緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

あなたを微笑ませるためだけにやってくる

2020年02月24日 | 犬と自然
コピーライターの児島令子さんがペットフードの広告として書かれた宣伝文です。心をつかまれるとても魅力的な文です。本物の言葉には人間を根本から動かす力があり、そこから与えられる感動は優れた音楽や絵画、映画などの芸術作品と同じだと思います。


死ぬのが怖いから
飼わないなんて、
言わないで欲しい。

おうちを汚すから飼わないというなら、
犬はお行儀を身につけることができる。

留守がちだから飼わないというなら、
犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力する
かもしれない。

貧乏だから飼わないというなら、
犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。

だけど・・・死ぬのがこわいからと言われたら、
犬はもうお手上げだ。すべての犬は、永遠じゃない。

いつかはいなくなる。でもそれまでは、
すごく生きている。すごく生きているよ。

たぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、
飼い主たちは、たいへんであつくるしくって、
それでも幸せな時間を共有しているはず。

飼いたいけど飼わないという人がいたら、
伝えて欲しい。犬たちは、
あなたを悲しませるためにはやっては来ない。

あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。

どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を
預かってみるのは、人に与えられた、
素朴であって高尚な楽しみでありますよと。


この文を知ったのは数年前、どこで見たのか忘れてしまいましたが、2004年2月28日の朝日新聞に載ったNPFペットフードの広告だったそうです。

ラムがいなくなってから、もう3年以上時が経ってます。2004年5月24日生まれだったので、今生きていれば15歳10ヶ月です。
ゴールデンレトリーバーの寿命は10~12歳と言われていますので、ラムと同じ年くらいのわんこがいたら相当の長寿犬です。

「ぴーす」というゴールデンレトリーバー専門の犬舎でたくさんの兄弟犬たちと一緒に育ち、縁あって我が家にきてくれたラム。同じ年生まれのわんこたちの多くがもうお空の向こうに旅立ちました。

でもどんなに涙を流しても、その何十倍も笑顔をわんこからもらったと、どの飼い主さんも思っていることでしょう。

ラムちゃん、うちの子になってくれてありがとう。そしてたくさんの微笑をありがとう。
 

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