仲間と協力してリーダーシップを共有しながら飛んでいても、時には予期せぬトラブルが発生することだってあるだろう。羽が傷ついてしまったり、病気になったり、あるいは、疲れて果ててV字フォーメーションのスピードについて行けなくなるガチョウだって出てくるに違いない。そんな時、ガチョウ達はどうするか。
V字フォーメーションについていけなくなったガチョウは、チーム全体のパフォーマンスに影響を与えるのを極力避けるため、V字フォーメーションを自発的に離れる。そして、ただ1羽だけで飛ぶことを選択しようとする。
ただし、決して1羽だけで空を飛び続けることはない。傷ついて飛べなくなったガチョウが1羽でもV字フォーメーションを離れた場合、仲間のガチョウ達のうちの数羽がその傷ついた一羽に寄り添うようにして飛び続けるのだ。しかも、その傷ついたガチョウのペースで、また仲間同士V字フォーメーションを組む。
スピードを比べれば元の仲間達のV字フォーメーションには勝てないだろう。しかし、今彼らにできる最大のスピードで、引き続き協力し合って、もちろん、リーダーシップを共有しながら、またV字フォーメーションで飛び続ける。そしてこの小さなV字フォーメーションは、その傷ついた1羽がもう飛べなくなったり死んでしまうか、あるいは、元気に回復して元のV字フォーメーションに戻れる状態になるまで続く。
そこで、教訓3。
『困難な時ほど、違いを気にすることなく、互いに助け合っていこう』
ということで、教訓1、教訓2、教訓3でした。
空を飛ぶガチョウの群れを見たら、少しだけでもこの話を思い出してみてください。
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