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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

DVD ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-

2017年04月28日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は松田翔太主演のドラマの映画版「ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-」です。

 

コミックが原作の映画が乱立する日本映画界。少年漫画から青年漫画までどの作品もヒットを連発、漫画大国日本だからこそ成立するとジャンルですが、漫画を読まなくなった僕にとっては、こうした作品は別物の存在で、その内容を吟味しておもしろいと思った結果が、今回のディアポリスや次回に紹介する闇金ウシジマくんなどに現れています。

今回紹介するディアポリスと闇金ウシジマくんは、主演の思い入れが強くあり、コミック世代の代表として、原作の魅力を引き出そうとする情熱と努力が感じられます。

舞台は、密入国者や不法就労者が生活する町、裏都庁。その町の警察として町を守る警官が松田翔太演じる久保塚早紀、久保塚は、ひとりで、裏都庁で起こる様々な事件をドラマで解決、今回の映画では、裏都民マリアが誘拐され殺害、犯人は留学生崩れの二人のアジア人学生だった、彼らはダーティ・イエロー・ボーイズ名乗り、各地に拠点を持つギャング組織を牛耳ようとします。

二人が殺害したヤクザの若頭も加わって壮絶な三つ巴戦が展開され、ドラマでの中心だった裏社会での犯罪が日本列島を縦断しながら進みます。須賀健太演じるダーティ・イエロー・ボーイズのリーダーや若頭には真木蔵人が配役に加わり、相棒の浜野謙太に柳沢慎吾、異邦人らしいキャラクターと極彩色な世界で描かれる世界に、アクションに人間ドラマも加わって、熱苦しさが満ち満ちた魅力的な作品に仕上がっていました。

もはや映像化不可能という決まりゼルフは不必要な日本映画の底力を感じる作品です。異邦人たちの活躍をぜひ楽しんでもらいたい映画です。


グレース・ケリー展 名古屋タカシマヤ

2017年04月25日 | 【映画・ドラマ・演劇】



本日25日まで名古屋タカシマヤで開催されたグレース・ケリー展。僕にとっては、バーグマンやモンロー、ヘップバーンよりも強く印象に残る女優でした。

それは、ハリウッド女優から、小国モナコの王妃へと人気女優の地位を捨てて王妃となった、その半生が映しだしながら、オスカー俳優あった彼女の銀幕の歴史と共に、王妃としての気品を備えながら、ディオールやシャネル、バレンシアガ、イヴ・サンローラン、ジバンシィ、マダム・グレなどのドレスをまとい、妊娠時にお腹を隠すために作られ彼女の名を冠したエルメスのケリーバッグなど、ファッションアイコンとしての存在感に花を愛し、家族を愛した生涯が紹介されています。

そんなグレースケリーの一生をたどりながらの展覧会は、老若男女を超えて永遠に愛されて続けていることを実感するものでした。

5月10日からは、東京iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズで凱旋展も決定し、グレース・ケリーの永遠のエレガンスに魅了されてください。 


DVD エクス・マキナ

2017年04月22日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、AI、人口知能をテーマにしたSFスリラー「エクス・マキナ」です。

 

昨年御のアカデミ―賞で視覚効果部門でオスカーを受賞した話題作ですが、上映館が限られていて観る機会を逃してました。最近、日本でもAI(人工知能)が注目され、アマゾンプライムビデオで今回は観賞しました。

検索エンジンのIT企業に勤務するプログラマー、ケイレブが、抽選で社長ネイサンの自宅を訪問する権利を得て招かれるが、社長が作った人工知能ロボット、エヴァのチューニングテストの行うことを任されることに。

先ずは今回の作品、監督も含め、キャスティングがすごいです。監督はダニーボイルとコラボで知られるアレックスガーランドで本作が初監督作品。人口知能ロボットを演じるのは、リリーのすべてで助演女優賞のオスカーを受賞したアリシア・ヴィキャンデル。社長ネイサンを演じるのは、インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌での主役を務めたオスカー・アイザック。ケイレプは、レヴェナント: 蘇えりし者やブルクッリンにも出演したドーナル・グリーソンと昨年話題となった顔が揃っています。

エヴァとケイレプ、ネイサン、メイドのキョウコだけで展開されるロボット対人間の心理戦へと進むミステリアスな展開が見ものです。AIの専門的な世界を平易な言葉を用いながらエヴァな緻密な計画とラストの衝撃には過去のSF作品を超えるリアリティーを感じました。近未来に確実に現れるAIロボット、僕は、この作品を観て、期待と警鐘が入り乱れ恐怖さえも感じました。


ドラマ リバースとドラマの未来

2017年04月21日 | 【映画・ドラマ・演劇】

4月14日からスタートしたTBSドラマ「リーバ―ス」、今やドラマはもちろん映画でも引っ張りだこの人気作家・湊かなえの原作による過去と現在が行き来する「リバース」のタイトル通りの展開と謎ときに、ワクワクします。

物語は、藤原竜也演じる、卒業旅行で謎の死を遂げた親友の死を引きづりながら日々を送る主人公深瀬と同行していた、ゼミ仲間たちが、犯人として何者かに狙われるというもの。

死んだ親友には、小池徹平、ゼミ仲間には三浦貴大、玉森裕太、市原隼人と旬の俳優が並ぶ。さらに女優陣も戸田恵梨香、門脇麦、片平なぎさに新人、中堅ベテランと豪華な華のある顔ぶれ。そして、事件を真相を追う元刑事には、すっかり悪役が板についた武田鉄矢が演じてます。

今回の作品、「夜行観覧車」「Nのために」に続く、湊かなえ原作のミステリー三部作。ミステリー作品に加え、人間の心理の描写が巧みな湊作品とあって、重厚感のあるドラマとして期待してます。

倉本聰の新作連ドラ「やすらぎの郷」も好調な現在、今回の作品も今後続くであろう、中高年を対象にした大人のドラマ路線の試金石となるに違いありません。


映画 はじまりへの旅

2017年04月20日 | 【映画・ドラマ・演劇】

カンヌ国際映画祭、ある視点部門監督賞、本年度カデミー賞主演男優賞ノミネートなど、ミニシアター系作品での話題作「はじまりへの旅」を観賞。

 

先ずは、僕の今年の観るべき映画の1本としてオススメしたい作品です。インフルエンザの影響で、少々体調を壊したこともあり、なかなか映画の更新ができませんでしたが、この映画は誰が見ても楽しめると思います。

物語は、森の中で暮らす家族が主人公。父の元でサイバイバル術と独自の教育を受けた6人の子供たちが、重い精神病から自殺した母を遺書に従って弔うために、未だ経験にのない未知の世界に向かうロードムービーです。

父の元で強靭な肉体と古典文学、哲学を学び、6ヵ国を習得した18歳の長男、15歳の双子の姉妹、12歳の次男に9歳の三女に、7歳の末っ子の6人は、父から学んだ世界に生きたにも関わらず、自主性と個性を兼ね備えたキュートな子供たちで、その姿を見るだけで誰もが胸キュンです。

亡き妻への思いと妻の家族との確執、妻が密かに託していた子供への愛が妻の死によって進む旅の中で、父の信念の揺らぎや子供たちの自立と成長が細やかに描かれていて笑いと涙を誘います。

家族と社会とのかかわり方や答えの違う教育、難解な問題と真正面に取り組みながらも、根底にある家族の深い絆が心打つ名作だと思います」。


映画 LION/ライオン ~25年目のただいま~

2017年04月13日 | 【映画・ドラマ・演劇】

本年度アカデミ―賞作品賞など6部門にノミネートされた映画「LION/ライオン ~25年目のただいま~」を観賞

 

先週にインフルエンザを発症して外出禁止となってましたが、完治したので早速、実話に基づく話題作の本作を観賞してきました。

養子として、オーストラリア人夫婦に引き取られたインド人の青年サル―。記憶の片隅にあった過去が蘇り、サル―は、生き別れとなった家族を探す旅に出ます。

その旅の手法が、グーグル―アース。幼き頃のかすかな記憶からインターネットの地図上で生まれ故郷を探る中で、生まれる主人公の育ての親への恩と恋人への愛、そしてもう一人の養子の弟の確執など、様々な葛藤を描き切った力作でした。

8万人にも及ぶ、インドの迷子の実態と貧困による食料問題、広大な大地と風俗習慣の違いなど、インドの抱える現状を主人公の幼き頃の家族を通して描き、養子となり恵まれた環境に置かれることで生まれる新たな苦悩を主人公を演じた二人のサル―の演技には心打たれます。幼少期のサニーパワールは、インドの抱える姿そのものながら、純粋で生命力にあふれ、そんな子供の頃の心を持ち続ける青年期のデーヴパテールと共に瞳ん瞳の中に共通の意志を感じました。

オスカーは、逃しましたが本年度のベスト作品のひとつに数えられる作品でした。


浅田真央とトリプルアクセル

2017年04月12日 | 【スポーツ】

浅田真央選手の引退会見を聞いて、改めてトリプルアクセルへのこだわりを強く感じた。

オリンピックでのトリプルアクセルの成功は、僕の記憶の限りでは伊藤みどり選手と浅田真央選手の二人。しかも浅田真央選手は、2大会連続の成功を果たしている。

男子では羽生結弦選手が述べた真4回転時代の中で、強きの姿勢で挑み見事な世界選手権優勝を果たした姿を見て、女子は、3回転ジャンプ精度と表現力により外国勢の前に屈した結果を観るにつけて、改めて浅田真央という存在の大きさを感じました。

佐藤コーチが述べられたように、オリンピックでの女子のメダルをアクセルを回避しても十分通用するものだと思いますが、

浅田真央・ソチ五輪フリー。


季節はずれのインフルエンザ

2017年04月07日 | 【エッセイ・コラム】



今週の月曜日な、初めてインフルエンザB型を発症してしまい、絶不調の状態が続いてます。絶対安静と外出禁止になってますが、自営業の僕にとっては大変な日々。病んだからだに鞭打って完全防備で頑張ってます。

しかし、インフルエンザ。なめてました。昨年から予防接種をしなかったのが、そもそもの原因。こんな時期に発症するとは、油断の何物でもありません。38度の熱と咳、タン、喉の痛みに加え、体全体を襲う倦怠感。もう2度と味わいたくないと思ってます。

リレンザの吸入を朝と夜5日間続けて明日が最終日。完全治癒できればいいですが、少々不安が。薬局の話では菌が残っている可能性もあるので、翌週に再度検査してもらおうと思ってます。

みなさんも、季節外れのインフルエンザにご注意ください。


DVD ル・コルビュジエの家

2017年04月04日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、アルゼンチン唯一のコルビュジエ建築の邸宅に住む家族にふりかかる隣人トラブルをめぐるブラックコメディー「ル・コルビュジエの家」です。

 

2012年に公開された本作は、アルゼンチン映画で国立西洋美術館が世界遺産に指定されたことで日本でもおなじみとなった建築家・ル・コルビュジェのアルゼンチンの邸宅が舞台のアートにブラックなコメディーを融合した作品です。

物語は、椅子のデザイナーの主人公が、成功の証としてコルビュジェの家に引越したことで、隣人とのトラブルに巻き込まれていく様を描いてます。

隣人の男は、屈強で強面の男。彼が主人公の家に向かって明り取りを作ろうとしたことが、発端となって優柔不断な主人公の決断が自らの家族の仲も不和に。隣人の男はただただ窓に光をのぞんでいるだけで、主人公の決断がラストでは思わぬ事態へと発展していきます。

成功者はの持つある部分での我儘と人に対する蔑み。妻と隣人間で生まれる主人公の曖昧な性格など隣人との関係との形成方などにも注目して観ると多分に教訓的な作品でもあります。

隣人が窓を空けた行為と世界遺産ゆえの観光客の写真撮影。どちらもプライベートを重視するならば同じ行為のように思えて、主人公の滑稽さが増幅されたように思えました。


DVD 殺人の告白

2017年04月03日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、時効が成立した美しき連続殺人犯が告白本を出版「殺人の告白」です。

 

 今回の作品は2012年の韓国スリラーアクション。6月に日本でも、藤原竜也と伊藤英明でリメイクされる原作です。

15年の時効を迎えた連続殺人事件の犯人が現れ記者会見。内容は、自らが犯した10人の連続殺人事件の告白本。犯人を追いかけ、自らも傷を負い恋人を殺害された刑事が再び犯人と対峙、さらに殺害された遺族達も彼を殺害する計画を進めます。ラストでは、さらに犯人を名乗るもう一人の男を現れ驚きの展開へと進んで行きます。

美貌の連続殺人犯を演じるんは、人気俳優パク・シフ。今回の作品が映画初主演。さらに刑事役にはさまよう刃で主演を務めたチョン・ジェヨン。肉体を駆使した激しいアクションとカーチェイスも見ものです。そして、驚愕のラストへと突き進むスピーディーな展開もサスペンスとして見応えがあります。

6月に公開される日本でのリメイク作品。原作を先に見るか後に見るかはあなた次第ですが、セットにしてみてみたい作品となりました。

※サイタマのラッパーの入江監督が日本版にアレンジしたリメイク版「22年目の告白―私が殺人犯です」予告


映画 ムーンライト

2017年04月02日 | 【映画・ドラマ・演劇】

本年度アカデミー賞作品賞を受賞した映画「ムーンライト」を観賞

 

ラ・ラ・ランドが最有力だったことと、発表でのトラブルもあってか、日本公開が急きょ早まった本作。実は、アカデミー賞作品賞は、近年、社会派作品が多かったのことでムーンライトも本命視する評論家も多く、今回の受賞はトランプ政権の誕生や前年の白いオスカーと揶揄された状況を考えると、僕も当然の結果として受け止めてました。

ただ、ムーンライトが日本でヒットすることは、先ず考えられないなと思ったのが率直な感想です。それは、この作品がアメリカ社会の抱える貧困問題を背景に生きる人々の間にある差別に加え、LGBTQ(性的マイノリティ)を中心に据えた複雑な作品だからで、観る人の持つ意識や価値観で評価が分かれると思ったからです。

映画は、主人公のシャロンの人生を、少年時代と青年時代、そして成人となった主人公の人生の変遷を生々しく描き、彼の内面が徐々に浮き彫りにしながら、シャロンの唯一の親友の友情と裏切り、そして愛情を静かに描いています。

シャロンを演じた三人はいつも月明かりに照らされたような冷たい瞳を持ち、生きることにもがき苦しんでいるのに決して感情を表に出すことなく自らの運命を受け入れているように感じました。

友の再会により、安息へと向かうエンディングも、決して未来を保証するもには僕は思えませんでしたが、きれいごとでは済まない現実社会があるからだと思うし、その事が観る人の立場に呼応するからこそだと感じます。

ムーンライトは、人間の持つ陰の部分を自分自身の心に素直に照らし合わせてこそ、この作品の持つ価値が伝わってくるのではと思います。


泉谷しげるライブ Tokuzo名古屋

2017年04月01日 | 【音楽・ライブ】

若い頃から、フォーク好きではなかった僕ですが、泉谷しげるだけは、一度は観てみたいと思ってました。そんな折りに、ライブ友の御誘いで実現したのが今回のライブ。68歳になる泉谷しげるのライブは、どんなものか、半ば興味本位に観戦しました。

観客の大半が、同世代か少し下くらいの世代。僕のライブ友などの40代の人もちらほら。定刻の7時にスタートすると、バカヤローの泉谷節がいきなり炸裂。聴衆を罵りながらも、愛ある鞭でサディスティックに進みんでいきます。

前半は、昭和のフォークをたっぷりと熱唱。フォーク嫌いの僕が、なぜか口ずさんでしまう。青春時代に染み込まれたものは、好き嫌いを別にして蘇るんだなと実感。随所にユーモアと皮肉を交えながらギターをかき鳴らす姿に、聴衆の視線は彼に集中。

休憩をはさみ、後半は彼の代表作を次々と熱唱。どこにそのパワーがあるのか多少の休みがあっても、同世代、若いミュージシャンよりも彼のパワーは数段上に思えます。

反戦、反体制の象徴であったフォークから、日常の生を歌うニューフォーク。泉谷しげると言う存在はフォークと言うよりも、彼のルーツがロックにあることに気づかされる衝撃があり、いつまでも余韻となって残り、みんなが泉谷しげるにクギ付け。

今や反骨の象徴でなくなったロックだけど、このオヤジには反骨と反逆が似合います。死ぬまで転がり続けてください!