宇宙航空MBAブログ

Aerospace MBA(フランス・トゥールーズ)が考える宇宙航空マネジメントの進化系ブログ

卒業式の招待状

2007年10月24日 | MBA

今日、僕の手元にトゥールーズ・ビジネススクールから一通の招待状が届いた。10月30日の夜に予定されているAerospace MBAの卒業式への招待状だ。前から日程については知らされていたものの、こうしてオフィシャルに卒業式への出席を認められたことをまずは素直に喜びたいと思う。少なくとも、MBAに落第するという最悪の事態は避けられたようだ。

僕の聞いていた話では、毎年1名~2名の学生がMBAの学位を取得できないのが普通らしい。今年どうなったかはまだ知らないのだけど、もし僕がMBAの学位を授与されなかった場合、代わりにCBAという証書が授与されるのだそうだ。Certificate of Business Administrationの略で、経営管理学修了証書とでも訳すのだろうか。これをもっていると学部卒や修士卒より扱いは上になるが、MBAよりははるかに劣るらしい。

今年の卒業式には、来賓としてGE Aviation社のCEOが出席し、僕達にMBA証書を授与してくださるらしい。GE Aviationといえば、ロールスロイス社などと並び世界を代表する航空機エンジンメーカーだ。エアバス社やボーイング社を初めとして、世界中の航空機メーカーにエンジンを納入している。昨年はエアバス・フランスのCEOが出席してくださったのだけど、今年はより世界規模でのプレゼンスを意識したのかもしれない。

卒業式当日は、お昼の12時にビジネススクール集合ということになっている。まず、今年のMBAの生徒達と一緒にランチを食べながら彼らにMBAを生き抜く上でのアドバイスを送るのだ。これが僕達のMBA学生としての最後の勤めになる。学び得たものは次の世代に伝えていかなければならない。それが先へ進む者の義務だと僕も思う。

午後3時半からは、Aerospace MBAの同窓会とのミーティングがセットされている。MBAの学位を授与されれば、晴れて僕達も彼らの仲間入りが許されるのだ。どんなミーティングになるのかは分からないけど、少し楽しみだ。

そして、いよいよ午後5時30分からMBAの卒業式がスタートする。来賓のスピーチに引き続き、僕達一人一人が壇上に上がってMBA証書を受け取ることになる。思えば、昨年も同じこの場所で、1学年上のMBAの卒業式に出席した。達成感に満ちた最高の笑顔をした卒業生達を見て、僕も一年後にはああなっていたいなあ~と強く心に思ったのを覚えている。その場所に今自分が立とうとしているのだ。とても不思議な感じだ。

卒業式が終わると、その後は夜9時までずっとカクテルパーティーが続く。フランス流なのでかなり長い。僕の経験ではなかなか終わらないのが普通だ。中締めなんて気の効いたシステムは存在しないのだ。そんなに立って飲み続けるなんて、日本の立ち飲み居酒屋でもやらないぞと思いつつも、この日だけは気持ちよくシャンパンを飲みたいと思っている。

オフィシャルなパーティーが終わっても、僕達MBA学生達の祝いの宴は終わらない。夜明けまでオールナイトパーティーが予定されている。フランス人のChristosは子供達をどうするかまで計画していて、ベビーシッターを雇うか何かすると言っていた。そこまで気合を入れて楽しもうとしているあたりがスゴイ。

ちゃんと覚えていたら、卒業式の様子をブログに書こうと思います。


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