横浜27団ローバー隊

ローバー隊の現スカウトや近況とOBとの連絡所

親離れ?

2007-06-06 00:46:10 | 投稿

日曜日の夜に九州に電話しようかと、ふっと立ち上がり、すぐに‘両親ともいないわ!?’と気づく。旧知の友人と会っておおいに会話を楽しみ、帰りの電車の中で、‘そうだ、この友人のことを九州に報告しよう’と、また気づく。歌謡番組見はは、‘電話で教えてあげよう’、、、。

母親が亡くなって以来、立て続けにこんな錯覚を覚える。自宅のリビングにも私の寝床にも両親の遺影の額があるというのに。

2日の朝日新聞の‘Be’に有名な朝日新聞社のジャーナリストで、夏目漱石などを抜擢した‘池辺三山’の記事があった。大変な母親思いであった彼は、母親の死後49日は、肉も魚も摂らず鶏卵も絶ったそうだ。脚気と心疾患が土台にあった彼には、この肉食を絶った事態が心発作を招き、皮肉にも49日を待たずに死去したらしい。初めて知ったのでびっくりした。

私と言えば、毎日好きなお茶を入れる際にまず両親の遺影に一番茶をお供えする程度だから、三山が知ったら閉口してどんなことを記事にするだろうか?

縄文時代から皆と同じように、                                私も故郷を離れて一人暮らしをして、家族や両親の絆を知った。           結婚して親を大人として見れるようになった。                       子供ができると親のありがたみがわかった。                       そして両親を失って親の偉大さを悟り、寂しさを味わう今日この頃である。