県教育委員会「県立学校改革推進プラン及び第一次実施プログラム説明会」に参加してきました

2011年12月15日 23時02分36秒 | 教育に関する記事
岬ふれあい会館で行われた、県教育委員会による「県立学校改革推進プラン及び第一次実施プログラム説明会」に参加してきました。

ここでは勝浦若潮、大原、岬高校3校の大原高校への統合案についての説明と、質疑応答が行われましたが・・・

はっきりいって、県教育委員会の説明は酷いものでした。
質疑に対する応答も、まったく応えになっていません。

まず統合ありきの説明で、こちらが何を訴えようが聞く耳持たず。

また、統合後の新高校における「海洋科学系列」の廃止について、多くの方が廃止の妥当性を問い、海洋科学系列存続の必要性を訴えているのにもかかわらず、
県教育委員会の説明は、
「大原が新高校となるので設備が維持出来ない」
「大原から水産関連施設のある勝浦まで遠すぎる」
「残そうとしたがハード面から無理」
と、訳の分からない、結論ありきの答弁に終始。

これには私もついカチンと来てしまいました。
せっかく質問の機会を頂いたにもかかわらず、県教育委員会の答弁を聞いていて、頭に来てしまった為にうまく喋れず。
とにかく、私からは、県教委の説明が全く説明になっていない事、漁業は夷隅郡市の基幹産業の一つであり、この地域から水産関連の学科をなくす事は考えられない事、
勝浦若潮高校の水産高校としての歴史とノウハウを活かし日本全国から生徒を集めることで存続させるべきである事、以上3つの意見を述べさせて頂きました。
しかし、こんなに頭に来たのは数十年ぶりです。
服にラーメンこぼされようが、定食に虫が入っていようが、罵倒されようが裏切られようが、滅多に怒る事の無い自分ですが、
県教委の、のらりくらりとした答弁を目の前にして、今日は怒りを抑えられませんでした。
興奮して限りある質疑応答の時間を有効に使えず、申し訳ありませんでした。

勝浦若潮高校は、1901年の創設以来110年もの歴史を誇る水産系高校です。
また、この地域は千葉県における漁業、水産加工業の中心地とも言える地域であり、この地域から水産系の学科を有する高校をなくすという事は、この地域全体の産業の衰退にも繋がります。
この地域から海洋科学系列をなくすには、それなりの大義名分が必要ですが、
無くす理由が「水産関係の設備が大原高校に無いから」というのでは、理由として余りにもお粗末過ぎます。言い訳にもなっていません。

とにかく、地域から高校を無くすという大事であるにもかかわらず、圧倒的に説明不足です。
県教育委員会はもういちどしっかり関係者の話を聞くべきだと思います。

過去記事:勝浦若潮高校の統合問題について
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/f836a7866d2e9183fd2c3c8acbfd4c88


追伸:
今日は航空自衛隊における次期主力戦闘機(F-X)についてのお話を書こうと思っていましたが、腹が立ち過ぎて思考がまとまらないので明日にします。
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各委員会における審査が終了しました

2011年12月15日 00時21分23秒 | 議会報告
皆さん今晩は。

議会では今週月曜日から各委員会審査が行われました。
内容の詳細については今後の市政報告会や議会報、会派会報等で説明致しますが、
こちらでも簡単に報告してみます。

月曜日は総務常任委員会。
私は委員ではありませんので傍聴での参加となります。
総務常任委員会では、勝浦市暴力団排除条例を含む4つの条例の制定についてと、平成23年度一般会計補正予算についての審議が行われました。
一般会計補正予算には、新しい文化会館の設計についての予算や、旧市民会館跡地利用に関する予算等が盛り込まれているため、議論が白熱し、非常に中身の濃い委員会となりました。
委員会開催に当たっては、文化会館建設予定地(現野球場)と、市民会館跡地の現地視察も行いました。

総務常任委員会による、市民会館跡地視察の様子


火曜日は午前中に教育民生常任委員会が開かれ、
平成23年度勝浦市国民健康保険特別会計補正予算
平成23年度勝浦市後期高齢者医療特別会計補正予算
平成23年度勝浦市介護保険特別会計補正予算
についての審議と、教育に関する2つの請願についての審査を行いました。

また午後からは建設経済常任委員会が開かれ、
平成23年度勝浦市水道事業会計補正予算についての審議と、土地をめぐる訴訟上の和解についての審議が行われました。

委員会における審議は、本会議と違い、各委員(議員)と市役所関係執行部との距離が近いため、ざっくばらんに、より綿密なやりとりがなされるように思います。

委員会も本会議と同じく一般の傍聴が可能です。
我々の生活に直結した議案が審議されていますし、「なるほど、こういうやりとりの中で市政が実際に運営されていくんだな」という事が解ります。
とくに、議員と執行部とのやり取りは、非常に興味深く見学して頂けると思います。
私も一度千代田区議会の決算審査特別委員会を傍聴した事がありますが、そこでは多くの市民の皆さんが傍聴し議員の意見に耳を傾けていました。
有権者として素晴らしい姿勢だと思います。
皆さんも是非、積極的に議会傍聴に参加して頂きたいと思います。

また、今日はNPO法人すんべやぁ勝浦主催による 「勝浦への移住・定住を考える集い」が市役所にて開催されました。
この集いでは、お隣いすみ市で活動している、「NPO法人いすみライフスタイル研究所」理事長である君塚正芳氏を招いての講演・質疑応答が行われました。

いすみライフスタイル研究所基調講演の様子


NPO法人いすみライフスタイル研究所では、定住促進事業や、映像制作等の多面的な取り組みを行っています。

NPO法人いすみライフスタイル研究所ホームページ
http://www.isumi-style.com/about/index.html

私が感じたのは、理事長はじめメンバーの方がとにかく若く自由で情熱的であり、
そして、多くの女性が活躍されておられる、という事です。

勝浦市にはまだまだ閉鎖的で保守的な風潮が色濃く残っており、なかなか若者や女性が活躍し難い環境となっています。

ところがいすみ市では、若者や女性、Iターン組やUターン組の方々が、自由闊達に活き活きと活動しておられる。
これは本当に素晴らしいことだと思いました。
メンバーの皆さんとお話ししていても、とにかく皆さん前向きで明るい!
勝浦における話し合いの場では、
「勝浦はもう駄目だ・・・」
「人口は減るばかりだ・・・」
「経済も街もどうしようもない・・・」
と言った具合に、意見がとかく悲観論に陥りがちなのに対し、こちらはとにかく楽観的で明るいご意見が多く、まさに好対照。
若者と女性が多いということが、こうした雰囲気づくりに重要な役割を果たしているんだと思います。

勝浦市も負けていられません。もっともっと風通しを良くし、広く意見を募り、自由に情報が流通する様に努め、明るく開放的で自由なまちづくりを進めていかねば。

とにかくとても勉強になりました。
いすみライフスタイル研究所の皆さん、本当に有り難うございました!
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