アイヌ民族関連報道クリップ

アイヌ民族・先住民族関連の報道クリップです。各記事の版権は発信元にあります。

琥珀の首輪、重文候補に 北見(北海道新聞)

2012-02-15 16:00:00 | アイヌ民族関連
琥珀の首輪、重文候補に 北見(02/15 16:00)
国の重要文化財の候補となった常呂川河口遺跡の出土品
 【北見】北見市常呂川河口遺跡から発掘された続縄文期(2300~1600年前)、オホーツク文化(約1100年前)の土器や石器、装飾品などの出土品約2300点が考古学上貴重な資料として、国の重要文化財(重文)の候補として選ばれた。北見市教委は2014年度の指定を目指し準備を進める。

 常呂川河口遺跡は、常呂川の河口から400~500メートル上流の河岸で見つかった、縄文期(約6千年前)からアイヌ文化(400~500年前)にまたがる多数の住居や墓の跡。続縄文期の墓から出土した矢尻や土器などの副葬品約2千点、オホーツク文化の住居跡から見つかった土器や石器など約300点がいずれも考古学上重要な資料として重文候補となった。昨年12月に文化庁の調査官が常呂町埋蔵文化センターを訪れ、出土品の保存状態などを確認した。

 候補の中で最も特徴的なのは、続縄文期の琥珀(こはく)のネックレス。数百個の琥珀をつなげたもので、道内でも珍しいという。市教委ところ遺跡の森担当の武田修主幹は「琥珀の赤は血の色の象徴。シャーマンや村の長など特別な立場の人の副葬品ではないか」とみている。

 重要文化財の指定は、文化審議会の答申を受けて国が決める。市教委は12年度から2カ年で出土品の資料をまとめるなどの準備を進める。

 武田主幹は「いずれも当時の生活を伝える貴重な資料」と強調し、「重要文化財の指定を受ければ注目度も高まる。観光振興にもつながるのではないか」と期待している。(中橋広岳)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/350984.html


最新の画像もっと見る

コメントを投稿