緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

宮崎駿監督、引退表明

2013年09月07日 | 映画
昨日のテレビや今朝の新聞などで大きく取り上げられていますが、宮崎監督が
今上映中の「風立ちぬ」を長編アニメの最後の作品にすると宣言しました。

まだ「風立ちぬ」を見ていないのですが、72歳の宮崎監督にはお疲れ様、
そして素敵な作品たちをありがとうと言いたい思いです。

私にとって、宮崎作品との出会いは「風の谷のナウシカ」でした。
当時、映画関係の職場で働いていた私は、日本映画の海外映画祭出品の
手伝いみたいなこともしていました。
ベルリン映画祭のヤングフォーラム部門のディレクターだったウルリッヒ・
グレゴールが来日し、上映作の選定にあたっていました。



「風の谷のナウシカ」を見たいという彼を、事務所近くの東映本社の試写室に
案内しました。評判は聞いていたけどまだ「ナウシカ」を見ていなかった私は
一緒に試写室に入り、グレゴールと二人で「ナウシカ」を見ました。

圧倒されました。こんなアニメ映画があったのかとびっくりしました。
映画に携わっていながら、お恥ずかしい限りです。

帰り道で、グレゴールに「日本では、どんな年代の人がアニメ映画を見る
のか?」と聞かれました。「日本では、子供から若者、大人までアニメを
見るし、コミックも読むのだ」と答えましたが、私の乏しい英語力では
日本の状況をうまく伝えきれませんでした。

翌年のベルリン映画祭のヤングフォーラム部門で「風の谷のナウシカ」は
上映されました。その後、小規模な海外配給もされました。
「風の戦士」とかいう英語タイトルが付けられていました。

「ナウシカ」を見たときの、高揚感は忘れられません。そして続く
「天空の城ラピュタ」、宮崎作品の独特の浮遊感を堪能しました。

この2作品を見られたことだけでも、宮崎駿と同時代で生きてこられた幸せを
感謝します。本当にありがとうございました。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
引退するのは残念です (るるべるママ)
2013-09-19 15:57:58
ラムママさんは、映画のお仕事をされていたので、
人脈も凄いですね!

宮崎監督の引退宣言を、テレビなどで見ました。
まだまだ現役を続けて欲しいと思いました。

病気なら仕方がないのですが、熟年期ならではの
感覚を生かしたアニメを作れるのでは。

独特の世界は他にないし、後継者を育ててないし、
残念としか言いようがありません。

宮崎監督、考え直して!!です。


返信する

コメントを投稿