タミ画廊

個展、グループ展、二科展等の出品作品を展示。

地中海クルーズ

2018-04-18 16:55:54 | Weblog
関西学院大学絵画部弦月会の仲間達4名で地中海へのクルージィングに出発した。
4名全員が何らかの病気もちで、あの世から緊急呼び出しが来る前に、心残りが無いように豪華客船で地中海を一周しようということで衆議一決し、2018年3月15日に成田空港に集合した。
15日22:00エミレーツ航空319便でドバイ経由バルセロナへ行き、そのまま即、16万トンの「MSCメラビリア」に乗船しマルセイユに向かって出港した。
この船は乗客5700名、クルー1300名の超大型船で、我々4名のキャビンもてんでバラバラで仲間のキャビンを訪問するのは良いが、うっかり船内地図を部屋に置いてきたりすると、迷子になって自分のキャビンに帰れなくなってしまう。

翌日8:00にマルセイユに入港。(3月17日)

以前、パリは何度か来たことがあるが、マルセイユは初めて。この日は天気も良くて、のんびりとマルセイユを楽しむことが出来た。
 
                   16万トン メラビリア

                   メラビリアのメーンフォロアー

   
   夜はシアターで楽しいショウを見学

3月18日
18日8:00にはジェノバに入港。
この街はスリが多いので気をつけるように・・・との注意を受けて上陸。ジェノバは生憎の雨で、王宮や世界遺産ガリバルディ通りへ行ったが、雨で寒くてあまりよく覚えていない。

早々に船に帰って一杯やった。


3月19日
8:00チビタベッキアに入港。ここから約1時間半程でローマの街へ・・・。
ローマはカミサンと銀婚記念で20年前に訪れたことがあったが、コロッセオ、スペイン広場、トレビ等20年前とほとんど変わっていないのが嬉しかった。
でも、この日も生憎の雨で、早々に船に引き揚げた。
 
夜は毎日シアターで色々な面白いショーをやっており、それを見るのも楽しいが、メーン通路でクルー達と一緒になってのダンスも楽しいものである。もっとも僕の場合はダンス等といえるしろものではなく、ただ腰を前後左右に振っているだけだが、どこの国の人か解らない人達と同じ船に乗り合わせたというだけで、皆一緒なって踊っていると、平和そのものである。
   

3月20日
シチリア島パレルモに10:00入港。
モンレアーレ大聖堂、パレルモ大聖堂に行ったが、ヨーロッパの大聖堂などどこも似たようなもので、何所がどこだか良く覚えていない。

この日の夜はソルクド・ソレーユを見学した。クルーズは街を見学するより、船の中でのんびりするのが一番良い。


3月21日
マルタ島バレッタに10:00入港。
  美しいバレッタ港
今回のクルーズで最も興味あるマルタ島で、マルタは地中海の宝石とヴァサロが言っていたが、心から賛同したい気分。バレッタの港は、塩野七生の「マルタ騎士団」の根拠地の面影を強く残していて、ここに上陸して、街を歩くだけで嬉しくなる。
 
  
  バレッタ港のメラビリア

3月22日
この日はバルセロナに向かって終日クルーズ。
この日は一日中船の中なので、本来ならデッキで絵を描いたり、プールで泳いだり、ジャグジーで遊んだり・・・・。となるところだが、この日も終日雨で、そのうえ寒くてデッキでのんびり日光浴なんて雰囲気ではない。クルーズの最終日のこの日は2度目のドレスコード日で一応ドレスアップしてディナーに臨む。ドレスアップと言っても僕達4人は、せいぜいジャケットにネクタイ程度のドレスアップだが、なかにはタキシードでバッチリ決めてくる人もいて、孫にも衣装とはよく言ったもので、普段はショボイオヤジも見違える。

今日は最後のシアター見物となった。
  
      オペラ開演                                シアターショウー

3月23日
9:00バルセロナ入港。
入港の前に船から真っ赤に染まった朝日が昇って地中海を赤く染めていく風景がなんとも素晴らしい。このクルーズではあまり天候に恵まれず、朝日を拝めたのは最終日のこの日だけだった。

下船後世界遺産サグラダファミリア観光したが、ここにはほんの5か月前に来たばかりで、取り立てての感動もなし。


3月24日
バルセロナ14:50発エミレーツ空港からドバイ経由で成田に夕方17:20に到着。
10日間を4人の爺さん仲間で初めてのクルーズだったが、船内でのショータイムやダンスに参加したり、カジノでルーレットに挑戦して大金(?)をまきあげられたりしたけれど、心配していた病気に襲われることも無かったし、大きなトラブルに見舞われることも無く、全員無事で帰ってこられたので何よりだった。
惜しむらくは、3月中旬は地中海の天候は不順だったようで、天候さえ良ければクルージングは我々後期高齢者に向いていると思う。一般のツアーでは移動の度に重たい荷物をゴロゴロ引いて移動しなければならず、それが誠に厄介である。それに引き換えクルーズは荷物の持ち運びが一切無いのはありがたい。それにヨーロッパの寺院や、大聖堂などは、何処も同じようなもので、家に帰って、写真を見てもどこの寺院だったのかさっぱり覚えていない。そんなことなら船の中で酒でも飲んでゆっくりくつろぐほうが、はるかに気が効いているように思う。