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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

ゲバラとケネディ

2014年12月19日 | 【エッセイ・コラム】

歴史的なニュースがアメリカとキューバの指導者から同時に発せられました。半世紀にわたったアメリカとキューバの国交断絶から、いよいよ和平交渉に向かうことに。

僕が、キューバの存在を強く意識したのは、J・F・ケネディとチェ・ゲバラの存在が大きいです。ケネディからは、米ソによる第3次世界大戦勃発の恐れがあったキューバ危機を。ゲバラからキューバ革命に身を投じたアルゼンチン人でカストロの相棒として。それまでアメリカの文化一辺倒の中で、キューバ産の葉巻、キューバリブレやモヒートなどのカクテル、映画ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで知ったキューバ音楽など。アメリカとは違う新しい文化を知ることが出来ました。

僕が思うに社会主義国家でありながら、その風土や国民性などから開放的なイメージを強く持っています。今回の和平交渉の立役者はローマ法王であったことも、宗教観を同じくする両国が手を携えることで、新しい潮流が生まれるような気がしてます。

愛にあふれたケネディとゲバラ。きっと天国で二つの国の今後の和平を見守っていると思います。


衆議院選挙と斎藤隆夫の挑戦

2014年12月15日 | 【エッセイ・コラム】

今回の衆議院選挙。アベノミクス選挙と銘打った与党の圧勝となりました。政治評論家の見解を聞くと今回の選挙はアベノミクスと反アベノミクスだけに焦点が当たり、対案を出せない野党に風が吹かずに終わり、結果選挙に行っても同じと言う空気により低投票率につながったと言われています。

安倍首相は、選挙後に憲法改正を口にしたことでも、他の政策は封印し経済再生だけに絞って選挙戦を戦ったことでも、小泉郵政選挙の時のように結果的にはワンフレーズ選挙で勝ち取ったと言えるのではと思います。また、野党にかつての大物政治家にも陰りが出てインパクトが薄いようにも感じました。

NHKのBSプレミアムに「英雄たちの選択」と言う番組があります。各分野のスペシャリストが歴史上の人物のくだした決断を検証していく内容です。選挙戦の中で戦前、戦中、戦後の時代に軍部と真正面から闘った斎藤隆夫と言う政治家を取り上げていました。

2・26事件以後、軍部の政治介入が強くなる中で、ただ一人軍部に対して粛清演説を行い、太平洋戦争開戦の前年、怒号が飛び交う中で軍部に対抗する演説を行った人物です。結果、斎藤は国会議員を除名となるのですが、終戦後は吉田、片山政権で国務大臣を務め生涯を政治に捧げた人物です。

斎藤隆夫と言う政治家の生き様を知り、今の政治家に彼のような覚悟があるかは疑問ですが、庶民と共に生き続けた政治家がいたことに感動を覚えました。与党であれ野党であれ、国民のための政治を真剣に考え行動する政治家の誕生を切に願っています。


2014・今年の漢字は「税」 

2014年12月13日 | 【エッセイ・コラム】

京都清水寺で発表される恒例の今年の漢字。2014年に選ばれたのは「税」でした。

清水寺の森清範貫主も今回の「税」と言う感じが選ばれたことに驚かれていましたが、やはり消費税アップの影響が如実に表れて、生活に影響しているのかなと思います。僕自身も、年頭に税率アップにともなう価格表示の変更作業に追われた日々が思い出されてきました。

明日に迫った衆議院議員総選挙も、消費税アップを据え置いてことで再度アベノミクスの是非を問うものとなり、賛否がある軽減税率や税率アップによる影響など今後も税にに対する意識が高まるように思います。

明日は選挙。それぞれに政治に対する考え方は違っても、棄権だけはさけて国民の意思を政治に反映して国民のための政治の一票を投じたいものです。


新語流行語大賞2014

2014年12月04日 | 【エッセイ・コラム】

新語流行語大賞2014の発表が先日ありました。

大賞は「ダメよ~だめだめ」「集団的自衛権」でした。毎年の芸人のギャグフレーズが大賞に上がるのである意味出来レース的なところがありますが、今回の日本エレキテル連合の「ダメよ~だめだめ」は彼女たちの存在感自体がインパクトがあり、この言葉を増幅させていったように思います。

一方、政治の分野からの受賞となった「集団的自衛権」はマスコミを含め反対派の強い見えない後押しによるところが大賞につながったのではないかと思います。受賞者辞退(誰が受賞者なのか)になったのも、そんな感じが辞退理由のように勘ぐってしまいます。

他のトップテンの言葉も、ありのままで、カープ女子、壁ドン、危険ドラッグ、ごきげんよう、マタハラ、妖怪ウォッチ、レジェンドと多彩で、それぞれに強いインパクトを与えた言葉で、これも少なからず経済が上向きになった世相(庶民の僕には実感がないですが)を反映してるのかなと勝手に思っていますが、その審判も師走の総選挙の結果で締めくくられそうな感じがしてます。


ご当地ナンバーあれこれ

2014年11月17日 | 【エッセイ・コラム】

ご当地ナンバーが新たに10地域が新たに導入されました。

僕の住んでいる愛知県では、岡崎、豊田、一宮についで今回春日井が新たに導入されました。

今回新しく導入された地域を見ると、前回と比べて、世界遺産に関連してか岩手県で平泉。鹿児島の奄美。東京では、杉並と世田谷の区があったり、大宮、春日部からの分離独立を果たした川口、越谷など実にバラエティー豊かなラインナップのように感じます。

ナンバープレートの変更には、2000円程度の費用がかかるそうですが、加えてETCのシステム変更に3000円程度かかるそうで、果たして現在所有の車にプレート変更する人がどれだけ出るか想像がつきませんが、今後もご当地ナンバーが着実に増えていくのは間違いないかかなと思ってます。


大内順子さんとファッション通信

2014年11月14日 | 【エッセイ・コラム】

先日の8日、ファッション評論家の大内順子さんが亡くなられました。

大内さんと言えばボブカットに大きめのサングラスがトレードマーク。若いころは、なんでいつもサングラスをしてるのか不思議に思っていたのですが、それは事故によるものだとか。そんな過去を忘れさせるような雰囲気を醸し出していました。

大内さんといえばテレビ番組のファッション通信でのパリコレの紹介。彼女から数々のブランドが発信され、そのブランドコンセプトを端的なメッセージで届けてくれてました。いわば彼女なしでは世界のファッションは語ることはできないとほどの印象を強く持ちました。

事実その功績は、世界のファッションコンクールの審査員を歴任し、フランスの芸術文化勲章を受章されいることでも明らかです。

大内さんのような、気品があり、軽やかな口調でファッションを紹介できる人は現れないと思います。

 


僕のプチ健康食品

2014年10月26日 | 【エッセイ・コラム】

最近、緩んだお腹を引っ込めようとワンダーコアを購入して食後の腹筋を始めましたが徐々に効果が出てきてるようです。

10数年前まで心筋梗塞を患い、ヘビーな喫煙、飲酒とワイルドな生活を送っていた僕が健康生活に目覚め、食生活に多少気を遣うようになりましたが、甘党&辛党、さらにラーメンやトンカツなど大好きな僕にとっては、誘惑には勝てないわけで、我慢しないで健康でいるために普段はプチ健康食品を食べています。

僕のプチ健康食品のオススメは、食パン無添加のシキシマ超熟。マーガリンは小岩井のヘルシータイプといった具合です。普段使う油はオリーブオイルとゴマ油。好きなアイスは、乳脂肪の多いアイスクリームか氷菓子で森永のエスキモー商品が良いです。また、コーヒー好きの僕がすすめる缶コーヒーは、無香料がオススメです。あの香料はまさに似せた味を作り出すわけで、無い方が体にはいいです。最近はコンビニの100円コーヒー(特にホット、アイスともセブンイレブンが好き)を飲むので缶コーヒーを飲むことが減りました。

こんな生活を送っていると、ついつい商品の裏にある食品表示が気になってしまい、買い物の時には裏を見てしまうクセが出来てしまいました。

ともあれ人間の習性か毒のある物には、つい手が伸びてしまうもの。ゆるい健康生活が心と体の健康には良いと思うのですが。みなさんは、どうでしょうね。

 


歴史的文化財保存の私的考察

2014年10月24日 | 【エッセイ・コラム】

先日、納屋橋の堀川沿いに建つ鳥久の閉店後の跡地マンション建設に、河村名古屋市長が待ったをかけたニュースがありました。

鳥久の建物は、かつては得月楼と言う料亭で明治初めに建てられたもので歴史的には由緒ある建物です。市長はそこを何とか保存したいと待ったをかけているそうですが、私有地でもあり現状では、市長の意見は通らないようです。

昭和をから平成も25年を過ぎ、明治から昭和の建築に歴史的価値は高まっていますが、個人的には河村市長の方向性には同意できない部分が多々あります。

先ず、鳥久が市の指定文化財国指定の文化財になっていないと言う点です。文化財指定の所有者は、市や国の厳しい保存管理のもとで努力をされている現状をわかっているのか疑問です。まして、現在の所有者からの買い上げて残そうなど愚の骨頂です。

仮に残ったとして納屋橋周辺の堀川の景観に対して、ただ旧い料亭がぽつんと建っている状況になりかねないと思います。町並みに建つ文化財は中身が活用され、周辺の景観となじみ呼吸をしています。この建物の由来を考えると料亭もしくは飲食店として活かされてこそ、この建物の価値はあると思います。現状では、その役目を終えたとしか言えません。ただノスタルジーに浸るだけではなく、今ある景観の中に溶け込むような形の文化財保存を考えるのが大切ではと思います。

街の中にある文化財は、ベストよりベターな選択が良いのでは?河村市長さん。

 


再考チープシック

2014年10月21日 | 【エッセイ・コラム】

ファッションに興味のある人なら一度は耳にしたことがある「チープシック」と言う言葉。ファストファッション全盛の現在ではチープシックは安いものをいかにセンス良く着こなすかみたいな感じでとらわれているようです。一部分はあってはいるのですが、チープシックの本を読んだ人はそれだけではない深いファッションの洞察があることを発見します。

50半ばになって、自身のスタイル。特にカジュアルにおいては「チープシック」が影響を与えていることに改めて気づかされました。それは多分流行を意識しながらも、どこかベーシックなものを選んでいることや着こなしにおいて男性であっても学ぶべき部分が多々あることです。

この本に登場するデザイナーやファッショニスタなどのインタビューを読むとファッションの本質が見えてくるし、ファッションの歴史のなかでの生まれたアイコンがボーダレスで紹介されることで着こなしの自由度が増していることに気が付きます。また、各章に登場するアイティムは、むしろ現在の方が入手しやすく、また、当時は一部の国に限定されたアイティムも今の方が幅広くその数も多いです。また、一昔前なら敬遠されがちな民族衣装やピアス、タトーウなども今なら容易に受け入れられる土壌ができているように感じます。

今一度、皆さんもチープシックの世界に足を踏み入れてみてはどうでしょうか。着こなしの基本と幅が広がると思います。


ノーベル賞2014

2014年10月11日 | 【エッセイ・コラム】

今年のノーベル賞は、たいへん興味深いものでした。

ノーベル物理学賞に、名城大学教授の赤崎勇さんと、名古屋大学大学院教授の天野浩さん、カリフォルニア大学教授の中村修二さんの日本人研究者3人が選ばれたことでLEDに更に注目が集まりそうだ。

また、毎年文学賞の受賞が取りざたされる村上春樹さんが今回も受賞を逃し、ハルキストの皆さんのイベント的楽しみがまた来年も継続されたことは微笑ましくもあります。過去の日本人受賞は大江健三郎さん一人で欧米諸国に圧倒的な受賞者が多いことでも、この部門の受賞は難関かもしれません。

そして、本日ノーベル平和賞にマララさんが最年少の17歳で受賞したことが僕にとっては一番うれしい受賞でした。過激派から銃撃を受け命を落とす事態に及んでも、いまなお海外で女性が教育を受ける権利や人権を訴えた行動は、平和賞の歴史のなかでも輝かしい功績です。

日本では、日本国憲法9条とそれを支持する日本人の受賞に注目が集まっていましたが、理想と現実が真っ二つに対立する世論の中では、受賞はありえないと思っていました。

ダイナマイトの発明により巨万の富を得たノーベルが、戦争兵器に利用されることで死の商人と揶揄され、その遺産を人類の最大たる功績の人に贈ることになったが、その後に平和賞が制定されたことで全ての賞に人類の幸福に貢献する意味が加わったように感じます。

13日には、経済学賞が決定しますが、今回の受賞を観るとノーベル賞の私的な見地からも良い受賞結果だなと思います。


富士山世界遺産登録取り消し問題

2014年07月17日 | 【エッセイ・コラム】

ユネスコ世界遺産の登録は永久ではないことは、あまり知られていません。今回世界遺産に登録された富士山が3年後には登録抹消される可能性が高いことが、アルピニストの野口健氏によって示されています。ユネスコの世界遺産の実態調査は6年ごとに行われます。富士山の3年は特別措置で、野口氏いわく仮免許状態にあるそうです。

 

僕も今回の富士山世界遺産に対して美術に携わる者として喜んでいました。自然遺産としては数々の問題を抱えていた富士山が文化遺産として登録されたことに、日本文化が広く紹介される契機となると感じたからです。

しかしながら、野口氏の警鐘を聞くにつけ、その認識の甘さに反省した一人です。基準に満たさない世界遺産は危機遺産に登録され改善されなければ登録抹消となってしまいます。富士山の場合は様々な条件が提示されていて主に周辺の景観が問題となっています。

景観問題について富士山は極めて曖昧な状況下にあります。先ず、富士山は国立公園のような国の管理下になく私有地が多いことで、静岡と山梨の二つの県にまたがっている富士山は他の世界遺産と違い条例でしばることも難しい点があります。また、世界遺産登録により登山者の激増により環境が劣悪になることも問題となっています。

こう考えていくと、3年後まで改善も付け焼刃的では確実に抹消となるでしょう。世界遺産登録は、観光などの経済効果が期待でき地域の活性化にもつながる利点もあります。しかしながら、取り消しになれば汚点を背負うことになり、日本の象徴的な富士山が世界的にイメージダウンとなるつながる可能性は高いです。野口氏も著作「世界遺産にされて富士山は泣いている」で斬新な解決策を提示しています。僕自身も、日本一の富士山の登録により浮き彫りになった課題を根本的にクリアして、自然と人間の共生のモデルケースとなることが今求めれているのではないかと思います。


僕の愛する優れもの・浄水器きよまろ

2014年06月12日 | 【エッセイ・コラム】

ジャンルを問わず、おススメの愛用品を「僕の愛する優れもの」と題してご紹介していきたいと思います。

今回は、ダイト薬品の浄水器きよまろです。ダイト薬品は、東日本大震災で被災しながら一か月で復活した仙台市の会社です。

長年愛用してきた、無印のカートリッジタイプの浄水器が販売終了となり、以前の商品は、据置式のカートリッジで交換時期は長かったのですが場所をとっていて捨て水や温水時の切り替え間違いの不安などがあり、今回はコンパクトタイプの浄水器を購入する予定でした。

そんな時に偶然、新聞の広告で目にとまったのがこちらの商品「きよまろ」でした。

水道の蛇口に装着するタイプとしては、一番の最安(しかもお試し価格で1,980円)で、コンパクトなカートリッジは麦飯石を用いたまろやかな水で、単身者なら半年は使用可能。浄水、原水の切り替えは手前のボタンを押すだけ。下部のレバーがストレートとシャワーの切り替えになっていて使いやすい。

また、毎日の使用なら捨て水が不要で、60度のお湯なら浄水も可能です。アフターフォローもしっかりしていて、カートリッジも使用頻度に応じて定期的に購入できます。

浄水器を検討されてる方にはコストと性能において、おすすめの優れものです。


AKB総選挙に見るネオアイドル論

2014年06月10日 | 【エッセイ・コラム】

今年のAKB総選挙は渡辺麻友が悲願のセンターを獲得しました。まゆゆファンや正統派アイドル思考の方々には、喜ばしい結果だと思います。

とりわけファンではない僕ですが、社会現象ともいえるAKBの存在は無視することはできません。前田敦子、大島優子と言うAKBの中で大きな存在であった二人の動向よりも、今後もAKBの動向が大きくクローズアップされていくことは間違いないと思います。

個人的なイメージですが、やはりライバル関係にあった二人の存在はセンターの意義付けを考えると牽引的存在であったように思います。それだけ二人にはAKBの中で個の存在感が強く、今のメンバーにはそこまでの存在感を感じません。

センターの位置づけから考えると偶発的な存在であった指原莉乃が、露出を増すごとにそのバラドルの色を濃くしていった結果。正統派アイドルのベクトルが大きく振られ結果が渡辺麻友がセンターを獲得につながったのではと思うのです。

ただ、ある記事でマツコデラックスさんも危惧していたのですが、今は、正統派アイドルが生きにくい時代です。前田、大島、指原の3人には、それぞれにアイドルプラスアルファの要素があり、3人とも個性が生かされて露出されて、世間に認知度を高めていったように感じます。

AKB自体が、サブカルチャーを脱却していったように、秋元さんも、おそらくこの点が一番難しい課題だと感じれているのではと勝手に感じています。

ともあれ、今後のAKBには目が離せません。

 


サッカー人種差別とバナナの輪

2014年05月01日 | 【エッセイ・コラム】

スポーツ界において人種差別の問題は、看過できない命題です。

日本でも浦和レッズの一部サポーターによる人種差別の垂れ幕により、制裁措置として初の無観客試合が行われ、アメリカでもNBAのオーナーによる黒人差別発言により2億5千万円の罰金に永久追放の厳しい措置が加えられました。

そんな中、スペインバルセロナのアウベス選手の人種差別に対する行動により、バナナの輪が広がっています。10年以上、ヨーロッパで人種差別を受けながらプレーしてきたアウベス選手。

かつてワールドカップのフランス大会決勝で差別発言が発端となったジダン選手の頭突き事件など差別に発端となる試合中の乱闘劇などよくある話ですが、今回は、試合中に差別の象徴として投げられたバナナを食べて抗議。その姿勢に共感の輪が広がっているのですから、今までとは違う何かが生まれていくような気がします。

スポーツにおいて、ヤジやブーイングは一定のモラルにおいては必要なものだと個人的には思います。問題は、選手の人格を否定する発言や行為です。そのことに対して、今回のバナナの輪は、差別をなくす良薬になっていくのではと感じます。


オバマ大統領とギミー・シェルター

2014年04月26日 | 【エッセイ・コラム】

先日のオバマ大統領の来日で、政治的にはあまり進展はないように感じましたが、厳重警戒の東京やすきやばし次郎での会食や晩餐会での模様などが放映されると、国賓の中でも、やはりアメリカ大統領は特別な存在であることは間違いないです。

昨日もいつも朝に聞いているラジオ番組の「すっぴん」で高橋源一郎さんが、オバマ大統領の好きな曲のストーンズのギミー・シェルターを紹介していました。ストーンズファンの僕にとっては、オバマ大統領に親近感を持つ話題で、大統領がざぜ好きか聞いてみたいところですが、雲の上の人にそんな気持ちもかなわないので、勝手に想像してみました。

ギミーシェルターは、ライブでは欠かせないストーンズの定番。1969年の「レットイットブレード」に収まられた曲でシングルカットはされてません。

1969年は、人類初の月面着陸に成功した年ですが、反面ベトナム戦争による嫌悪から様々な抗議行動が起こり、セックスやドラッグも蔓延した混沌した時代の中で生まれた曲です。決して反戦をうたったのではなく、現実の社会をうたったリアルな世界です。それは理想だけでは生きられない、時に現実を受け入れることで生まれる、生きることへのメッセージだと思っています。

ギミーシェルターは、内外に様々な難題を抱えているオバマ大統領ならではのリアルな選択のように思えます。