以前から楽しみにしていましたが、いよいよ「伊駄天影武者」が満を持して復活しました。
今回は金曜日の夜限定というハードさ
なかなか、行くのが大変です。
ちなみに「伊駄天影武者」というのは今、都会で大流行の「ネクストブランド」という、同じ店で店舗名を変えて、全く違うラーメンを提供するというやつで、いうなれば「二毛作」みたいなものです
正直、実力のあるお店しかやりません。
っていうか、やはり全く違ったラーメンを提供するのですから、やれないと言った方が良いかと思います。
金曜日の夜のみ限定で、影武者が現れます。
先週金曜日から復活したので、初日は大変だったようで、早い内にスープ切れになってしまったようです。
自分は、今日もバイパスの渋滞で1時間以上かかってしまいましたが、何とか間に合いました
駐車場も金曜日の夜なので混み混みでしたが、何とか駐められましたね。
オレンジ色ののれんが懐かしい
影武者ですねえ(写真を撮るの忘れました)
早速食券販売機を見ると通常のメニューを隠すのに苦労している様子が。
全てを売り切れにして、今日できる物だけを販売中にしてあります。
こんな感じでした。
シンプルといって良いメニューですね。
これで良いと思います
もちろん「影そば750円」を頼むことにしました。
ニコッと微笑む店主に、食券を渡して、ゆっくりと待ちました。
いつもと店内の香りが違うかな
「影そばです。おまちどおさま。」
来ましたよ~
なるほど、見た目には色の白さというか白濁具合が濃くなっていますね。
それでいて油は感じません。
クンクンと犬のように匂いをかぎますが、当たり前ですが、全くくさみはありません。
むしろ、伊駄天の特徴である節系の香りが漂います。
早速一口。
「う、うみゃあ!」
なんと。
もちろん、以前の伊駄天影武者のラーメンと全く違うというわけではありません。
基本というか芯は同じです。
でもスープが美味しいのです。
濃度どうこうというよりもスープ自体、旨みがすごく出ています。豚骨から出る甘みがすごく良く出ていて、それでいて余分な脂がないのです
そこに魚介の旨みも合わさってきています。
ちなみに一口目にややタレの濃さを感じましたが、途中からは気になりませんでした。
やはり復活までにかなり時間を掛けただけあって、凄く美味しいです
そこに伊駄天特有の細麺が良く絡みます。
歯ごたえや味ともにかなり好みですね
具は、海苔、メンマ、タマネギ、白ネギ、叉焼、胡麻、そして何やら茶色い物が
そう、この茶色い餡こそが鰹節で作った餡です。
なめてみると、鰹節だけでないような気もしましたが中心は鰹。
これがまた美味い。
そのまま食べてしまいそうでした
溶かさないようにそっと食べていましたが、実はすぐに溶けてしまいました。
溶ける度に豚骨スープの味が変化していく。
まさに魚介系豚骨スープです。
他には相変わらず叉焼が美味しく、最近得意のタマネギ。辛みがギリギリ、熱を加えることで甘みもでてきて、さらに歯ごたえがいいアクセントになります
このスープと合うわ
全然意識しなかったのですが、あっという間に無くなってしまいました。
いやあ、本当に美味しかったです。
懐かしさもありましたが、それ以上に美味さに驚きでした
途中で、寸胴のスープを見せてもらいましたが、白濁具合がべっぴん色白で良い色でしたねえ。
店主によると、時間とともにやはりスープは多少変化し、旨みと濃度のバランスが変わっていくそうです。
しかし、時間的には営業時間ほぼ3時間くらいで計算して作ってあるそうで、多分裏にはかなりの方程式があるのでは
影武者を一度休止したのにはいくつかの理由があるそうですが、それにより随分と見つめ直すことができたようですね。
原点回帰というか、
「伊駄天というお店が、もし豚骨系ラーメンをやったらどんな味になるか。」
という課題に十二分に応えることができるものができあがったと思います。
最近流行りの「豚骨コッテリ+魚介ガツン+粘性たっぷり」のスープではなく、実に伊駄天らしいラーメン。
上品という言葉では片付けたくないですが。
もともと影武者はかなり好きだったのですが、さらに気に入りました
ちなみに食券販売機にあった、「影めし」というもの。
売り切れでしたが、かなり気になりました。
どうも、まだ衣装が間に合わなかったようで、今回は出演していませんでした。
どういった俳優さんかはお楽しみのようです
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます