体脂肪マン的個人日記

モニターに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくるBlogです。 

i ラブ ラグビーワールド

2007-12-08 10:41:36 | Rugby
昨日、東京に出張した際にこの本を読んだ。



この本、はっきり言って超初心者向け。
狂会本を読んでいる人は読む必要すら感じられない。
小難しい用語も極力使わないように書かれているし、使われていても丁寧な解説が欄外に書かれている。

「はじめに」の所に、次のように書かれている。

『「ラグビー=ル-ルが難しい」が常に頭の中にあり、ラグビーの魅力を知る前にルールを理解しようと頑張ってしまったため、楽しむことができなかった。

(途中略)

「ルールはもういい!」と開き直ってスタジアムへ足を運び、何も考えずにただボールを追ったり、目の前で繰り広げられている激しい肉弾戦を見ていたら、「ラグビーって面白いかも!!」となったのです。




また、本文中、神戸製鋼の平尾が自身の考えるラグビーの楽しみ方として、次のように書かれている。

『ラグビーはルールが難しいから、まずルールを覚え得なければと思っている人が多いようですが、僕はそれはちょっと違うと思っています。

(途中略)

最初はルールがどうのこうのというより、ゲームをバサッと見てください。
あの選手は足が速そうだからボールを持ったらトライしそうだとか、あの選手はタックルが強烈だから相手選手がかわいそうだとか、そんな程度で良いんです。
バサッと観ればすぐにどこが面白いスポーツか、わかってもらえると思います。
ルールなんて、それからで良いんです。』



上記の内容に激しく同意。
これは自分の経験に基づく。
私が、ラグビーを面白いと思ったのもルールがわかったからでは無く、単純に人間と人間のぶつかり合いと、パスを繋いでトライを取るライン攻撃に見せられたから。
理屈抜きに面白いと思ったからである。

これは何もラグビーだけでなく、野球なんかでもそう。

ルールの話をしだしたら、野球のルールブックの方が分厚いはず。
1塁側に引かれている3フィートラインの意味を皆が知っているわけではないでしょ?
だけど野球を見る人はそんなこと関係無しに見ているでしょ?

人間が投げた球を100m以上も打ち返してホームランにする。
三遊間を抜けそうな当たりをショートが飛びついて取り、素早く立ち上がり1塁に投げて打者をアウトにする。
そんな凄く格好いいプレーにあこがれて、原っぱで近所の子供たちとボールを追いかけた。
面白いと思ったのは、理屈じゃないんです。
「頭脳」に訴えかけられたからじゃなく、「本能」に訴えかけられたから。


今のラグビー界、ラグビーの魅力を伝える記事より不祥事の方が紙面を飾る面積が多い気がして残念です。

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