緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
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八木重吉記念館

2011年02月11日 | 名所・旧跡

先日、以前から行きたいと思っていた町田市相原にある八木重吉記念館に行くことができました。



以前、私が通っている教会の知人から「町田市にある八木重吉記念館に一緒に行かないか?」と誘われたのですが、その頃は自分の体調に自信がなく、その話は立ち消えになっていました。

昨年秋、バスツアー「紅葉の渡良瀬渓谷と富弘美術館」に参加したとき、富弘美術館では「影響を受けた七人」という展示が行われていました。
星野富弘さんが出会われた恩師や友人、知人の方々の展示の中に、実際には会ったことはないけど詩を読むことで影響を受けた八木重吉も入っていました。
短く分かりやすく、それでいて深い意味を持つ八木重吉の詩は、星野富広さんの心を掴んで放さなかったようです。敬謙なクリスチャンであった八木重吉の29年の短い人生そのものも、きっと富広さんには多くの示唆を与えたことでしょう。

富広美術館から帰ったあと、八木重吉の本を読んだりして、どうしても一度訪ねたいと思うようになりました。

八木重吉記念館は相原にあった生家の土蔵をそのまま使っている小さな記念館です。
前もって電話をして見学させてもらいました。



冬の日差しの中で見学させていただいた記念館は重吉の生涯がそうだったようにつつましく温かで凛とした強さと美しさに溢れていました。
見学させていただき本当によかったです。



そして若くして愛する夫を亡くし、のちのち同じ病魔に遺児二人ともを奪われたとみ夫人のことも、とても心に残りました。
とみ夫人が一番好きだったという重吉の詩「素朴な琴」の石碑もありました。


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