昆明市の最も賑やかな南屏街、そして正義坊の裏にある『昆明老街珠宝花鳥市場』には、その名の通り古い街並みが遺され、宝石やアクセサリー、小鳥や小犬や猫などのペット類、そして花の街昆明ならではの様々な花々が売られている店が軒を並べていました。
私は老街にある古い木造建築の街並みが好きで、昆明を訪れる度に必ず足を運んできましたが、中国の急速な経済発展に伴い、この地区も大開発の波に飲まれてマーケットも大きく変化し、この地域でしか見られなかった古い建築物が次々に取り壊されていって、真新しい建物へと建てかえられています。 ペットや花などのマーケットはまだ残ってはいますが、近いうちにそれらも形を変えるか無くなってしまうことでしょう。
正義坊
この裏手に昆明老街珠宝花鳥市場があります
これは2010年頃の老街街並み
これは2015年の建てかえられた街並みで、このように一応昔の木造建築様式が引き継がれている所もいくつかあります。
古い木造建築が取り壊されて、後ろに見えるような新しい建物に建てかえられていきます。
古い建築様式を遺しつつ近代的な建物へと変わってしまいました。
これも建てかえられてしまった建物
一見以前と似てはいますが、以前の古い建物にあった滲み出る歴史は感じさせられません。
花鳥市場の入り口
南屏街の開発で、一年前にあった入り口が無くなっていて、このような所に変わっていました。
花鳥市場のこの辺りは昔のまま
後ろの建物は次々と新しくなっていきます
ここからは小鳥を始め、色んなペットの店が続きます。
小鳥の餌も売っています
この虫も鳥の餌のようです。
これも餌
サソリはまさか餌ではないでしょう。このまま飼うのでしょうか。
亀も色んな種類が取り揃えられています。
ハムスターでしょうか
これらの子豚は一応ペットとして売られてはいますが、買う人によってはペットではなくなるかもしれません。
犬猫小鳥などがそれらの餌と共に売られているようです。
犬とウサギ
犬とウサギ
この通りからは生活用品やさまざまな小物を売るマーケットが続きます
様々な小数民族の衣裳や小物も置いてあり、ここで土産を買うのもいいでしょう。
舞踊や太極剣で使う刀や衣裳を置いている店
宝石や石を加工販売しています
お香や仏具の店
通りの先までマーケットが続いています
マーケットを抜けると、静かな通りへと続きます。
筑豊も様変わりしてますが、お祭りだけは、変わらず伝統を受け継いでいるようです。
私のブログ全般にも目を通してくださったのですね、ありがとうございます。
羅平の菜の花畑をご存じだということは、きっと雲南省全般に関してもお詳しいことでしょう。
祭は庶民の生活に不可欠であったからこそ受け継がれてきたわけですが、生活形態がすっかり変わってしまった現在では、それらの殆どが伝統芸能へと転化せざるを得ないことから、少しずつその姿を消してしまっているのが残念です。