皆さん今晩は。
梅雨らしいはっきりしない天候が続きますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。
さて、今日は会派新創かつうらの勉強会でした。
今回のテーマは、介護保険について。
勝浦市第6期高齢者福祉計画、及び第5期介護保険事業計画について、講師をお招きし綿密な勉強を行いました。
勝浦市においては少子高齢化が進んでおり、介護保険事業、高齢者福祉計画をしっかりと把握し理解する事は議員にとっても必須です。
特に介護保険事業については、介護保険料の改定による保険料の値上がりが全国的に問題視されており、勝浦市においても3月議会においてこの問題が取り上げられました。
介護保険料の値上がりには数々の理由が在りますが、主なものとしては
①高齢化により介護サービスを利用する要介護・要支援者の数が増え、サービスに支払われる給付費が膨らみ続けていること。
②勝浦市においては市内の老人福祉施設及び老人保健施設の数が多く、また新しい施設の運用も始まること。
などが上げられると思います。
そうした状況を受け、また3年ごとの保険料の見直しに伴い、3月議会では介護保険料の改定(基準額で年額44,100円から年額58,000円)が決議されました。
改定に反対の議員がこれについて批判的な内容のチラシを発行しておられたので、ご存知の方も多いかと思います。
しかし、今回保険料改定に賛成した議員にとっても、これはまさに苦渋の決断でありました。
もちろん保険料は安いに越した事はありませんが、給付費が膨らみ続けている以上、値上げをしなければ数億円の財源不足が生じ、市の財政が混乱してしまうからです。
もし仮に値上げをせず、保険料納付者である65歳以上の方にご負担頂かずに市の会計で負担するということになれば、これはつまり税金で負担する事になります。
税金で負担するという事になれば、負担の軽減ではなく負担の分散に過ぎず、却って若者世代の負担は増える事にもなりかねません。
値上げを許さない!というのは聞こえはいいですが、それで解決する事は皆無です。ましてやこれは国の制度であり、市単独でどうこう出来る問題ではありません。
値上げをしないという事であれば、値上げしないための明確な財源確保策が示されなければなりませんが、反対された議員も具体的な財源確保策までは打ち出す事が出来ませんでした。
今後は、介護保険事業費を増やさないための施策、つまりお年寄りにいつまでも元気で、健康で居て頂くための施策が重要となるのだと思います。
元気なお年寄りが増えれば、そのぶん自然と介護保険事業費も少なくなり、保険税負担も少なくなるからです。そしてそのためには、高齢者福祉計画の重要性も増すことになります。
この点、ここ勝浦市には、スポーツ系の専門大学である国際武道大学や、海洋療法の先駆者であるテルムマラン・パシフィークなど、市民の健康づくり、健康増進に有用となる施設が多く存在しています。
すでに国際武道大学においては運動習慣の定着を目指した「健康ハツラツ教室」が開催され、老人福祉計画の中の集団健康教育として組み込まれています。
この恵まれた環境を活かし、こうした取り組みを加速させ、市民の健康教育の機会を増やして行く事が、今は何よりも大切だと感じます。
実際に、市民の健康増進への取り組みによって医療費の削減を実現している市町村の事例もあります。
保険料の増額は由々しき問題ですが、勝浦市においても、決して悲観論に陥る事なく前向きに対策を考えて行きたいと思います!
過去記事:勝浦を海洋療法のメッカに!
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/50d7a78106ea9290f59832bc39fdf2cd
追伸:制度の概略
【介護保険制度】
高齢者の介護を社会全体で支える仕組みとして、2000年4月から始まった。
要介護・要支援認定を受けた人がサービスに対して保険給付を受けることができ、利用者は原則、費用の1割を負担する。
被保険者は40~64歳の医療保険加入者と、65歳以上。65歳以上の保険料は市町村が決め、3年ごとに見直される。
40~64歳の保険料は加入する医療保険によって異なる。
【介護給付費】
介護保険法で定められた介護サービスの利用に対し、公費と保険料で支払われる費用。
原則的に公費で50%(国25%、都道府県と市町村各12・5%)、保険料で50%を担う。利用者の1割の自己負担は含まない。
追伸2:
去る19日、千葉市幸町公園で開催された「第21回いま市」にて、勝浦をアピールすべく勝浦産の海の幸山の幸を持って出店してまいりました。
なぜか子供たちに大人気となり、一緒に「いらっしゃいませ!」と声をかけてくれたり、仲間を集めて遊びに来てくれたりと、おかげで大盛況となりました。
試食のイワシのごま漬け(イワシを酢でしめた大人な味)を美味しい美味しいといってもりもり食べてくれたのは何だかとても嬉しかったです。
梅雨らしいはっきりしない天候が続きますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。
さて、今日は会派新創かつうらの勉強会でした。
今回のテーマは、介護保険について。
勝浦市第6期高齢者福祉計画、及び第5期介護保険事業計画について、講師をお招きし綿密な勉強を行いました。
勝浦市においては少子高齢化が進んでおり、介護保険事業、高齢者福祉計画をしっかりと把握し理解する事は議員にとっても必須です。
特に介護保険事業については、介護保険料の改定による保険料の値上がりが全国的に問題視されており、勝浦市においても3月議会においてこの問題が取り上げられました。
介護保険料の値上がりには数々の理由が在りますが、主なものとしては
①高齢化により介護サービスを利用する要介護・要支援者の数が増え、サービスに支払われる給付費が膨らみ続けていること。
②勝浦市においては市内の老人福祉施設及び老人保健施設の数が多く、また新しい施設の運用も始まること。
などが上げられると思います。
そうした状況を受け、また3年ごとの保険料の見直しに伴い、3月議会では介護保険料の改定(基準額で年額44,100円から年額58,000円)が決議されました。
改定に反対の議員がこれについて批判的な内容のチラシを発行しておられたので、ご存知の方も多いかと思います。
しかし、今回保険料改定に賛成した議員にとっても、これはまさに苦渋の決断でありました。
もちろん保険料は安いに越した事はありませんが、給付費が膨らみ続けている以上、値上げをしなければ数億円の財源不足が生じ、市の財政が混乱してしまうからです。
もし仮に値上げをせず、保険料納付者である65歳以上の方にご負担頂かずに市の会計で負担するということになれば、これはつまり税金で負担する事になります。
税金で負担するという事になれば、負担の軽減ではなく負担の分散に過ぎず、却って若者世代の負担は増える事にもなりかねません。
値上げを許さない!というのは聞こえはいいですが、それで解決する事は皆無です。ましてやこれは国の制度であり、市単独でどうこう出来る問題ではありません。
値上げをしないという事であれば、値上げしないための明確な財源確保策が示されなければなりませんが、反対された議員も具体的な財源確保策までは打ち出す事が出来ませんでした。
今後は、介護保険事業費を増やさないための施策、つまりお年寄りにいつまでも元気で、健康で居て頂くための施策が重要となるのだと思います。
元気なお年寄りが増えれば、そのぶん自然と介護保険事業費も少なくなり、保険税負担も少なくなるからです。そしてそのためには、高齢者福祉計画の重要性も増すことになります。
この点、ここ勝浦市には、スポーツ系の専門大学である国際武道大学や、海洋療法の先駆者であるテルムマラン・パシフィークなど、市民の健康づくり、健康増進に有用となる施設が多く存在しています。
すでに国際武道大学においては運動習慣の定着を目指した「健康ハツラツ教室」が開催され、老人福祉計画の中の集団健康教育として組み込まれています。
この恵まれた環境を活かし、こうした取り組みを加速させ、市民の健康教育の機会を増やして行く事が、今は何よりも大切だと感じます。
実際に、市民の健康増進への取り組みによって医療費の削減を実現している市町村の事例もあります。
保険料の増額は由々しき問題ですが、勝浦市においても、決して悲観論に陥る事なく前向きに対策を考えて行きたいと思います!
過去記事:勝浦を海洋療法のメッカに!
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/50d7a78106ea9290f59832bc39fdf2cd
追伸:制度の概略
【介護保険制度】
高齢者の介護を社会全体で支える仕組みとして、2000年4月から始まった。
要介護・要支援認定を受けた人がサービスに対して保険給付を受けることができ、利用者は原則、費用の1割を負担する。
被保険者は40~64歳の医療保険加入者と、65歳以上。65歳以上の保険料は市町村が決め、3年ごとに見直される。
40~64歳の保険料は加入する医療保険によって異なる。
【介護給付費】
介護保険法で定められた介護サービスの利用に対し、公費と保険料で支払われる費用。
原則的に公費で50%(国25%、都道府県と市町村各12・5%)、保険料で50%を担う。利用者の1割の自己負担は含まない。
追伸2:
去る19日、千葉市幸町公園で開催された「第21回いま市」にて、勝浦をアピールすべく勝浦産の海の幸山の幸を持って出店してまいりました。
なぜか子供たちに大人気となり、一緒に「いらっしゃいませ!」と声をかけてくれたり、仲間を集めて遊びに来てくれたりと、おかげで大盛況となりました。
試食のイワシのごま漬け(イワシを酢でしめた大人な味)を美味しい美味しいといってもりもり食べてくれたのは何だかとても嬉しかったです。