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アイヌの薬草、リキュールに
白老町で開発された山野草リキュールの「飛生」、「森野」、「倶多楽呑めや」(白老町で)=伊佐治真樹史撮影
白老町商工会(白老町)は、町内に自生するアイヌ民族伝統の薬草を使ったリキュールを小樽市の田中酒造と共同開発した。
薬草リキュールは、ツルニンジンの「倶多楽(くったら)呑(の)めや」、ナギナタコウジュの「森野(もりの)」、カキドオシの「飛生(とびう)」、ハマナスの「ぽろと湖」、イタドリの「虎杖(こじょう)○○浜」の5種類。
ツルニンジンは滋養強壮、ナギナタコウジュは解熱などの効能があるとされ、アイヌ民族が薬草とした野草をつかった。銘柄は、それぞれの薬草が取れる町内の地名を冠した。
町内に自生する約200種類の薬草を、町おこしに活用しようと、昨秋からプロジェクトがスタート。薬草を2、3か月の長期間、焼酎に漬け込むことで、薬草のさわやかな香りを残すことができた。
商品化のアドバイスをした北見工業大の山岸喬教授によると「いずれも、アイヌ民族の薬膳(やくぜん)茶など伝統的な薬草ばかり。韓国では濁り酒の原料にもなっている」という。同商工会さーびす業部会の波多武光(はたたけみつ)・部会長は「身近な野草が商品として見直されるきっかけになれば」と話し、反響をみて別の薬草でも挑戦したいとしている。
500ミリ・リットル瓶1400円で、「森野」など3種類は8月1日から、残る2種類も同20日頃から町内の酒店などで発売される。
31日には、同町で行われた夏祭り会場で先行販売され、試飲した同町、公務員小山内淳さん(38)は「味に個性があっておもしろい。これなら売れる」と太鼓判を押していた。
(2010年8月1日 読売新聞)
白老町で開発された山野草リキュールの「飛生」、「森野」、「倶多楽呑めや」(白老町で)=伊佐治真樹史撮影
白老町商工会(白老町)は、町内に自生するアイヌ民族伝統の薬草を使ったリキュールを小樽市の田中酒造と共同開発した。
薬草リキュールは、ツルニンジンの「倶多楽(くったら)呑(の)めや」、ナギナタコウジュの「森野(もりの)」、カキドオシの「飛生(とびう)」、ハマナスの「ぽろと湖」、イタドリの「虎杖(こじょう)○○浜」の5種類。
ツルニンジンは滋養強壮、ナギナタコウジュは解熱などの効能があるとされ、アイヌ民族が薬草とした野草をつかった。銘柄は、それぞれの薬草が取れる町内の地名を冠した。
町内に自生する約200種類の薬草を、町おこしに活用しようと、昨秋からプロジェクトがスタート。薬草を2、3か月の長期間、焼酎に漬け込むことで、薬草のさわやかな香りを残すことができた。
商品化のアドバイスをした北見工業大の山岸喬教授によると「いずれも、アイヌ民族の薬膳(やくぜん)茶など伝統的な薬草ばかり。韓国では濁り酒の原料にもなっている」という。同商工会さーびす業部会の波多武光(はたたけみつ)・部会長は「身近な野草が商品として見直されるきっかけになれば」と話し、反響をみて別の薬草でも挑戦したいとしている。
500ミリ・リットル瓶1400円で、「森野」など3種類は8月1日から、残る2種類も同20日頃から町内の酒店などで発売される。
31日には、同町で行われた夏祭り会場で先行販売され、試飲した同町、公務員小山内淳さん(38)は「味に個性があっておもしろい。これなら売れる」と太鼓判を押していた。
(2010年8月1日 読売新聞)
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