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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

曼珠沙華

2006年09月26日 | 【美術鑑賞・イベント】
○店の前に植樹した姫紗羅の苗木

秋風が漂う季節になり道すがら曼珠沙華の赤い花が目立つようになった。
曼珠沙華の赤はどの花の赤よりも美しい。

曼珠沙華は別名を彼岸花と言うように彼岸の時期に見られる。
先日も彼岸で母の墓参に行ったが、あぜ道に咲く彼岸花が色鮮やかに咲いていた。

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は、天上の花という意味があり、おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくるという仏教の経典による。韓国では葉のあるときは花が無く、花あるときには葉が無いことから「相思華(サンチョ)」と呼ばれている。どちらも、なんとも美しい、縁起のよい意味ではないか。

僕の店先にも、念願の縁起の良い、美しい苗木を植えた。
姫紗羅といい、別名を姫椿。夏に白い小さな椿に似た華が咲くそうだ。
お釈迦様が入滅した時に起きた紗羅双樹の花と似ていることから名づけられ、平家物語でも引用された木です。
小さな葉でか細い木ですが、見てるとやさしい気分にしてくれます。
大事に育てて道すがりの人々や客人に癒しの時間を与えてくれればと思っています。

KUNOICHI三連覇

2006年09月21日 | 【スポーツ】
一昨日は、連休を利用して久しぶりに河川環境楽園内の水族館アクア・トトぎふに行く。
入館料も1400円、年間パスポートで2800円とお手頃で、小規模ながらとても楽しめる水族館だ。

最近、かわうその赤ちゃんが生まれた。かわうそを見てるとペンギンを見てるようにとても癒される。
また水族館としては初の世界の淡水魚が楽しめるのところが特徴で、世界最大のメコンオオナマズの生態が楽しめる。
遠方の方は、ぜひホームページのライブカメラでも楽しめる見てほしい。

話は変わって、癒しから興奮へ、すごいものを見せてもらいました。
美しいきアスリートたちが集う、あのKUNOICHIで、三宅綾子さんが三連覇を達成!

ファーストステージから大波乱の中、大本命の三宅綾子さんが確実にクリアしていく姿がとても印象的だった。

156センチのスリムな体ながら長い足を生かした跳躍力、体操選手として養われたバランス感覚に、ファイナルステージでの上腕の強さ。
それぞれのステージで繰り広げられるパフォーマンスは他の選手にはないオーラを感じた。
彼女は、自己の肉体を通して美を表現している。
三宅綾子ファン倶楽部もできるとか、今後の活躍に眼が離せないようだ。




美術館めぐり

2006年09月19日 | 【美術鑑賞・イベント】
18日の月曜日は、祝日と重って美術館巡りをしようときめた。
先ずは、名古屋ボストン美術館「ヨーロッパ肖像画とまなざし」展へ。

金山総合駅に隣接する、全日空ホテルグランコートに併設した美術館だ。
ここは、かなりの赤字を抱え継続が危ぶまれていたが、名古屋経済界の援助もありかろうじて存続している。

平日の閉館時間も19時と公共の美術館としては長いが、中学生以下は無料でサービスとしてはいいと思う。
しかしながら、ボストン美術館の所蔵品を借りて運営することから、美術品の賃借料や保険の負担が大きい。

以前にも述べたが、ボストンの冠にこだわらず契約を解消して幅広い美術展示に転換したほうが良いと思っている。
また2層階にまたがる展示よりも、1層を貸ギャラリーにすることもひとつの方法だと考えている。

今回の展示も16世紀から20世紀の肖像画の展示だったが、玄人受けする展示で一般的にはなじみのない作家が多く、日本人受けの展示とは言いがたい。

次に向かったのは松坂屋美術館「与勇輝・人形芸術の世界」展こちらはパリのバカラ美術館で開催された、人形作家・与勇輝さんの個展のパリ開催記念展だ。

与さんの人形は、昭和の香りが漂う現代日本を再現しており日本人の郷愁を誘う。
また、一体、一体の作品の表情や衣装などに実に細やかな気配りを施し、人形の持つ冷たい質感とは相反する温度を感じる。

また、妖精などのメルヘンの世界や携帯電話のシリーズなどは、ノスタルジーな世界とは違う独特な世界観をかもし出していた。
10月2日まで無休にて開催されるので、ぜひご観覧をおすすめしたい。

最後は、名古屋駅の高島屋で開催された「手塚雄二・花月草星」展日本画家・平山郁夫先生に師事し、39歳の若さで日本美術院同人となった気鋭の人気作家の全貌展。

照明を落とした会場から、浮かびあがる静逸な作品。自然の情景をここまで幽玄に表現できる作家も少ない。
観覧した方は、日本画の一般的な概念を打ち破る迫力を感じたことでしょう。
私自身、美術商の仕事が、かつては日本画中心であったので、洋画と比べても日本画の世界は革新的な表現をする作家も登場しているので驚きはないが、手塚先生の仕事を見ると改めて日本画の可能性を感じる。

ともあれ、美術館のはしごは疲れるが、まったく異質なものを観覧することで時空を飛び回る感覚がり楽しい。

R30

2006年09月17日 | 【エッセイ・コラム】

糸井重里のつくって食べようおいしい野菜

先日の深夜、国分君と井野原君がパーソナリティーを務めている「R30」でコピーライターの糸井重里さんがゲストで出ていた。

R30は、30歳を過ぎた男たちのための番組。毎回多彩なゲストが登場する。
その年代は、40代以上の時代のパイオニアたちで、現在も活躍中の人がトークを繰り広げる番組だ。
当初は、バラエティーの要素もあったが、放送時間が45分に短縮されたことでトークが中心になった。
むしろ、短縮されることで、ゲストの言葉がストレートに入り、本来の目的を果たしている。

今回は、糸井さんの作ったホームページ「ほぼ日刊イトイ新聞」ほぼニチ
ほぼ日刊イトイ新聞(ホボニチ)の発刊までのエピソードや彼が傾倒している、永田照喜治氏により始まったスパルタ式農法についての話。

「さんまのまんま」でも、永田農法で作った野菜をお土産で持ってきていたが、さすが、芸能界随一の好奇心旺盛な人だけあり、その徹底振りには感服する。

思わず、ベランダで作りたくなってしまった。
永田農法は、野菜が欲する水や肥料を極限まで抑えることにより、その生命力を増大させる農法。

非常にのどが渇いていたり、お腹が空いているときに欲した水や食べ物が非常においしく感じることを野菜に応用したものだ。
不純物のない真っ白なとうもろこしや水に沈む実の詰まったトマトを見て納得した。

人は、欲望に支配されやすい。欲望が満たされる環境におかれると人は、喜びや感動を失ってしまう。
当たり前のことを、当たり前と思わず「恵」に感謝しなければと思った。
また、糸井さんのような好奇心あふれる大人が、豊かな感性と新しい発見を次の世代に与えていると思った。

僕も豊かな感性で、次の世代に新しい発見を届けることができる大人でいたいと思う。



向田邦子の愛した味

2006年09月14日 | 【美術鑑賞・イベント】

向田邦子を旅する。 (単行本(ソフトカバー)

昨日、ドリームプレス社と言う番組で脚本家の向田邦子さんが愛した味の銘店をたどる特集をしていた。

食通として知られていた向田さんの粋なお店を安住アナと岸本加代子さんがたずねていた。

向田邦子さんは、僕が好きな女性のひとりだ。時間ですよ、寺内貫太郎一家や阿修羅の如くなど数々のドラマの脚本を手がけられ、少年時代の僕の心を夢中にしてくれた。
思えば、ドラマ好きのルーツは向田作品との出会いがあったからと思う。

彼女は、いわゆるキャリアウーマンと言う言葉が生まれる前から素敵なキャリアウーマンだった。
彼女の独特な感性による、食やものに対するこだわりも共感するところが多い。

81年飛行機事故でこの世を去ったとき、才能ある人は、時に数奇な運命をたどってしまうのか。悲しみとともに、悔しさがこみ上げていた。
おそらく、彼女を超える女性脚本家は現れないだろうと思う。

向田さんが育てた女優の岸本加代子さんが、出会う前は「こざかしい」と批判していたのに、その才能を感じるや包み込むように接し、彼女をかわいがったと言うエピソードを聞いて、彼女の器の広さとともに、ピュアな感性に心打たれた。

東京に行くときには、彼女の出身大学の実践女子大図書館にある向田邦子文庫を訪れてみたいものだ。

9.11テロ

2006年09月12日 | 【映画・ドラマ・演劇】
トゥルーへの手紙

レントラックジャパン

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○写真家・ブルース・ウェバーのドキュメンタリー。
犬との生活を通して9.11以降の生活の変化を描いている。

あの、衝撃的な出来事からもう5年にもなるのか。
昨日は、テレビで再現ドキュメントがあった。時を合わせるように人気ドラマシリーズ「24」もスタートした。「24」はテロの脅威をリアルに再現していてアメリカ市民の心の内を読み取ることができる。

アメリカ市民は、あの日を境に変わったといっていい。
ブッシュ大統領は、テロの報復を正当化するためにこの日に演説を行った。
僕は、「24」のドラマの中のヒステリックな大統領が重なっている。
彼が、演説をぶつたびに滑稽に思えてくる。
良識あるアメリカ国民は、そのことに気づいていつだろう。

昨日のテレビでも取り上げられていたが、肺がんにより死んだキャスター、ピーター・ジェニングス氏もその一人だった。

彼は9.11の中立的発言によりアメリカ国民の批判の的となる。
そしてそのことで悩みストレスにより20年間やめていたタバコを吸うようになってしまう。

彼の行動と発言は、5年たった今評価され讃辞を受けている。
一方、議会が認めたイラク戦争の間違いを払拭するのに躍起になっているブッシュの姿は大統領の威厳さえもない。

アメリカ市民のテロへの恐怖は未だ払拭されていない。
それは、報復の連鎖となって続く。
その鎖をはずさない限り、平和な社会は生まれない。

Yuki

2006年09月10日 | 【音楽・ライブ】
Wave (初回限定盤)(DVD付)
YUKI
ERJ

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中2の娘にせがまれて、YUKIの新譜を購入しプレゼントした。
娘は、今バンドに夢中でベースの練習をしている。
高2の息子は、DJでヒップホップ。娘はJ-POPで木村カエラと共にユキに夢中だ。

僕も、実はユキのボーカル(声質)は好きでキュートな雰囲気がジュディマリの頃から密かに好きだった。
今回のアルバムもポップでキュート、キッチュなアルバムに仕上がっている。

僕たちの世代には、浅野忠信と結婚したCharaのファンも多いけど、そこに相通ずるものがあるかもしれない。
そして、彼女のいいところは、惜しまれつ解散したジュディマリの音楽性をも引継ぎ新たなYukiワールドをつくりあげているところ。
そこに流れている音楽は、いつも聞く人をhappyにしてくれる。

紀子様ご出産

2006年09月09日 | 【エッセイ・コラム】
ここ数日忙しさにかまけてブログを科書かなかったのに、なぜかすごい閲覧数に驚いた。
下北サンデーズか?はたまた池袋@DEEPか、須賀牧子さんのおかげか原因がつかめない。
紀子様のご出産の話題ならわかるのだが。

そうそう、遅ればせながら、秋篠宮紀子様、男児ご出産おめでとうございます。
どっかで遅せーよ!の声が聞こえそうです。

そして、男児のお名前がお決まりになると、便乗商法が次々に押し寄せてくるのだろうな~。
と、言いつつ当店でも何か考えねばと少しだけ思っている。

今日のニュースで40歳以上の出産が2万人を47年ぶりに超えたそうだ。
高齢出産と言われる35歳以上の初産が3人に1人と言う。
男なんて耐えられないと思う出産を高齢でやり遂げてしまうのだから、本当に女性は強いなと思う。

梨、イチジク、桃など果物がおいしい季節。中国では、桃は不老長寿、子宝の象徴といわれるが、子宝の縁起物で有名なのがざくろだ。
開いた実の中の粒が、子沢山にたとえられ、子宝の縁起物となった。
当店でも、ざくろの絵を購入される方が多い。
少子高齢化と言われて久しいが、子宝に恵まれるよう願いをこめている女性も多いのだ。

国が少子高齢化対策として、不妊治療に対する保険適用がなされてたが、一歩踏み込んで体外受精、人口受精の適用と体外受精による子供の認知問題などの法制化などの具体的な対策をもっと進めてほしいものだ。

★風水子宝★吉岡浩太郎ミニサイズ版画【ざくろ】特別価格2940円(税込)
○当社の人気商品のざくろ絵画。
購入いただいた方が、子宝に恵まれるよう願っている。

私の友禅文様展

2006年09月05日 | 【オヤジの仕事】
○グリーンの額に同系のマーブル柄のマットで額装。

昨日は、額縁でお世話になっている須賀牧子さんの個展開催をお祝いしてお花を持って名古屋まで出かけた。

女性をモチーフにした作品を、今回の個展用に額装の依頼を受けた。
作品は、全部で19点。深みのある多彩な色使いの作品を裏打ち。
グリーン、ブラウン、チーク色の木目タイプの額縁に同系色のマーブル柄のマットで仕上げた。

作品は、バランス良く、展示され友禅の伝統的な色合いとモダンな空間がとてもマッチしていた。

須賀さんは、日本画も描かれるが、最近は友禅染めの制作が多いそうだ。
10年のキャリアにふさわしい技術とデッサン力はアマチア作家としては抜きん出ている。
今回の作品はすべて非売品だが、販売してもいいぐらいレベルの高い作品だと感じた。

名古屋の白川公園に程近い場所にあるので、お近くにお越しの際にはぜひご鑑賞ください。

「私の友禅文様展」友禅作家・須賀牧子氏
開催日時:2006年9月5日から9月10日
11時から18時30分(最終日は17時30分まで)
開催場所:アートスペース エーワン TEL052-232-6266
会場案内並びに詳細はこちらをクリック

 


ヒップホップ

2006年09月04日 | 【音楽・ライブ】
マタアイマショウ
SEAMO, Naoki Takada, Shintaro “Growth” Izutsu, Takahito Eguchi, SEAMO feat.RYUTA&Mountaineer Chef, RYUTA, Mountaineer Chef, Hiroto Suzuki
BMG JAPAN

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ヒップホップシーンが、これまで日本に根付くとは誰が予想できただろうか。
とりわけ、日本語でリリック(作詞)するMCの出現は、80年代にヒップホップが入ってきたときには想像すら困難だった。

日曜の夜、トップランナーの番組で名古屋ヒップホップのSEAMO(シーモ)がゲストで出ていた。

かつては、色物ラッパーシーモネーターとして過激なパフォーマンスで人気のラッパーだ。
その彼が、挫折と紆余曲折を経てシーモとして再デビュー。「マタアイマショウ」がロングランヒットを続けている。一度聞いたら忘れられないとても素敵なラブバラードだ。

名古屋のヒップホップシーンは、かつては骨太なハードコア系ラッパーが主流で彼のようなスタイルは受け入れられなかったようだ。
ただ、ヒップホップシーンも反体制的音楽の要素が強かったが今は、リスナーの嗜好も変わり、ヒップホップを受け入れる土壌も広がっている。

ヒップホップをライフスタイルととらえているファンにとっては受け入れがたい状況だとは思う。
しかし、ヒップホップ、とりわけMC(ラッパー)に対するメッセージは広く伝わっていることは十分役割を果たしている。

彼らのリリック(言葉)を伝えるのに英語や韓国語はリズムを刻みやすい。
さまざまな言葉を持つ日本語は非常に難しいらしい。
その点で日本のラッパーは韻を踏むことでそれを克服した優秀なアーティストと言える。

さまざまな音楽をミクスチャーしながら進化していく日本のヒップホップシーンは、明らかに新しい日本文化を創造している。

池袋ウエストゲートパーク

2006年09月01日 | 【エッセイ・コラム】
灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉

文藝春秋

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石田衣良さん初の映画化作品「アキハバラ@DEEP」の公開が迫ってきた。
同世代でありながら、常に時代と共に歩んでいる彼に僕は一種の連帯感を感じている。

僕の息子が中三の時、ふと手に取っていた小説が池袋ウエストゲートパークだった。
こやつやるな!と思いつつ同じDNAを持つことに喜びをもった。
また、ドラマ先行で衣良さんの存在を知り、若い世代の小説家だと思っていたらタメだとわかりうれしく思った。

池袋ウエストゲートパークは時代を知るバイブルと言っていい。
その時代を映像を通してリアルに表現したのが、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」だ。多少の見解の違いはあるが、間違いなく主人公のマコトはリアルな時代のヒーローだ。
特番の3作目「骨音」以降、キング役の窪塚君がネックになっているのか(僕の勝手な見解)以降ドラマ化されないのが残念でならない。

ドラマ池袋ウエストゲートパークは、石田衣良さんの初映像化作品で彼の存在を世に知らしめた原点とも言える。

そして、石田小説ほど映像化によって時代をリアルに再現できる唯一の存在に思える。化石化した大人達には理解できない小説、ドラマかもしれない。
しかし、新しい世代がエネルギッシュに時代を疾駆し、新しい文化を生み出し続け今の時代の牽引力になっているのは事実だだろう。
そして、そのパワーはどの時代よりの力強く光輝いている。