忙中閑話

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長嶋茂雄 国民栄誉賞授与 断固反対! (2)

2013-04-03 | 電子工作
長嶋の国民栄誉賞授与のニュースを聞いて異論を書いたところ、長嶋ファンと思しき方から丁重でかつ紳士的な反論のコメントをいただいた。何分晩酌でほろ酔いの上機嫌なところを一気に酔いを覚ますニュースだったので、熱烈な長嶋ファンの存在を全く気にも留めず書いてしまった。

コメントいわく、長嶋は偉大な選手だった、広岡は嫌ってもいなくて逆に褒め称えていた、それほど長嶋が嫌いなら見なければいいと。


 実は長嶋の現役時代を知っていると書いたものの、実際に球場に足を運んだことはない。また地方の片田舎でも野球中継はあったはずなのだがパ・リーグのチームのファンだったこともあり、これもあまり見ていない。だから、実際に見てきた人に「偉大なプレイヤーだった」と言われれば全く反論のしようがない。


 ただあまり見なかったと言っても全盛期の王選手の凄さは強烈に記憶に残っている。年間50本を超えるホームランを打った時は当時後楽園球場が狭かったこともあるがどこに投げてもホームランというほど隙がなかった。これに対して長嶋は全盛期を過ぎていたこともあってONアベックホームラン以外はあまり印象に残っていない。


 また「広岡が実は嫌っていた」というのも実際に聞いた訳ではない。週刊誌か何かで誰かが広岡から聞いた人の伝聞として書いていたか喋っているのを見聞きしただけのことである。しかし指摘のように逆に褒め称えていたというのもまともに受け取っていいものかどうか。西武の監督時代に選手に菜食を厳命したり、ロッテだったかGM時代に自ら招聘したバレンタイン監督を更迭したりとかなり辛口の人物ではあったが、そんな広岡でもフリーの立場でまた公の場で大勢の長嶋ファンを敵に回すような発言をするはずがない。


 伝聞の伝聞ではあるが、まだマネージャーとしてバリバリの頃ならかなり厳しい人だったので親しい人に本音を喋ったとしても決しておかしくはない。
(実際よくよく思い返してみると「自分(広岡:ショート)の守備範囲なのでサードが取らなくてもいいゴロまで手を出して自分の守備が撹乱された」というような趣旨だった気もする。が、これも決して褒め言葉ではない。悪く言えばただの目立ちたがり屋。)


 確かに重要な場面で華々しい記録を残しているので名選手なのだろう。そして自分自身決して長嶋本人が嫌いなわけではない。国民栄誉賞も断固反対とは書いたが国民栄誉賞は表彰状だけ、好きなだけ授与すればいい。

本当に嫌なのは、長嶋を「伝説の名選手」などといって偶像化し祭り上げて躍らせるマスコミ、それに浮かれ踊らされるファン、そしてそれを利用する政治家たち。それと何が何でもジャイアンツという巨人偏重。巨人の永世名誉監督か何か知らないが、長嶋のコメントはどうだこうだの、キャンプ訪問をしたといってはニュースで流す必要はまるでない。

 
 見なければいい、確かにそうだ。しかしチャンネルを変えても又そこでもやってる。なんとNHKのニュースまでもが。そうなるともうTVを消すしかない。そして始末が悪いのは、TVを消してもしばらくは余韻が残ること。