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猫と鼠の殺人

2012年02月29日 | JDカー
「連続殺人事件」に続いて発表された(1941年)フェル博士ものですが、 カーの作風が明らかに変化してきたことがよく分かります。 とくにこの作品はオカルトなし、ドタバタなし、不可能犯罪なし、 登場人物は最小限におさえられ、コンパクトなミステリとして成立しています。 しかしダグラス・グリーンの評伝「奇蹟を解く男」では、 『(猫と鼠の殺人における)ラストの論理性にはまったく納得できない』と書かれています . . . 本文を読む
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