千葉県学校保健学会に参加しました(中高生の性教育について)

2011年12月11日 22時19分51秒 | 教育に関する記事
皆さん今晩は。
忘年会が重なり、胃が疲労気味の今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、昨日10日土曜日は、市内各地で様々なイベントがありました。
海中公園での勝浦タンタンメン船団のイベントや、勝浦アンサンブル同好会による「1万人チャリティーコンサート」など、イベントが目白押し・・・

そんな中、私はというと、地元の学校教諭の方からお誘いを受け、国際武道大学で行われた「第15回千葉県学校保健学会」に参加していました。
これは、千葉県内の学校教諭が集い、学童の健康と体力を考える学会です。
子ども達の健康と体力についての専門家の講演や、ポスター発表、市民公開講座、シンポジウム等が開催され、とても充実した学会でした。

特に、各学校の取り組みをポスター掲示によって説明する「ポスター発表」は、各学校が取り組んでいるプログラムを担当者から直に聞く事が出来、とても興味深いものでした。

千葉県学校保健学会ポスター発表の様子


なかでも、県立船橋東高等学校による「中・高校生におけるHPV・子宮頸癌感染予防教育の指導案」と題した掲示は、素晴らしかったです。
学生の性交渉経験者数の増加とともに、近年増加拡大している様々な性感染症感染。
とくに、HPVウィルス感染による子宮頸癌の発症が、若者の間で大きな問題となっています。
この高校では、より有効な性教育の在り方も含め、問題をどう学生に伝え、危機意識をもたせ、指導するか。
実践的な指導案を作成、実践しておられました。

現在、中学生全体で約10~20%、高校生全体で約30~40%の学生が性交渉経験済みという統計もあります。

中高大学生の性交渉経験率推移(2005年)


情報化が進んだ現代社会のなかにあり、学生に「不潔だからセックスするな」というのは、どだい無理な話です。
現実をしっかりと見つめ認めた上で、生徒にたいして綿密な性教育、そして性感染症の実態を指導していくという船橋東高校の指導方針は、素晴らしいと思います。
臭いモノには蓋、という考え方では、結局なにも解決しませんからね。とても勉強になりました。

土曜夜からは勝浦いすみ青年会議所の2011年度臨時総会・例会に参加。
今年青年会議所を卒業されるメンバーの送別式も兼ねていたのですが、「卒業記念ビデオ」の作成担当となっていたので大変でした。
でも、卒業生に喜んで頂けたので本当に良かったです。
また、来年度の青少年育成委員会副委員長の任を頂きましたので、こちらでも頑張っていこうと思います。

今日11日日曜日は、地元の漁船の方からの相談を受け、話し合いを行いました。
近年、地元小型漁船と大型・中型の巻き網漁船とのトラブルが大きな問題となっています。
地元漁船が漁場を守り水産資源の保護に取り組んでいるのに対し、巻き網漁船はそれこそ「根こそぎ」魚を捕ってしまい、水産資源の減少といった問題を起こしているからです。
巻き網漁船も操業の権利を持っています。
しかし、合法とは言え、地元漁師の皆さんが守って来た磯根や漁業資源を無分別に荒らしていいという事にはならないはずです。
難しい問題ですが、なんとかこの問題が解決出来るよう、私も全力でお手伝いしようと思います。

明日から2日間は議会にて各委員会審査が行われます。
明日は総務常任委員会。新しい文化会館について等の重要な案件の審議が行われる予定ですので、委員ではありませんが私も傍聴に行く予定です。
コメント
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