写真の投稿が続きましたので、ここで再び一休み。
今回もまたネットから拾った小話です。
どうぞお寛ぎのひとときにでも、ご利用ください。
今回はこれまでの短編集と違って一つのストーリーです。
ある賭け事のお話。
本当にあった話なのかはご想像にお任せします。
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ある老婦人がチェース・マンハッタン銀行本店に書類鞄を持って入って来た。老婦人は、銀行の窓口係に、鞄の中の3百万ドル( 3億円超)を預金するためだ。口座を開き、金額が大きいこともあって、先ず、銀行の頭取に会いたいと言った。
窓口係は、鞄の札束の分量を確認して、もっともな話だと思い、頭取に引き合わせた。老婦人は、護衛されながら頭取室にった。頭取は、どうやってそんな大金を持つに至ったのかを、その老婦人に尋ねた。
頭取 「それは遺産ですか?」
老婦人「いいえ。私は、賭け事をするんですよ」
頭取 「競馬か何かですか?」
老婦人「いいえ、人々と賭け事をするんですよ」
当惑してる頭取に、彼女は色々な人々と諸々の事に賭け事をするのだと説明した。
そして、出し抜けに、老婦人曰く
「明日の朝の10時迄に、あなたの睾丸が四角になってしまう事に、2万5千ドルを賭けましょうか。」
頭取は、老婦人の賭け事を受けた。濡れ手で泡とはこのことだ。その日は一日中、用心して過ごし、夜は自宅に留り、危ない事を一切しなかった。何せ、2万5千ドルが掛かってるのだから。
翌日に起きてシャワーを浴びた時も、何も問題が無い事をチェックした。陰嚢の形状には何の変化も無く、いつもと同じであることをしっかりと確認した。
頭取室に入り、鼻歌を歌いながら、老婦人が10時に部屋に来るのを待ちわびた。運が良い日だ。何もせずに2万5千ドルもはいるのだ。
10時キッカリに、老婦人が頭取室に招かれ、ある男性が同行していた。彼女は、この方は自分の弁護士で、こういう大金が賭けられた時には、いつも同行するのだと言った。
老婦人「それでは、昨日始めた賭け事の話に入りましょう」
頭取 「どう言ったら良いか分かりませんが、私のその・・・、睾丸はいつもと同じで、違う事と言えば、今日は、2万5千ドル分、金持ちになるということだけですね」
その老婦人は、皆に良く見える様に、頭取にズボンを脱ぐ様に頼んだ。頭取はそれに従い、婦人は睾丸を凝視して、手で触っても良いかと尋ねた。
頭取 「え!・・・ま、良いでしょう。2万5千ドルは大金ですから、確認してもらうよりほかないでしょうしね。」
その時、頭取は、彼女の弁護士が盛んに壁に頭をぶつけているのを見た。
頭取 「彼は、どうかしたんですか?」
老婦人「何でも有りませんよ。ただ、私は、彼と賭け事をしたんです。私は、今朝の10時に、チェース・マンハッタン銀行頭取の睾丸を手で掴む事に、10万ドルを賭けたんですよ。それだけのことです。気にしないでください。」
お後もよろしいようで。
想像力は逞しいと思っていましたが
ウフフ まさかの結末で 面白かったです。
雲南省の画像 いつも楽しみに拝見しています。
中国は本当に広いのですね。
風景じゃなく生活の見える景色がいいし
人の笑顔っていいなとしみじみと思います。
ご紹介ありがとうございます。
いつもこのブログを訪れてくださりありがとうございます。
そしてメッセージもありがとうございます。
そう言っていただけると励みになります。
雲南省へは来年まで行く予定はありませんが、その前に再びカンボジアへ行く予定です。
その時はまた訪れる先々の写真を載せますので、どうぞご覧になってください。