庭の松の木の上に網を張った我が家の小さなハンター、コガネグモ。
灼熱の太陽が照り付けても、コトリともせず不動のままじっと網の
中心でひたすら獲物が掛かるのを待っていた。
今日ついに大物、クマゼミをゲット。獲物があまり大きいとクモの方が
恐れて逃げてしまうことがあるらしい。この場合も逃げはしないがそれに
近いようだ。普通、獲物はクモの糸でぐるぐる巻きにされて外からは殆ど
中が見えないようになるが、今回はクマゼミの透明な羽根もしっかり見え、
寄ったり離れたりしている。
或いはこのところ獲物があまり捕れなかったので、糸の原料が作れなかった
のかも……。
クマゼミにとっては6,7年もの間地中で過ごした末にやっと地上に出て
これから1週間ほどで相手を見つけ慌しく一生を終えるはずだったのだが
思わぬハプニング。そう思うと哀れではあるが、これも自然の摂理。
それにしても、見えないところに身を隠すなどすれば捕食率はアップする
はずなのに、網の中央で堂々としている。それどころか脚元のネットには
コガネグモ特有の稲妻型のジグザグ模様が入り、まるで網の存在を誇示して
いるようにも見える。
DNAに組み込まれた習性の不思議さを感心せずにはいられない。
灼熱の太陽が照り付けても、コトリともせず不動のままじっと網の
中心でひたすら獲物が掛かるのを待っていた。
今日ついに大物、クマゼミをゲット。獲物があまり大きいとクモの方が
恐れて逃げてしまうことがあるらしい。この場合も逃げはしないがそれに
近いようだ。普通、獲物はクモの糸でぐるぐる巻きにされて外からは殆ど
中が見えないようになるが、今回はクマゼミの透明な羽根もしっかり見え、
寄ったり離れたりしている。
或いはこのところ獲物があまり捕れなかったので、糸の原料が作れなかった
のかも……。
クマゼミにとっては6,7年もの間地中で過ごした末にやっと地上に出て
これから1週間ほどで相手を見つけ慌しく一生を終えるはずだったのだが
思わぬハプニング。そう思うと哀れではあるが、これも自然の摂理。
それにしても、見えないところに身を隠すなどすれば捕食率はアップする
はずなのに、網の中央で堂々としている。それどころか脚元のネットには
コガネグモ特有の稲妻型のジグザグ模様が入り、まるで網の存在を誇示して
いるようにも見える。
DNAに組み込まれた習性の不思議さを感心せずにはいられない。