川相 昌弘
長く巨人軍に在籍、一昨年 中日ドラゴンズにテスト入団 内野手
バント&守備は、一級品
バントの職人 バントの神様とも呼ばれる
バント=川相の代名詞
だがそれだけではない…
バント [bunt] 大辞林(国語) より
野球で、バットを振らずに軽くボールに当て、内野にゆるく転がすこと。
送りバント(犠牲バント)大辞林(国語) より
野球で、打者が走者を進塁させるために行うバント。
スリーバント 〔和 three+bunt〕 大辞林(国語) より
野球で、ツー-ストライクのあとで行うバント。ファウルの場合は三振とされる。
スクイズ-プレー [squeeze play] 大辞林(国語) より
野球で、三塁走者と打者とが示し合わせ、投手の投球と同時に走者が走り、
打者がバントして走者を生還させようとする攻撃法。スクイズ。
川相選手に興味を持ったのは、川相選手が巨人時代、監督は藤田元司氏
ある、ペナントレース真っ只中の時、
相手のチームは忘れてしまった。しかし、あの時のプレーは、今でも鮮明に
憶えている。「スリーバントスクイズ」
ランナー三塁、アウトカウントは、忘れてしまった。
打席には、バントの名手「二番 川相」
スクイズ警戒 相手チームだけではなく、球場、解説者、
そしてテレビに釘付けになっている、ファンもそう読んだに違いない。
初球、バントの素振り無し… 2球目 3球目 川相はバットを振る
ファウルで粘る。
「川相は、外野フライ狙いか?」バッテリー 解説者、
おそらく、誰もがそう思ったのだろう。その瞬間…
「あっ~~!!」
アナウンサーより、私が先に声を出したかもしれない。顔色変えずに、バットを横にねかす。
川相はスリーバントスクイズを決めた…
球場から、異様な どよめきが起こる。
だがそのどよめきこそ、川相に対する最高の賛辞である。
これは、おそらく、球場の花形「ホームラン」では得られないものだろう。
ここ一番で、まったく素振りを見せず大仕事をする川相は、恐ろしいほどの
強心臓の持ち主であり、史上最強の2番打者は「川相 昌弘」だと
この時点で、私は、勝手に決め付けた。
巨人の時代からそうであるが、川相をバントの職人とだけ見るのでは、
川相選手に失礼だろう。彼は、サヨナラ安打も多い。そして、非凡な打撃センスの持ち主である。当たり前といえば、当たり前だ。非凡な才能を持っていなければ、弱肉強食のプロ野球で生き残れるはずもない。
もっとも、非凡な才能も、天性のものに、努力で積み重ねたものである事に
変わりはないが…
巨人時代、引退してコーチの依頼もあったが、彼は選手である事を選んだ。
そして、中日に移籍した。
中日に移籍した時、ある記者が「守備の人というイメージがあるのですけれど…」
と聞いたら、ムッとした、というエピソードもある。
昨年中日で2つのサヨナラ安打を記録している。
何れも、引っ張ってのレフト方向。おそらく、川相に対する
「バント、守備の名手、ライト方向への進塁打」
大方のイメージは崩れたのだろう。
特に昨年8月1日のサヨナラ打は、面白い逸話がある。
全ての打者は、使い切ってしまった。残るは、川相。
落合監督がコールする前に川相は、準備を整え打席に向かおうとする。
独特の雰囲気を持っていた。
落合監督は「打つ!!」と断言して、ここで代打 川相を審判に告げる。
結果、レフトへのサヨナラ打。
バントの神様と云われた男に、野球の神様が乗り移った瞬間だ。
いや、神がかりだったと言うのは、川相選手に失礼かもしれない。
神がかりでも何でもなく、実力に他ならないのだから。
「川相選手は、並み居るプロの中でも群を抜く強心臓」
野村監督はよくONと比較して、月見草と言う。
しかし、野村氏は、選手、監督としての実績も申し分無い。
そして、とても目立ちたがり屋で、あると思う。
川相選手もそうではないか?苦労人、自己犠牲の精神が、大きく採り上げられるが、
勝負強さは、歴代の巨人、中日選手の中でも強い方ではないか?
そして、目立ちたがり屋ではないのか?
(プロ野球選手は、みんな、目立ちたがり屋だろうが…)
川相選手のもう一つの夢は「親子でプロ野球選手として活躍すること」
らしい。息子さんも、高校球児、その夢に向かっている。
世のお父さんに夢を与えてくれる、うれしいコメントでもある。
川相昌弘の背中を追う者は、プロ野球を目指す者達だけではない。
その姿に、自分自身を照らし合わせ、苦労は必ず報われると、
励まされている人は多いだろう。
川相さんの背中は物言わずとも、多くのものを与えてくれる。
そんな川相さんに感謝の気持ちで一杯です。
川相選手の、もう一つの夢は…
関連記事
中日・川相が壮大夢プラン…日本球界初の現役親子プロ
「今年こそ日本一に」 中日・川相昌弘選手インタビュー(05.01.21)
二宮清純 この人と飲みたい
トラックバック先
今日から野球ファンになった人のためのブログ
ブログ内関連記事 川相昌弘「明日への送りバント」前編
長く巨人軍に在籍、一昨年 中日ドラゴンズにテスト入団 内野手
バント&守備は、一級品
バントの職人 バントの神様とも呼ばれる
バント=川相の代名詞
だがそれだけではない…
バント [bunt] 大辞林(国語) より
野球で、バットを振らずに軽くボールに当て、内野にゆるく転がすこと。
送りバント(犠牲バント)大辞林(国語) より
野球で、打者が走者を進塁させるために行うバント。
スリーバント 〔和 three+bunt〕 大辞林(国語) より
野球で、ツー-ストライクのあとで行うバント。ファウルの場合は三振とされる。
スクイズ-プレー [squeeze play] 大辞林(国語) より
野球で、三塁走者と打者とが示し合わせ、投手の投球と同時に走者が走り、
打者がバントして走者を生還させようとする攻撃法。スクイズ。
川相選手に興味を持ったのは、川相選手が巨人時代、監督は藤田元司氏
ある、ペナントレース真っ只中の時、
相手のチームは忘れてしまった。しかし、あの時のプレーは、今でも鮮明に
憶えている。「スリーバントスクイズ」
ランナー三塁、アウトカウントは、忘れてしまった。
打席には、バントの名手「二番 川相」
スクイズ警戒 相手チームだけではなく、球場、解説者、
そしてテレビに釘付けになっている、ファンもそう読んだに違いない。
初球、バントの素振り無し… 2球目 3球目 川相はバットを振る
ファウルで粘る。
「川相は、外野フライ狙いか?」バッテリー 解説者、
おそらく、誰もがそう思ったのだろう。その瞬間…
「あっ~~!!」
アナウンサーより、私が先に声を出したかもしれない。顔色変えずに、バットを横にねかす。
川相はスリーバントスクイズを決めた…
球場から、異様な どよめきが起こる。
だがそのどよめきこそ、川相に対する最高の賛辞である。
これは、おそらく、球場の花形「ホームラン」では得られないものだろう。
ここ一番で、まったく素振りを見せず大仕事をする川相は、恐ろしいほどの
強心臓の持ち主であり、史上最強の2番打者は「川相 昌弘」だと
この時点で、私は、勝手に決め付けた。
巨人の時代からそうであるが、川相をバントの職人とだけ見るのでは、
川相選手に失礼だろう。彼は、サヨナラ安打も多い。そして、非凡な打撃センスの持ち主である。当たり前といえば、当たり前だ。非凡な才能を持っていなければ、弱肉強食のプロ野球で生き残れるはずもない。
もっとも、非凡な才能も、天性のものに、努力で積み重ねたものである事に
変わりはないが…
巨人時代、引退してコーチの依頼もあったが、彼は選手である事を選んだ。
そして、中日に移籍した。
中日に移籍した時、ある記者が「守備の人というイメージがあるのですけれど…」
と聞いたら、ムッとした、というエピソードもある。
昨年中日で2つのサヨナラ安打を記録している。
何れも、引っ張ってのレフト方向。おそらく、川相に対する
「バント、守備の名手、ライト方向への進塁打」
大方のイメージは崩れたのだろう。
特に昨年8月1日のサヨナラ打は、面白い逸話がある。
全ての打者は、使い切ってしまった。残るは、川相。
落合監督がコールする前に川相は、準備を整え打席に向かおうとする。
独特の雰囲気を持っていた。
落合監督は「打つ!!」と断言して、ここで代打 川相を審判に告げる。
結果、レフトへのサヨナラ打。
バントの神様と云われた男に、野球の神様が乗り移った瞬間だ。
いや、神がかりだったと言うのは、川相選手に失礼かもしれない。
神がかりでも何でもなく、実力に他ならないのだから。
「川相選手は、並み居るプロの中でも群を抜く強心臓」
野村監督はよくONと比較して、月見草と言う。
しかし、野村氏は、選手、監督としての実績も申し分無い。
そして、とても目立ちたがり屋で、あると思う。
川相選手もそうではないか?苦労人、自己犠牲の精神が、大きく採り上げられるが、
勝負強さは、歴代の巨人、中日選手の中でも強い方ではないか?
そして、目立ちたがり屋ではないのか?
(プロ野球選手は、みんな、目立ちたがり屋だろうが…)
川相選手のもう一つの夢は「親子でプロ野球選手として活躍すること」
らしい。息子さんも、高校球児、その夢に向かっている。
世のお父さんに夢を与えてくれる、うれしいコメントでもある。
川相昌弘の背中を追う者は、プロ野球を目指す者達だけではない。
その姿に、自分自身を照らし合わせ、苦労は必ず報われると、
励まされている人は多いだろう。
川相さんの背中は物言わずとも、多くのものを与えてくれる。
そんな川相さんに感謝の気持ちで一杯です。
川相選手の、もう一つの夢は…
関連記事
中日・川相が壮大夢プラン…日本球界初の現役親子プロ
「今年こそ日本一に」 中日・川相昌弘選手インタビュー(05.01.21)
二宮清純 この人と飲みたい
トラックバック先
今日から野球ファンになった人のためのブログ
ブログ内関連記事 川相昌弘「明日への送りバント」前編