今日は別なことを書こうと思っていたのだけど、Thaiの首都バンコクが大変なことになっているみたいなので、急遽それについて書くことにしました。というのも、今横に座っているのがタイからの留学生Sanpat君で、彼と今まさにタイで起こっているクーデターについて話している最中だからです。
このSanpat君、今20歳で、タイの超エリート高校を優秀な成績で卒業し、かつ、バスケットボールではキャプテンとして全国大会に出場したという経歴の持ち主。まさに文武両道。今回のフランス留学もタイ政府から選抜されてやって来ているという、まさにタイ政府期待の星なのです。
将来のタイのエースSanpat君に、今回のクーデーターのことを聞いてみました。
僕:「Sanpat、今回のクーデーターについて正直キミはどう思っているんだい?」
Sanpat:「History repeat itselfだよ。僕らの国では過去に何度もクーデターが起きていて、その度に軍隊が出動して大騒ぎになるんだ。でも、実際のところは政権内だったり、軍部内だったり、あるいはその両者だったり、権力争いがちょっとだけ表面化しただけのことにすぎないんだよ。タイの立憲君主制はこの程度のことじゃ崩壊しないよ。でもね、こんなことずっと繰り返しているから、いつまでたっても日本みたいに先進国になれないんだよなあ~。NOBU(僕のこと)の国ではクーデターなんて起こらないでしょう?」
僕:「軍部自体がもうないからねえ~。自衛隊が反乱を起こすとも思えないし。でも、たまに政変は起きるよ。でも、政治家同士の権力争いで、それも政党内部での話が多いんだけどね。」
Sanpat:「それで済むならましだね。あ、でも、それより僕が兵役に行ってない時でよかった~。」
僕:「え、Sanpat達って兵役に行かなきゃいけないの?」
Sanpat:「正確に言うともう終わったんだけどね。うん、タイの男子には兵役の義務があるんだよ。通常は約2年間かな。でも、僕は高校時代に毎週水曜日に軍事訓練を受けていたので、免除されるんだ。そのぶん、高校時代はずっと丸刈りにしてなきゃいけなかったんだけどね。おかげで女の子にモテなかった。」
と意外にも冷静な反応。彼は高校時代にデンマークにも1年間留学したという国際派で、(僕からみても)若いのにとてもバランス感覚に優れている。ここフランスで宇宙航空工学を修めた後、タイ政府のために最低5年間働くことになっているのだそうだ。う~ん、こういう人材はぜひとも親日派にせねば!僕の仕事だ。
ここまで書いたところでSanpat君の家族も友達もみんな無事なことが確認できたようなので、ひとまず安心です。よかった。
(別に僕はダジャレ好きではありません)
ここバンコクでは昨晩戒厳令が布かれ、交通量と人通りが圧倒的に減ったものの、街中は特に変わり無いように見えます。ここから数キロ先では戦車が待機しているなんて思えません。
Sanpatさんの言う通り、憲法で制定された民主主義が、国を護るべき軍隊によって転覆されること事態、タイは未だ途上の過程に在るのだと実感しています。
三軍統帥である王様がどういった行動に出られるのか、注目です。
来年の新人研修とフォローアップ研修は、やはり、
自衛隊研修か山伏修行にしますかね。
カフェテリアのメニューを公表したら、かなりの反響。
期待に応えられないとクビですな、私。
コメントありがとうございます。というより、無事でなによりです。その後タイの様子はどうですか?
民主主義の原理原則に従って言えば軍隊が憲法を否定することはあってはならないのですが、人間が作ったものは人間によって破壊されるのがこの世の常ですからね~。憲法も、法律も、そしてどんなに崇高な理念も、結局のところすべては人間の創造物に過ぎないということでしょうか。
>つ さん
コメントありがとうございます。
ですねっ!やはり山伏修行か自衛隊しかないでしょう。理論武装する前に、体力武装と精神力武装が必要な今日この頃の日本社会ですからね。
カフェテリア研修、上々の反響なんですね!良かったですね~。私も嬉しい限りです。機会を最大限に利用してソフトスキルを磨いてほしいですね!
やる気がないというか、生きる力がないんですよね。根本的な部分で「自分さえよければ」じゃないですか?
誰かを守る、何かを守る、って言う意識は大事かなと思います。
サバイバルな経験は、いざ緊急事態や災害があったときにも自分自身のためにもなると思うし。
コメントありがとうございます。
これで来年の新人研修は山伏OR自衛隊で決定ですね!あと機動隊や消防隊というのもあるので、検討の参考までに。