今日もも朝早くから窓際で雀たちが鳴き騒ぐ。
1年くらい前だろうか、無人の精米所で精米をやろうとしたら多量の米がそこらじゅうに
散乱していた。直前に使った人が精米したものをホッパーから袋に落し抜くときに袋が
ずれていたためこぼれたのであろう。
その量が外に掃き出すにはあまりに多過ぎたので、掃き集めて持ちかえり自宅の庭に集まる
雀に少しづつ蒔き与えた。
すると雀が味をしめ、最近では姿を見るややってきて催促するようになった。窓際でホバリング
して家の中を覗き込むものもいる。来たのをアピールしているようにも見える。
だがそこは野生動物。間近で見ると可愛いものだがなかなか近寄ってはくれない。
かれらにとっての”安全距離”があり、それ以上は近寄らない。
最近ようやく足元まで近づくようになった。でもこれが限界のよう。
雀は人間を警戒しながらも人里近くで生き延びてきたといわれる。
人里ちかくにいれば食料の穀物はあり、またカラスや蛇などの天敵が近寄らないので
安全である。
でも最近は雀の数が少なくなったともいわれる。
農業の機械化が進み、農家が稲を掛け干しするような風景は見られなくなったし、ましてや
籾(もみ)を庭に広げて干すというようなことは全くしなくなった。
おまけに巣作りに便利な瓦屋根の家が少なく、あっても瓦の間に隙間がないので巣がつくれ
なくなっている。
過疎化によって人里さえも少なくなっており、雀にとってもすみづらい世になっているのでは
ないだろうか。
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