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2022.6.5 『熊狩山』(144m)~『古潭沢』(179m)~『望来奥』(203m)  一本の林道で3つの三角点へ

 昨日は石狩市厚田区で、

片道7kmの林道を歩き、

3つの三角点ピークを踏む計画を立てた。

 朝Hiromiの車を我が家に置いて出発。

厚田区望来で農道に入り、

「望来ダム」手前のゲート近くに駐車。

ここがこの後歩く「古潭越林道」の入口だ。

この入口にゲートは設けられておらず、

常に開放されている。

しかし我々は歩きながら、

周囲の風景を眺めたいので、

あえて入口に駐車して歩く。

 同林道は昨年の晩秋に単独で歩いているが、

車が通ることはなかった。

しかし今回は山菜シーズンであるため、

何台かは入っているだろう。

 8時50分、「古潭越林道」入口をスタート。

この林道はこの日の2日前に、

逆側の道々11号線から入り、

「湯ノ沢」(ニ等三角点)を往復している。

つまり今回の入口から入り、

そのままどこまでも歩くと、

道々11号線に至るというわけだ。

 林道は舗装されている。

どうしてこんな山の中で、

しかもろくに車も通らないようなところを舗装したのか?

理解のしようがない。

しかし歩くのは快適で、

Hiromiなんかまたガシガシ歩く。

こちらは心拍数が上がり、

呼吸するのが大変だ。

それでも青空と緑の中を歩くのは、

大変気持ちがいい。

 スタートして4kmほどで、

最初の三角点ピークである「熊狩山」基部に達した。

ところが取り付く笹薮の根元には、

ウルシがびっしり生えている。

それを見たHiromiは、

「私ここで待ってるから」と言う。

Hiromiは近年植物の毒に強く反応するようになり、

かぶれがひどくなる。

躊躇するのも無理はない。

それで私一人で藪に突入。

距離は短いがそこそこの藪をかき分けて、

9時45分、四等三角点「熊狩山」(くまがりやま)

 すぐ林道に戻って先へ進む。

この後500mほどで林道分岐となり、

舗装林道を離れて普通林道に入った。

ゲートがあるものの、

随分古くから開放されたままらしい。

この林道脇にはいいフキがびっしり生えている。

まだこの時期にはそういうものに目が捉えられ、

思わずフキ採りをしたくなる。

 「熊狩山」基部から2kmほど歩くと、

次の「古潭沢」基部に達した。

そしてまた藪に入るが、

今度はHiromiも意を決して突入。

また短い藪漕ぎで、

10時20分、三等三角点「古潭沢」

再び林道へ。

 ここまでは前回単独で来ていたが、

この先は私も未知だ。

またうまそうなフキを眺めながら歩く。

そして500mほどで分岐となるが、

ここは残念ながら笹が被った、

ひじょうに心細い方に入らなければならない。

ダニの心配があるので、

私が先を行く。

笹は被ったり開けたりだが、

200mも進まないうちに、

藪に入って左手の尾根に取り付いた。

どうせどちらも笹被りなら、

尾根筋を登って行く。

笹をかき分けながら、

忠実に尾根筋を詰めて行くと、

明らかにピークであろうと言うところに出た。

周囲は樹木とブッシュで、

まるで視界が利かない。

そんな中で三角点標石を探すが、

どうしても見つからない。

ここもウルシがいっぱいで、

Hiromiはもうとっくに三角点なぞどうでもよく、

「おうち帰りたいモード」

けっこう笹や枯れ葉が積もっているので、

地面からわずかしか出ていない標石なら、

探すのが困難だ。

それにしてもHiromiの様子を見ていると、

こちらも落ち着かないので、

早々にあきらめて下山することにした。

しかしまあ、一応、

11時10分、四等三角点「望来奥」

 下山は尾根筋を戻らず、

最短距離を選んで荒れた林道に下った。

そして林道の状態が、

ましなところまで戻って昼食とした。

その後途中でフキを少々収穫した。

この日の反省会をする、

後輩の店への土産分だ。

 少々のフキをザックに入れ、

また長い林道を歩く。

しかし空はどこまでも青く、

美しい緑は延々と続く。

好天の割には風が冷たくて気持ちがよい。

そして復路もまたHiromiは元気いっぱいで、

登り返し部分の速いこと!

 13時15分、駐車地。

ゆっくりかたずけ帰宅して、

フキを土産に後輩の店で反省会!

 

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