タンブリングダイス

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府中のダービー雑感

2005年05月29日 18時11分18秒 | 競馬全般
佐藤哲三騎手の思い切った作戦は素晴らしいと思います。
でもその他の騎手(武豊以外)は何してたんでしょ
まあ、怪物級の馬がいるんだからおとなしく2着を拾いに行くという姿勢は
納得はいかないがわからんでもない。
しかし、同じ騎手としてそれでいいのか・・・
私には、なんとかして負かしにいこうという意思は佐藤騎手以外全く感じら
れなかった。
おそらく騎手や関係者の中の世界ではそれでいいのだろう。

しかし、本当にそれでいいのだろうか

JRAが今回のダービーにおいて特定の1頭の馬をスターホースにするために大
々的に動いたことは、今日の昼に書いた。
そしてその思惑通りにレースは決し、めでたしめでたしとなった。

だが、今回のレース
失ったものが大きいんじゃないかと私は思う。
それはJRAの大きな基盤

公正さ

である
もちろん今回のレースが八百長であると短絡的に考えてのことではあり
ません。
このレースで佐藤騎手はなんとか勝とうという意思を持って思い切って
インコースぴったりにカーブを周り内外差の距離ロスに乗じて出し抜こ
うというレース運びをした。
それは賞賛されることである。
では他の騎手は・・・
昔、絶対的1番人気のトウショウボーイに加賀武見騎手が反則ギリギリで
出し抜けを食らわしクライムカイザーを勝たせたというレースは必ずこう
いった、「ダントツ本命馬とそれに対するその他の馬の戦い方」という
テーマでは出てくるエピソードである。
今日のダービーにおいて、この「ディープインパクトをどうやって倒すか」
というテーマを課せられた武豊騎手以外の17人の騎手たち。
佐藤騎手以外の16人において

ディープを大プッシュしているJRAを敵にまわしてまで思い切
った競馬は出来ないだろ


という考えが浮かんだ可能性はゼロなのだろうか?
というか、こういった邪推を生まれさせてしまう今回のようなキャンペーン
自体が公正さを第一にしなければならない胴元として問題があると私は考え
ます。
レースの結果から勝った馬を大々的に賞賛する、レースの素晴らしさを大々
的に取り上げる、こういった「名馬列伝」「名勝負列伝」というアングルか
らのキャンペーンは是非これからも続けて欲しいし、またこれが公正さを損
なうという部分は無いと思うが、これから行われるレースに対してこういっ
たキャンペーンを行うことはかなり問題があると思います。

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2 コメント

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JRAってのは・・・・ (NY)
2005-05-30 08:10:26
JRAの役員は、農水省と警察の天下りばかりで、警察の天下りは、馬主の審査とか結構仕事はあるようですが、農水省の天下りなんてのは、もともと競馬に興味のない人間も多く、ほとんど仕事なんかしてない、という話を聞いたことがあります。



ですから、JRAがV字回復をしようがしまいが、どうでもいいと思っている輩もいるわけで、今回のキャンペーンにしたって、別に考えてやっているとは思えません。(まあ、考える人は別にいるのでしょうが)



ところで、ダンブリングダイスさんのように、競馬好きなのに(競馬好きゆえ?)いろいろと批判的な意見をもっている人もいるようです。

こんなblogを見つけました。

http://www3.diary.ne.jp/user/336766/

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Unknown (ダンブリングダイス)
2005-05-30 15:11:24
コメントありがとうございます

天下り役人がトップに座りその下にもかなり存在すると思いますが

JRAはプロパーでやる気のある職員が結構いて、今の状況をなん

とかしたいと努力しているのもよく分かるんですよ

少なくとも他のいろんな公営競技に比べればはるかにマシ。

だからこそ、その努力の方向性を間違えないでほしいと思ってます。

文句ばっかり書いてますが、私はJRAの大まかな施策はわりと正し

いと思ってます。
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