙を利用して小箱を作る予定です。
「染めた和紙を使った物づくり」
http://www.event.janjan.jp/event/0911243118.html
自分で和紙を染めるという、普段できない経験が意外と簡単にできて面白かったです。
次回の小物作りにも、ぜひ参加してみたいと思いました。
関連リンク:
アースデイあいち2010・アイヌ模様を染めてみよう(JANJANイベントステーションのイベント告知・今回)
アースデイあいち2010・アイヌ模様を染めてみよう(JANJANイベントステーションのイベント告知・次回)
アースデイあいち・人と環境と知恵の連続講座:染めた和紙を使った物づくり・三回目(主催者のイベント告知) http://blog.livedoor.jp/ed_aichi_net/archives/50940768.html
草彩染め(和紙と草木染)(mixiのコミュニティ)
関連記事:
染色作家が教える、タマネギの健康ドリンク 福本えみ2009/06/08
講師は、染色作家の成田ケイさんです。成田さんの亡きご主人はアイヌ民族出身の、成田ウタリアンさんです。ウタリアンさんは、国際的に活躍した彫刻家の方で、染色作家のケイさんはウタリアンさんに同行して物産展を回ったり、アイヌの伝統的な技術を習ったりして全国を回ったそうです。
畳み染めの説明をする講師の成田ケイさん(以下すべて撮影・福本えみ)
ウタリアンさんは、アイヌ民族の外洋帆船のイタオマチプを復元して、その直後に亡くなりました。
かつてご主人の実家からアイヌ模様の刺繍が入った着物をもらったり、アイヌの歌や踊りを見せてもらったそうです。
そんな経験と、今回の講座の主催者である「お年寄りに学ぼう」実行委員会との出会いから、染色にアイヌ模様を取り入れてみることにしたとのことでした。
今回は染料として、西洋茜とウコンを使いました。事前に煮出した染料は、茜は赤茶色、ウコンは黄色をしています。使いやすいようにスプレーボトルに入れたものが用意されました。
染める和紙は、タイで漉(す)かれた和紙を使いました。タイで取った草を漉いて作った和紙で、荒い手触りのものです。
最初に、その和紙を適当な大きさに切ります。和紙を折ってつけた折り目に、筆で水をつけます。それに定規などのまっすぐなものを押し当てて引っ張ると、和紙は簡単に切れました。
切った和紙に好きなようにスプレーで染料を吹き付けると、ぼかし染めができます。そのスプレーを吹き付けた染料の上に、媒染である銅、鉄、みょうばんの水溶液を筆で塗ると、染めた赤茶色や黄色が変色します。この性質を利用して、アイヌの模様を筆で描いていきました。
ホワイトボードに書かれた例を参考に、筆でアイヌ模様を描きました。私は、簡単なうずまき模様を描いてみました。
アイヌ模様の例
スプレーでのぼかし染め以外に、和紙を折りたたんで染料に漬けると、自然と面白い模様がつけられます。
和紙をくしゃくしゃにして染料に漬けても、渋い感じに染まります。
染めた和紙はよく乾かします。これで完成にしても良いし、さらに時間をおいて染料を重ねても色がはっきりするそうです。
いろいろな模様に染まった和紙
次回、「染めた和紙を使った物づくり」の講座が2月13日に開催されます。この染めた和紙を利用して小箱を作る予定です。
「染めた和紙を使った物づくり」
http://www.event.janjan.jp/event/0911243118.html
自分で和紙を染めるという、普段できない経験が意外と簡単にできて面白かったです。
次回の小物作りにも、ぜひ参加してみたいと思いました。
関連リンク:
アースデイあいち2010・アイヌ模様を染めてみよう(JANJANイベントステーションのイベント告知・今回)
アースデイあいち2010・アイヌ模様を染めてみよう(JANJANイベントステーションのイベント告知・次回)
アースデイあいち・人と環境と知恵の連続講座:染めた和紙を使った物づくり・三回目(主催者のイベント告知) http://blog.livedoor.jp/ed_aichi_net/archives/50940768.html
草彩染め(和紙と草木染)(mixiのコミュニティ)
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