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2021.3.28 「376mP」~「396mP」  尾根歩きは楽し!

 日曜の朝は月形町豊ケ丘の、

『分監山』(460m)麓で目覚めた。

夜明けが早くなった今、

この朝も青空が広がっていた。

 これまで回を重ねて登ってきた『分監山』は、

この冬も2度登っているが、

いつもその登路で眺めてきた尾根がある。

それは『分監山』から『三角山』(708m)へ続く尾根と、

「中小屋川」を挟んでほぼ平行に走る尾根だ。

『分監山』側から眺めると、

一段低い尾根だが、

すっきりと筋が通っていて、

その上を歩きたいという気持ちにさせられる。

それでこの冬こそは歩いてみようと思っていたところ、

「中小屋川」で大規模な河川改修工事が行われていたため、

それが終わるまでは無理だと諦めていた。

ところが先日Kaoruと『分監山』に登った際、

その工事の様子を上から眺めると、

工事車両の姿がなく、

どうも工事が終了したようだった。

それでこの度足を踏み入れてみることにした。

 6時40分、「中小屋川」の除雪終点をスタート。

このときすぐに川を渡ってしまえばよかったのだが、

周辺をよく確認せず、

段差があった河原へHiromiが降りられないと判断し、

「中小屋川」に沿って伸びる林道を進み、

適当なところで渡渉することにした。

「中小屋川」に沿って伸びる林道は、

長くは続かず廃道になっている。

この奥には何度も入って確認している。

「中小屋川」はなかなか渡渉箇所が見つからず、

行ったり来たりを繰り返し、

ようやくピンポイントでスノーブリッジを発見!

 尾根のほぼ末端に取り付くと、

予想通り気持ち良いくらいに、

スッキリと伸びている。

足下の雪もよく締まって歩きやすい。

ただ前日の疲労が下半身に残っているので、

ゆっくりゆったりの登行だ。

Hiromiはそんなの関係なく、

この日も元気いっぱいだけどねえ。

 登りゆく尾根からは左手に『分監山』の東面が、

右手には空知平野が木の間越しに見えている。

標高の割にはよい眺めを期待できる。

また、左足下の「中小屋川」は、

ほぼ絶壁の下に見えなくなっていく。

その後高度を上げていくと、

二箇所クラスと斜面の急登があり、

Hiromiは安全確保のため、

スノーシューを外して登った。

また狭い細尾根もあって緊張する場面だ。

しかしそんな部分を通り抜けると、

決まって広く素晴らしい風景を見せてくれる。

いやあ、いい尾根だわぁ!

 地形図上の「376m標高点」を過ぎると、

樺戸山地の核心部が見えてくる。

そして9時ちょうど、

地形図上の「396m標高点」。

このピークは広くて展望がないので、

少し先に進んでみると、

『三角山』(708m)と無名の「700m峰」が、

すぐ間近に見えており、

その奥には『鳥越山』(669m)から、

『樺戸山』(890m)までの長い尾根が目を引く。

そしてそれらは皆積雪期にHiromiも歩いている。

そんな思い出を浮かべながら山岳風景に見入った。

【思い出の樺戸山地】はこちらから、

  (1)『鳥越山~『樺戸山』~『844m峰』

  (2)『鳥越山』~『700m峰』

  (3)『分監山』~『三角山』

 下山は随分雪がゆるみだし、

スノーシューがズボズボのまれる。

体重が軽いHiromiはそうてもないが、

私はスノーシューを取られてつんのめり、

顔面から転倒する場面が何度かあり、

もう嫌!

尾根をほぼ末端まで下って、

駐車地そばの中小屋川に当て、

今度は大きなスノーブリッジを難なく渡って、

10時25分、駐車地。

期待通りの素晴らしい尾根歩きを楽しめて、

Hiromiともども大満足の週末だった。

そして締めくくりはいつものように、

夕方反省会!

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