宇宙航空MBAブログ

Aerospace MBA(フランス・トゥールーズ)が考える宇宙航空マネジメントの進化系ブログ

弾丸ツアー報告(その1)

2007年09月29日 | フランス
 
先日ブログでお知らせした第2回トゥールーズ弾丸ツアーが開催されたので、数回に分けてその開催結果を少しだけ紹介したい。

今回のツアー参加者は、僕が日本で所属する組織の後輩2名。入社2年目の男2人組みだ。本当はもっと大人数で来たかったらしいのだけど、仕事の都合その他で結局参加できるのが2名になってしまったとのこと。しかし、僕の車に乗れるのは3人が限界なので、ツアーの主催者側としては2名でちょうど良かったかもしれない。

彼らは1週間前にフランス入りし、パリ、ニースを列車で旅した後、このトゥールーズに列車で到着した。しかも、朝の5時16分に。そんな朝早い時間帯に駅に迎えに行くのはキツイなあ~と思いつつ目覚まし時計を朝5時前にセットしたのだけど、目が覚めて時計を見たら朝6時。予想どおりといえば予想どおりだ。さっそく後輩達に電話をして今すぐ迎えにいくから駅で待ってくれと伝える。彼らも予想どおりといった感じで、駅のベンチでゆっくり寝ていたようだ。ゴメンなさい!

彼らを駅でピックアップした後、一旦僕の家に戻ることにした。彼らはニース発の夜行列車でトゥールーズに到着したのだけど、この後10時からMBA訪問が控えているので、その前にシャワーを浴びてさっぱりとしたいらしい。とりあえず僕はIASキャンパスに戻って二人を僕の部屋に案内し、好きなものを食べ、好きなものを飲み、好きに使ってくれと言ってATR社へと出勤した。

出勤して間もなく、Commercial部門のGianni副社長に呼び出される。こんな忙しい日に限って新しい仕事がどんどん降ってくる。どの国で働いてもこの法則だけは真実だなあ~と痛感してしまう。とりあえず、軽い回答と詳細なレポートの期限だけを副社長に示し、僕は自分のオフィスへと戻った。もう10時前だ。彼らをMBA訪問に連れていかねばならない。

僕は急いで車を走らせてIASキャンパスへと戻り、彼らと一緒にトゥールーズビジネススクールを訪問した。学校に来るのは本当に久しぶりだ。MBAオフィスにはセクレタリーのCaroleやMBAプログラムマネージャーのAudeがいて、僕達を笑顔で出迎えてくれた。

Audeには前から今回の2人の訪問をお願いしてあって、その後1時間近くにわたってAerospace MBAコースの概要を丁寧に説明してくれた。当然説明は全部英語だったのだけど、ところどころで僕が通訳し、彼らも大体理解してくれたようだ。質問もしっかり英語でしていたし、挨拶は覚えたてのフランス語でしていた。ちゃんと準備してきているところがエライ!

Audeからプログラムの説明を受けた後は、MBAディレクターであるJacquesを表敬訪問。軽く自己紹介と挨拶をするだけなのだけど、将来彼らがこのMBAに参加すると決心した際には、このたった10分程度の会話が大きな力を発揮する。ヨーロッパではネットワークが命。知っている、と、知っていない、では大きな差があるのだ。

MBA訪問が終わった後は、レバノン風のケバブサンドイッチ屋さんでランチ。僕が開発した新メニュー、シシタウ&フライドポテト入りスパイシーソースサイドイッチに、二人とも大満足だったようだ。日本でもコレ探してみたいです、と言っていた。

ランチをしているうちに午後1時過ぎになったので、僕はATR社での勤務に戻ることにした。二人にはトゥールーズの地図と見所を説明し、徒歩で市内観光をしてもらうのだ。海外旅行が初めてではない2人だし、男性だし、彼らだけに任せても大丈夫だろう。僕は二人をトゥールーズ市内に残してATR社での勤務へと戻った。
 
(写真はMBAディレクターのDr.Jacques)
 


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