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M・R・ジェイムズ とねりこの木

2008年12月12日 | others
英国怪談の巨匠でして、
怪談とは字のごとく「怪」を「談」ずるものでありましょう。

つまらない話でも、誰かが語っているのを聞くと妙にコワイ、という体験がありませんか。

M・R・ジェイムズは大学の先生で、学生たちに自作の怪談を創って聞かせるのが愉しみだったといいます。
なので、短編集の作品はほとんど「語って聞かせた」ものなのです。

だから、ここで「出るのか?」と思わせておいて、じつは聞き手が気を抜いたところで「出す」テクニックは名人芸です。
【創元推理文庫 M・R・ジェイムズ怪談全集1・2】
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