トウキョウサンショウウオの生息確認調査に参加しました

2012年04月09日 00時21分16秒 | 活動報告
皆さん今晩は。
今日は全国各地で桜が満開となり、天気にも恵まれて絶好のお花見日和となりました。
私もこの週末は大学同期とお花見の予定でしたが、予定が合わず参加出来ませんでした。残念…

さて今日は、南外房環境クラブの皆さんと共に、市内の某谷津田にてトウキョウサンショウウオの生息確認調査を行いました。

過去記事
トウキョウサンショウウオの保護活動をお手伝いしました

今日の調査は、未調査地域の生息確認が目的でしたが、人が入らなくなって久しい土地での調査であった為、草木をかき分け時には泥沼に嵌り、まさに「冒険」となりました。

調査の様子


しかし、調査の甲斐あって、該当地域において多数の卵のうを発見、また、サンショウウオの生体も確認する事が出来ました!
卵のうを探している間は、まさに童心に帰ったような気持ちになり、まるで宝物でも探すようにワクワクしてしまいました。卵のうを見付けるたびに小躍りです。
大量の卵のうを発見した時に、クラブのメンバーの方が「宝箱をひっくりかえしたみたいだ!」と仰っていたのがとても印象的で、何だか自分まで嬉しくなってしまいました。

トウキョウサンショウウオの卵のう


トウキョウサンショウウオは千葉県における最重要保護生物。実際にその卵のうや繁殖地は、大変貴重なものです。
それがこんなに沢山発見されるとは・・・改めて、勝浦市の自然環境の豊かさ、貴重さを再確認する事が出来ました。

また、調査中に古い利水施設を発見。昭和初期のものでしょうか。
これはまさに勝浦市における農業・工業史を現す歴史文化遺産とも言うべき、貴重な遺跡だと思います。
大変興味深い施設なので、少し詳しく調べてみようと思います。

今日の調査はまさに冒険、とても楽しく充実した一日となりました。気分はインディ・ジョーンズです。
南外房環境クラブの皆さん、貴重な機会を頂き本当に有り難うございました!

追伸:
調査中、そこかしこにイノシシやシカの足跡、糞が散乱していました。
人の手が入らなくなり荒廃した谷津田は、有害鳥獣の楽園となっているようです。何とか対策を考えなければいけません。




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