故郷に住む姉が、実家の庭先で実った梅を箱詰めで送ってくれた。
(比較のためマッチの軸を入れている)
早速、箱をあけると部屋中に熟しかけた芳醇な梅の香りが広がった。
家人はまず早速梅酒作りへに勤しむ。そして近所の親しい人に少々
おすそ分けして残りは梅干にするという。
いずれも直径が4cmもある大玉揃いである。
姉に早速お礼のメールに「立派な梅だね」と出しところ、
「記憶にないかもしれないが子供の頃、姉弟の三人で天道生え
(地元ではテントウバエという)の梅と杉を山から採ってきて
植えたもの」との返事が返ってきた。
多分9,10歳頃の出来事なのだろうが全く記憶にない。
子供の頃の記憶というのは、双方のどちらか片方だけに残ることは
多いがこれもその一つ。
その返信メールを見て子供の頃の別の記憶が蘇ってきた。
母の日に姉弟で山の畑の土手に生えているお茶の葉を摘んで
きたことがあった。プレゼントというよりは手伝いのような
ものだが、今思うに後のお茶作りの作業の方が母は大変だった
だろうと思う。それでも母は嬉しそうにしていた。
今は何でも店頭に並ぶが、子供頃、田舎では味噌はもちろん
お茶までもときどきだが手作りしていた。筍の塩漬け、干し柿、
渋柿の渋抜きetc.
亡き母は何事にも器用でそして働き者だった。
子供の頃よく喧嘩した姉も今は優しく、歳を追うごとにだんだんと
面立ちや仕草が母に似て来た。
故郷からの梅の実が、甘酸っぱい香りと共に郷愁を運んできた。
(比較のためマッチの軸を入れている)
早速、箱をあけると部屋中に熟しかけた芳醇な梅の香りが広がった。
家人はまず早速梅酒作りへに勤しむ。そして近所の親しい人に少々
おすそ分けして残りは梅干にするという。
いずれも直径が4cmもある大玉揃いである。
姉に早速お礼のメールに「立派な梅だね」と出しところ、
「記憶にないかもしれないが子供の頃、姉弟の三人で天道生え
(地元ではテントウバエという)の梅と杉を山から採ってきて
植えたもの」との返事が返ってきた。
多分9,10歳頃の出来事なのだろうが全く記憶にない。
子供の頃の記憶というのは、双方のどちらか片方だけに残ることは
多いがこれもその一つ。
その返信メールを見て子供の頃の別の記憶が蘇ってきた。
母の日に姉弟で山の畑の土手に生えているお茶の葉を摘んで
きたことがあった。プレゼントというよりは手伝いのような
ものだが、今思うに後のお茶作りの作業の方が母は大変だった
だろうと思う。それでも母は嬉しそうにしていた。
今は何でも店頭に並ぶが、子供頃、田舎では味噌はもちろん
お茶までもときどきだが手作りしていた。筍の塩漬け、干し柿、
渋柿の渋抜きetc.
亡き母は何事にも器用でそして働き者だった。
子供の頃よく喧嘩した姉も今は優しく、歳を追うごとにだんだんと
面立ちや仕草が母に似て来た。
故郷からの梅の実が、甘酸っぱい香りと共に郷愁を運んできた。
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