あえかのブログ【2005-2009年】

teacupより移行したシンガーソングライター「あえか」の昔のブログです。

強くなりたい

2007-02-15 13:04:53 | ノンジャンル

とある方が
わたしがここ最近ずっともやもやとしていた気持ちにピッタリな言葉を見つけて来てくれて送ってくれました。
和田京子さんというシンガーソングライターの歌詞だそうです。

わたしがすごく言いたくてでも何だかうまく言葉にできなかったことを
ストレートに代弁してくれていて・・・

ああ、私もまだまだだなぁって思いました。
でも、ほんとこの歌詞に助けられました。


「どんな人でもきっと必ず愛する人がいるよ」と言う君の言葉
この胸深くささる
誰かを傷つけた日、忘れてしまったの?
傷つけられた日のことは覚えているのにね

ああ自分の大事な人たちを
奪われていくことは誰でもいやなはずだよ

みんな誰かにとって大切な人なのに
深い憎しみたちは 悲しみしか生まない

君が嫌いなあの子にもね 愛される場所がね 必ずあるんだ
帰ろう おうちへ帰ろう

簡単なことなのにどうして?
他人事(ヒトゴト)だとそっぽむくのは意気地なしだね

人を思う気持ちは慈しみを生むでしょう
みんなそうなれたなら願い満たされるでしょう

みんな誰かにとって大切な人なんだ
誰か責めてしまえば 誰かもちくりちくり
心痛ませているの 忘れちゃいけないね
みんな誰かにとって大切な人なのに
深い憎しみたちは悲しみしか生まない



みんな
こういう人はこうあるべき
人間こうあるべき
という主張を持っていて

どれも正しく、間違っていない。
右から見たら正しいものも
左からみたら間違ったものに見えるんです。
でもみんな、この考えだけが正しいと、思い込んでる。

ほんっとに色々な考え方の人がいるから。

色々な花があるように
色々な家が建てられるように

でも人間みんな一人では不安だから
グループを作って
同じ考え方だよねって
安心できる囲いを作りたがる

それは、
一般的に「団体」と呼ばれるものの中にいる人もそうだけど
意外に気付いていないのは
「団体の外にいる人たち」
その「団体」の考えが間違ってる
ってことを「知らしめよう」と
なぜか、つるみたがる。
「そのことについて語ろうよ」
って言って、同じ考えの人同士で集まって
ひたすら非難して、スッキリ・・・。

それが私にはどうしてもしっくり来ない。

結局、その「団体」と同じことやってるのではないかと。

同じ考えの人で集まって
「こう思わない?!」
「思う思う!!」
「許せないー!!」
自分と違うグループのことを非難してる。
自分も似たようなグループを作ってしまっている事に気付かずに。

そして、それに対して
「団体」の中にいる人たちが、それは違う!と非難し
中にいる人どうして集まって
「がんばるぞ!」
勝とうとする。

グループがあるから生まれてしまう
グループvsグループ
の形。

そして

どうしてもハマってしまう人間の心理
「勝ちたい。」
「負けたくない。」

この「競争」という名のまぼろし。
(from『歩きながら』byあえか)

そんな「競争」いつまで経ったって、「勝つ」日なんか来ないよ。

上司と部下の関係もそう。

部下も上司もどちらもいつも
「こうあるべき」
という主張を持っている。
それをハネのけられた時
またそこで
「勝ちたい」
という人間の欲が生まれてしまい
主張のぶつけ合いになる。
それだけだと不安だから
一人でないことを確認する為に
同じ考えの人どうしで集まって

「こうあるべきなのに、どうしてこうしないの?!」
「私もそう思うー!」
「信じられない!」
「ひどい!」

同じ考えの仲間が集まって、同じ「グループ」であることを確認し合って、みんなで一緒に非難。

また生まれた「勝ちたい」という欲。
自分以外の考えは、間違っている、という片方からのみの視点。

それをもっと大きくしたのが戦争なんだと思う。

みんな「戦争反対」って思ってるけど
身近なところで「戦争」してる。

ニュースを見て、アメリカを批判する前に
身近な「戦争」を起こさないようにする事
それが、今わたしたちができること。

こう書きながらも
わたしも毎日、「戦争」に加わってる。
「そうだよね。」
と、自分と同じ考えの非難に
つい安心して、その嘘の温もりにすがってしまう。
孤独が恐いから。

強くならなきゃって毎日思うんです。
孤独を恐れずに
強くならなきゃって。
「戦争」に加わらない強さ。

それが今わたしが一番欲しいものです。

ワンマンまで、あと☆5日☆