若いころ、少し山歩きをしたことがあります。山の雑誌「アルプ」の編集をしていた時期に、門前の小僧、習わぬ経を読むとある通り、いつの間にか山に関わるいろいろなことを覚え、たまたま友人が登山をしていたので初歩から教えてもらいながら、山歩きをしました。
私はどちらかというと海派で、毎年夏になると離島などに泳ぎに行くのを楽しみにしていました。
初めて会社勤めをした年、例年のように島に行き、真っ黒になって帰ってきたら、会社の先輩に「あーあー、こんなに焼けちゃって。裏も表もわからないよ」と呆れられてしまいました。でも泳いでいるといろいろなものから解放され、楽しいんですよね。特に海は波遊びも面白いし、シュノーケリングも時の立つのを忘れてしまいます。スキューバーダイビングをできるようにならなかったのが悔やまれることです。
でも、山は山の魅力があり、友人に初めて連れて行ってもらった北アルプスの蝶ヶ岳が私のレベルにちょうど合っていて、天候にも恵まれとても楽しい山歩きのスタートを切ることができました。それからはときどきあっちの山、こっちの山と気ままに楽しんでいました。
当時は、新宿から夜行に乗り早朝松本に行き、松本電鉄に乗り換えて新島々からバスで上高地に入りました。登山をするときは上高地は通過点であまりゆっくり上高地を楽しんだ思い出はありませんでした。
槍ヶ岳にも登ったことがあります。槍は夏でも雪渓は残っているし途中で鎖場もあるので、私のレベルではちょっと無理そうだったのですが、涸沢ヒュッテで知り合いになった大学生グループがフォローするから一緒に登ろうと勧めてくれて、3000mを超える槍ヶ岳に登ることができました。当時ぐずぐずと思い悩んでいたことなども雄大な槍のてっぺんに立ったら、なにか吹っ切れて私にとって槍ヶ岳に登れたことがいい励ましになりました。
子どもたちが小学生になったころ、北アルプスを見せたくて、ずっと憧れていた上高地帝国ホテルにも泊まりたくて、家族旅行で行ったことがあります。その時に初めて上高地をゆっくり見物して大正池にも初めて行き、河童橋もゆっくりと渡ることができました。
梓川の美しさ、山々の迫力、上高地は今もとても素敵でした。
今回、はじめてウエストン碑にも行くことができました。上高地を発見した外国人宣教師ウエストンを記念し、今でもウエストン祭が行われています。
上高地帝国ホテルのそばも通りましたが、息子は宿泊したことは覚えていませんでした。小さいうちに連れて行ったのはただの親の自己満足だったかしら。
上高地の美味しい水もしっかり飲んできました。
上高地ビレッジセンターの中に入ったら、熊に注意のお知らせが貼ってありました。そういえば、ウエストン碑への道を歩いていた時に出会った人は、確かにクマよけの鈴をつけていました。こんなに観光客が多くても、出てくるんですね、熊さんは。
上高地を堪能して、あとはバスに乗って帰るだけ・・・ バス旅行のいいところは帰りの疲れた身体で荷物を持ったり、車を運転したりする必要がないことです。あとは八王子まで寝ていけばいいだけ。日曜日の午後なので、帰路は渋滞していましたが、予定時間を1時間弱オーバーしただけで帰ってくることができました。
天気も最高によかったし、ちょっと駆け足で気ぜわしかったけど、楽しい旅となりました。留守番をしていたニャンコも元気に暴れていたようです。ラムたんは獣医さんのところでお泊りしました。今度はラムたんとお泊りに行きたいな。紅葉がきれいなころにワンコと一緒に泊まれるところに行こうかしら。ニャンコはまた留守番ですよ。
神様はどうしてこんなにきれいな場所を作ってくださったのか、と信仰を当時持っていなかった私でもなぜか敬虔な思いを持ちました。
今年も蓼科をお訪ねできず、なつちゃんの訪問記を羨ましく拝見していました。
もうすぐ横浜にお帰りですね。来年はぜひ高原でのひと時をご一緒したいです。楽しみにしています。
今は、観光バスで大勢の観光客で賑わっていますね。
私も、ラムママさんとおなじで、初めて訪れたのは若き日、燕岳から銀座コースを縦走して槍ヶ岳に泊まり、翌日徳澤園に宿泊してから、上高地から帰るという
ゆっくりした登山で、上高地の美しさに感動した
覚えがあります。
その後何回か行きましたが、3度目に上高地に行った時は、ラムママさんと同じで、安房トンネルから
飛騨高山に抜け、名古屋、横浜と列車で帰りました。
帝国ホテル、一度は泊まってみたい憧れのホテル
です。今年は後2週間で横浜に帰ります。
来年はぜひ蓼科においでになりませんか?
森林の中で、ラムママさんと、色々お話しできたら
嬉しいです。