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2023.6.30 『芽奈野』(237m)  地震崩壊地の風景を求めて

 今日から7月。

私にとってこの7月は嫌な月で、

今日から8月の盆前まで土曜日が出勤となる。

それで1日の今日は早速出勤だった。

そんな繁忙期を前に、

昨日は休みを取っておいた。

 貴重な休みはどこへ?

と考えた時、

久しぶりに胆振東部地震後の崩壊地風景を見たくなり、

厚真町へと向かった。

そして厚真町高丘地区から、

「幌内高丘林道」に入った。

この林道は厚真町の最北高丘地区と、

最東の幌内地区を結ぶ。

但し、両地区とも人家がまばらで、

居住人口が少数ないため、

この林道を走る車はほとんどない。

また、5年前の胆振東部地震でズタズタに崩壊したこの林道は、

令和3年に全線で改修工事が完了した。

 「幌内高丘林道」の、

高丘側から入って上り坂になる手前に駐車。

林道を歩き出すと、

すぐ崩壊した斜面が現れる。

これらの崩壊斜面の下部には、

土砂と一緒に滑り落ちた樹木が幾重にも折り重なって、

異様な光景を見せていたが、

今はそれらもかたずけられ、

茶褐色の斜面が美しい。

 蛇行する林道を170で離れて急斜面に取り付いた。

そして笹の中に入って登って行く。

するとわずかな距離で古い作業道に出る。

あとは作業道にのって進んで行く。

ただ作業道は何本もが交差しているので、

間違った枝に入ると、

とんでもない方へと進んでしまう。

 一時作業道を離れて崩壊斜面をトラバースすると、

崩壊地の風景が広がる。

この風景はこの辺りでしか見られないものだ。

初めてこれを目にしたときは、

ハッとして息をのんだものだ。

この時期は樹木の緑と、

茶褐色の崩壊斜面とのコントラストが美しい。

この日はやはりここに来てよかった、

と思える風景だ。

 複雑な作業道を選んで進み、

最後は少々濃い笹の中の三角点へ。

ここに立つのはこの日で三度目だが、

標石を目にしたことがない。

笹が濃くて見つけられないのだ。

「今日こそ!」と思って登ったこの日ではあったが、

朝から蒸し暑くてどっぷり汗をかき、

とてもそこに長居する気にはなれず、

またもや四等三角点「芽奈野」の、

標石を目にすることなく下山開始。

ピークにはこれまでなかったピンテが付けられていた。

こんなところに登る人がいるんだねえ。

 下山はルートを変えて、

別の作業道を下った。

そして修復された崩壊斜面を下って林道へ。

曇り空で陽射しはないのだが、

とにかく湿気を含んだ空気が暑い。

そこに大きなヒグマのフン!

駐車地に戻って着替え、

さてもう一座!

 

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