北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2024.6.15 『奥千代谷』(オクチヨタニ・252m) とんでもない悪臭が・・・
先週末の土曜日、
午前中三笠市で「緑」(四等三角点)をリタイアした後、
どうにもやる気のないまま車で移動。
栗沢町まで戻り、
上幌地区で「シコロの沢林道」に入った。
ここは舗装された立派な林道が続く。
町道から「千代谷川」に沿って伸びる林道を、
2kmほど走ると「千代谷貯水池」が現れる。
なかなか風景のよい貯水池だ。
そこを駐車地として、
広く舗装された林道を歩き出した。
この林道は最高標高当たりで通常の狭い林道に変わる。
そして栗沢町美流渡へと下って行く。
また、この立派な林道を走る車はめったになく、
この日も1台の車も通らなかった。
しかし、そんな林道でも整備の手が入り、
この日は路側帯の草刈りがされた後だった。
そこにウルシがたくさん自生していた。
舗装された広く立派な林道を2kmほど歩くと、
「奥千代谷」の基部に達する。
そこで藪に入るが、
笹が出ているのは取り付き部分だけ。
その後はきれいに伐採された部分を登って行く。
そして四等三角点「奥千代谷」。
雑草がなくすっきりしたピークだ。
三角点ピークを後にし、
林道まで下ってそこにある分岐で、
舗装を離れて砂利の林道に入った。
この林道を歩いて1km弱で伐採地が現れるので、
そこでいい風景を眺めながら、
のんびり昼食を摂ることにした。
しかしその前に一旦伐採地を通り過ぎて、
すぐ奥の箱ワナを見に行ってみた。
そこには常にヒグマ用と、
小動物用の箱ワナが仕掛けられている。
ただ、獲物がかかっているところを目にしたことはない。
今回はどうだろうか?
と、好奇の目をもってそこに近付いて行くと、
ゲッ!
すごい臭いだ!
箱ワナに動物の死骸でも仕掛けてあるのか、
強烈な臭いが辺りを覆っている!
何が仕掛けてあるのか、
確認する余裕もなく吐き気が込み上げた!
そしてただちにその場を後にした。
いやあ参った!
初めて体験したひどい悪臭に、
昼近かったが食欲が失せ、
伐採地のいい風景を少々眺めて復路に入った。
砂利の林道から舗装道路に戻り、
ただ淡々と歩いて行くが、
直前で体験した強烈な臭いが鼻から抜けない。
それでも「千代谷貯水池」に着くころには落ち着き、
貯水池のいい風景を眺めながら、
いつもの簡単な昼食とした。
嫌な悪臭を体験したが、
それはそれでよかったのかも・・・
昼食を終えてフィットで帰途に着いた。
フィットって、
運転しているときには「小さい車」、
と言う感じがしないんだよね。
でも降りて外観を眺めると、
やっぱりちっちゃいわ~
しかし分相応・・・
2024.6.15 『緑』(186m) 緑濃い中で「緑」を目指す
先週末はHiromiが家のことで動けないため、
山には出かけられなかった。
またムーミンも仕事が忙しくなってきて、
しばらく同行登山はできそうにない。
それで土曜日の朝、
一人で三笠市へと向かった。
ハイエースからフィットに乗り換えて初めての山行だ。
これからはフィットが山への足となる。
どうか燃費がよいことを願います~
この日は三笠市で未踏の三角点ピークをチョイスした。
それが三笠市幌内地区北側の「緑」(四等)だ。
これに登るには幌内地区と、
唐松青山町を結ぶ林道が利用できそうだった。
どちらから入っても、
その距離に差はないようだ。
それで地形図を眺めると、
よりしっかりしていそうな、
唐松青山町側から入ることにした。
広い林道を車で入って行くと、
ゲートがなくどこまでも行けそうなので、
それはやめて適当なところを駐車地とした。
林道の端に駐車して歩き出したが、
立派な林道の割に、
車が入ってきそうな気配が感じられない。
まあ、車が来ないことに越したことはないのだが。
緑いっぱいの林道が高度を上げ、
最高標高に達した時道端に「forenta」、
と書かれた標識が現れた。
「forenta」って何?
そして林の中にテントが張られていた。
しかし車がなく、
人の気配も感じられなかった。
いったいここは何なのか?
林道の最高標高点が林道分岐となっていたので、
そこで現れた枝に入った。
枝の作業道ははじめ草刈りされた後だったが、
長くは続かず雑草が生い茂る中を進むことになった。
すると道筋に白いマーガレットの花が見られるようになり、
これがまたかわいらしい。
この辺りでは満開の様だ。
そんなかわいらしいマーガレットを眺めながら進んで行くと、
やがて作業道が終点を迎えたので、
尾根筋の藪に入った。
そして藪をかき分けて行くと、
目指すピークの直前で樹木が切れた。
樹木がない笹原は、
太陽光をいっぱいに浴びて成長する。
丈が高く密度の濃い笹原に突入するも、
そこまでの暑さも加わって、
何とか進もうという意欲が沸かない。
あっけなくリタイア。
雨具を着用して藪入りできる季節にまた挑もう。
この日は朝から暑くて汗びっしょりだ。
復路もまた緑と白い花を楽しみながら駐車地へ。
まだ時間が早かったのでもう一座と思うが、
どうもこの日は意欲が沸かず、
気乗りしない。
暑いので風通しのよいところを歩こう!
2024.6.9 『久茶運内』(クチャウンナイ・632m) 適量のタケノコを持ち帰り・・・
先日の日曜日は、
午後から雨の予報だったため、
朝から重苦しい雲が空を覆っていた。
それで夕張でタケノコを採ることにした。
もうすっかり山菜採りが苦にならなくなったHiromiは、
タケノコが採れることを楽しみにしていた。
日曜日の朝Hiromiを迎えに行き、
夕張へと向かった。
天気予報では午後雨が降り出す、
とのことだったが、
もういつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様だった。
おまけに向かう先が山だから、
雨足は早いはず。
夕張市から栗沢町万字に向かって峠を登る。
そして丁未風致公園を過ぎて更に進むと、
道々脇に車がたくさん停まっている。
それらは皆タケノコ採りの連中だ。
夕張市と岩見沢市の境界線を越えてすぐ、
左手に「万字林道」の入口が現れるので、
これに入って間もなく林道脇に駐車。
この「万字林道」はゲートがないため、
車が自由に出入りできる。
ただ、普段はほとんど車が入らない。
ところがこのシーズンだけは別で、
タケノコ採り目的の車がたくさん入る。
その結果、おびただしい不法投棄が見られる。
今年は昨年よりその数が増えていた。
ひじょうに残念で腹が立つ。
駐車地をスタートすると、
ここもやはり緑が美しい。
そんな林道で脇の笹薮が気になり、
ついついかき分けてタケノコを探してしまう。
しかし笹が細いので、
出でいるタケノコも細い。
また、時折木々の切れ間から、
三笠市の山々が見える。
歩いている林道自体、
600mほどの高度があるので、
目にする遠くの風景がなかなかいい。
しかし、そんな中で現れるゴミ!
まずはたばこの吸い殻を、
まとめて捨てた輩がいた。
わざわざこの山の中に入り込んで、
何故そんな蛮行に及ばねばならぬ?
その後も無造作に捨てられゴミが、
何か所も現れた。
サッカーのワールドカップでは、
日本人サポーターによる、
「試合会場のゴミ拾い」という善行が全世界に知らされた。
それを見た外国の人たちは、
「日本人はいい人ばかり」と感じたことだろう。
しかし現実は違う。
「自分さえよければ」、
という輩が横行し、
山で不法投棄を繰り返す。
駐車地から3.5kmほど歩き、
林道から作業道に入った。
両側の笹がかぶってきており、
車での走行は難しい。
この作業道から更に枝に入ると、
間もなく「久茶運内」の基部に達する。
そこで藪に入り、
距離は短いが濃い笹をかき分けて、
三等三角点「久茶運内」。
笹薮の中のピークで視界は利かないが、
樺戸山地方面の一方向だけ、
少し風景が眺められる。
三角点から作業道に戻り、
更に先へと進むと、
すると広い伐採地に出て、
北側の展望が広がる。
そこで一休み。
そして復路に入りタケノコ採りだ。
この辺りのタケノコは、
少々細いが集中すれば量は確保できる。
しかし今はHiromiが藪に入りたくない時期。
Hiromiをそう待たせるわけにはいかないので、
短時間で収穫をやめた。
それでもHiromiと二人で分けて、
十分な量だった。
緑豊かな林道を歩いて駐車地に戻り、
少し移動して落ち着ける場所で昼食。
するとポツポツと雨が落ちてきた。
これは濡れずに済んでラッキーだった。
帰宅して女房にタケノコの処理を任せた。
量が少ないので大丈夫!
そしてその後の弁当がタケノコご飯!
私はこれが大好物さ!
2024.6.1 『萩の山』(157m)~『上志文』(152m) 広いスキー場へ
先週末土曜日の午前中、
三笠市でムーミンを「幌内」と「ボタ山」に案内した後、
同じく三笠市の「坊主山」に向かった。
ところが「坊主山」麓の採石場で、
重機が数台作業をしていた。
それで中止して岩見沢市へ。
車で走っていると、
ムーミンが車窓から、
横に広い面積の「萩の山スキー場」を眺めていた。
だったらあの上を歩いてみましょ!
と言うことで、
「岩見沢公園」に向かった。
そしてパークゴルフ場の最奥まで入って駐車。
その先は簡易バリケードで進入禁止となっている。
辺りにはポプラの木が立つ。
バリケードを越えて散策路に入った。
するとここもまた緑が美しく、
そよ風に吹かれながら気持ちよく登って行く。
岩見沢公園は広く、
丘陵地帯に散策路が複雑に刻まれている。
それらを以前Hiromiと歩き回ったことがあった。
しかしそんな散策路も年々荒れてきている。
せっかく自然に親しめるところなのに、
人がめったに入らない状況だ。
その結果既に廃道となり、
進入禁止のテープが張られたところもある。
もったいない話しだ。
散策路を歩いて行くと、
その一段上に地蔵が並んでいる光景を目にする。
この下に建つ寺院の関係なのだろうが、
宗教が大嫌いな私には不快な光景だ。
山に宗教を持ち込んでほしくない。
散策路は突然視界が開け、
「萩の山スキー場」に飛び出す。
広い風景はいいねえ!
そしてここでムーミンがまた感動!
田園風景をこんな距離で眺めるのが初めてで、
それに感動したと言うのだ。
なんか、よくわかりませんが・・・
スキー場のリフト終点が、
この辺りの最高標高点で「萩の山」。
ここからスキー場の最上部を歩いて一旦下った。
すると樹林に入るが、
そこにエゾカンゾウの黄色い花が咲いており、
「こんなとこにぃ!?」、
と驚いてしまった。
樹林はすぐに抜けて、
引き続きスキー場の最上部を歩いて行く。
今度は登りで右手に開ける田園風景を眺めながら歩く。
この登りの途中に古い木造の休憩所が建っている。
そしてそれを過ぎて間もなく、
散策路脇に、
四等三角点「上志文」。
三角点と言うものを意識するようになってから、
ここを訪れたのは二度目だ。
「上志文」から来た道を引き返した。
また広い風景を眺めながら歩く。
スキー場って広くてホント好きなんだよねえ。
「萩の山」に戻って樹林の中へ。
そしてまた美しい緑を楽しんで駐車地へ。
晴天に恵まれた一日を満喫して帰途に着いた。
2024.6.1 『ボタ山』(三笠・230m) ボタ山だって美しい!
先週末の土曜日、
三笠市でムーミンを「幌内」(三等三角点)に案内した後、
直近の「ボタ山」に登った。
「幌内」を往復する林道から、
この「ボタ山」が見える。
するとその姿に登行意欲をそそられる。
登行意欲などと言うと大げさだが、
とにかくそこに登って風景を楽しみたくなる。
車で少し幌内地区方向に戻って、
「立入禁止」の作業道に、
自己責任で足を踏み入れた。
「危険につき」と言葉を添えてあるが、
危険なところはない。
フツーの山に登る方が、
はるかに危険いっぱいだ。
作業道を歩き出すと、
すぐ右下に「鉄道村」の敷地が見える。
この日はあまり客が訪れていないようだった。
そこに集められた列車が、
だんだん古くなって塗装が頼りなくなっている。
作業道は傾斜があり、
どんどん登って行く。
そして前方の視界が開けると、
眼前にボタ山の塊が姿を現す。
このボタ山もまた緑が美しい。
そこに白いマーガレットが咲き始めた。
ボタ山の急斜面をシカ道を頼りに登る。
しかし斜面はトゲをもつ小木に覆われており、
それを回避しながら登るのが大変だ。
また急斜面は両手をつくような場面もある。
ただ長くは続かず、
間もなく一旦登り切り、
遮るもののない風景が広がる。
これにはムーミンも感動の声をあげた!
そして言った、
「私こういう稜線歩きが好きなんです」と。
まあ、ボタ山を歩いて「稜線」と表現するのもなんだが、
確かに高山の稜線を歩く雰囲気は感じられる。
ほぼ東の端のピークに取り付き、
そこから西端の最高標高点まで歩く。
正に稜線歩きだ。
涼しい風が吹き抜けて気持ちがいい。
心地よい風を受けながら歩き、
西端のピークに立つと、
北側に三笠市と幌内地区の市街地が見下ろせる。
そして南には直前に登った「幌内」だ。
そこでムーミンが言った。
「登った山に逆側から見たのは初めての経験です」と。
また、「幌内」と「ボタ山」の間にある沼の風景がいい。
そんな風景を眺めながら昼食とした。
爽やかな風はとにかく心地よく、
目の前に広がる風景も申し分ない。
ゆったりとした時を過ごした。
下山はトゲ植物と接触したくないので、
ルートを変えて下った。
すると今まで知らなかった作業道があり、
楽に下ることができた。
ここもまた緑が美しかったことを心に留め駐車地へ。
まだ時間があるので、
もう一座へと移動した。
2024.6.1 『幌内』(三笠・310m) 広い伐採地もまた緑!
先週末はHiromiが土~月曜までの三連休を確保できたので、
金曜午後から単身『利尻山』へと旅立った。
そこでまた週末の時間が空いたムーミンを案内することにした。
ムーミンはとにかく手付かずの状態で、
どこに案内しても「初めて」と言うことで、
こちらとしても案内し甲斐があるというものだ。
土曜日の朝南幌町でムーミンと合流し、
私の車で三笠市へと向かった。
この日は三笠市の里山へ案内することにした。
三笠市幌内地区で、
「鉄道村」の前を通り、
砂利道を最奥まで進んだ。
そこに三笠市が炭都として栄えしころの名残である、
古い変電所の施設がある。
今は使用されておらず、
たまに見学者が訪れるくらいだ。
そしてその建物の前の広場に駐車。
徒歩で目の前の林道に入った。
林道を歩き出すと、
すぐチェーンゲートが現れる。
脇に入林ボックスがあるので、
きちんと記入してゲートを越えた。
林道上には新しいタイヤの跡が見られない。
ほぼ直進する林道が、
右に大きくカーブを描くと、
その先の緑が急に美しく輝きだした。
降り注ぐ陽光のおかげだろうが、
今年はこの緑をずいぶん楽しめる。
やはり美しいものをより美しく感じるようになったのは、
歳のせいと言うしかあるまい。
美しい緑を楽しみながら歩いて行くと、
道端のウドも目立ちだした。
もう成長して、
ほとんどが固くなってしまっているが、
まだ手ごろなものもある。
ムーミンに「持ってくか?」、
と尋ねると、
「いえ、いいです・・・」。
山菜には興味がないんだ、
と結論付けたが、
よくよく聞いてみると、
山菜は好物だということが分かった。
特にウドは芽を天ぷらにし、
茎は酢味噌和えにして食べるのが好きだという。
だったら採ってけばいいのに・・・
林道は高度を上げると伐採地が現れ、
広い風景が楽しめる。
そんな伐採地を2カ所通り過ぎ、
更に進んで行くと、
それまでの伐採地の面積を、
はるかに超える広さの伐採地が現れる。
そしてその伐採地のピークが、
目指す「幌内」だ。
そこで伐採地の中に入った。
すると伐採地の中の緑も鮮やかで、
なかなかいい雰囲気だ。
ただ足元を覆う雑草の中には、
ウルシがかなり多く自生しているので、
下草に隠れた倒木や木の枝につまずいて転ばぬよう、
十分気を付けながら登って行く。
伐採地の最上部で樹林に入った。
そこでムーミンに三角点標石を探させるべく、
先に行かせる。
そして難なく「あった!」。
すぐ近くの立ち木にビスどめされた、
私製標識の前で記念撮影。
この木にビス留めされた私製標識も、
いずれ反感を持つ誰かに外されるのだろうか?
下山は同じく伐採地の中を慎重に下って林道へ。
またすぐにウドが目につく。
この林道もまたウドが多く、
全く人の手が入っていない。
集落に近いところなのに、
誰も採りに来ないんだねえ。
そんな豊富なウドを、
ムーミンがとうとう採りだした!
なぁんだ、早く言ってよ~
と、採るのを手伝うと、
「うれしい!
今日はウドでビールだ!!」。
ムーミンは酒が大好物らしい。
今度一杯やりましよう!
ムーミンは量的に適度のウドを収穫し、
駐車地へ。
まだ時間が早いので、
直近の山へ移動!
2024.5.25 『天狗山』(栗山・330m) ムーミンを原風景の中へ!
先週末の土曜日は、
Hiromiが土曜出勤だったので、
ムーミンと栗山町の「天狗山」に登った。
この朝早く、我が家で預かっていたHiromiのMTBを車に積み、
ホームセンターで購入したカラー平板その他を、
まずHiromiのところに届けた。
大きな物置が完成したので、
何でも容易に片付けられる。
それを終えて栗山町南角田へと向かった。
合流地点である南角田の「不動の滝」に行くと、
ムーミンもちょうど到着したところだった。
それでそのまま「不動の沢林道」入口へ。
二台の車を林道入口に置き、
徒歩でスタートした。
最近歩いて来た山が皆そうだったように、
この日もまた素晴らしい新緑の中を行く。
とにかくどこもここも素晴らしい緑の世界だ!
また色々なことを尋ねながら歩き、
230で林道を離れて、
送電線の保守管理用作業道に入った。
上空を送電線が走る。
そしてそれを支える鉄塔も現れる。
緑は美しいのだが、
空が雲に覆われて重苦しいのが残念だ。
送電線の作業道を抜けて、
「天狗山林道」に上がると、
もう目の前に「天狗山」の頂上部が現れる。
そこで藪に入って、
わずかな先のピークを目指す。
ムーミンにとって笹薮はどうかな?
と案じたが、
別に問題はなさそうだ。
もうずいぶん人が入るようになって、
踏み跡もはっきりしている。
そして四等三角点「天狗山」。
細いトドマツの幹にビスどめされていた、
黄色地に黒文字の私製標識がなくなり、
その前に取り付けられた、
コイル状の針金でくくりつけられた私製標識だけが残っている。
夕張の「空池山」でもそうだったが、
樹木の幹にビスを打ち込む行為に反発し、
取り外す登山愛好家がいるのではなかろうか?
下山は「天狗山林道」から「不動の沢林道」へ。
そして途中でショートカットして小沢を渡った。
このショートカット中、
トドマツの幹に付けられた、
真新しいヒグマの爪跡を見た。
それも複数個所。
ヒグマの活動が活発なようだ。
ここに初めて足を踏み入れたムーミンは、
十分楽しめた様子。
登山道しか歩いたことがないので、
地形図を相手にした山登りに興味津々!
この日もきっちり地形図の必要箇所をプリントアウトして持参していた。
まだ時間が早いので、
もう一座へ案内することとして林道を後にした。
2024.5.19 『於兎牛山』(オソウシヤマ・392m) ようこそムーミン!
先日の日曜日は、
お初となるムーミンがやってきた!
ムーミンはHiromiが先月単独で『アポイ岳』に登った際、
その登路で知り合った女性で、
しばらく話しをしたらしい。
結果、彼女のわずかな情報を持ち帰り、
「性格のいい人だから誘ってみて!」と、
私に進言してきた。
そこでそのわずかな情報に頼ってみると、
さほど苦労せずにつながった。
そして今回初めて会うこととなった。
「ムーミン」とは、
彼女が自ら名乗った愛称。
なんでも高校時代から友達に「ムーミン」、
と呼ばれていたそうだ。
そこで出会ってすぐHiromiに尋ねてみた、
「ムーミンて何だか知ってるか?」、
「カバでしょ!?」。
期待通りの答えが返ってきた。
「カバじゃねえよ、妖精なんだよ!」。
この日の朝、由仁町のJR川端駅で合流。
ムーミンは真っ赤なPOLOに乗って、
さっそうとやってきた。
そして初対面の挨拶もそこそこに、
ムーミンの車を駅の駐車場に置き、
「於兎牛山」への林道入口に向かった。
ムーミンは登山年数こそ長いが、
経験は浅そうなので、
まあどこへ連れて登っても新鮮なようだ。
それでこの日はムーミンの住まいから遠くない、
「於兎牛山」に登ることとした。
スタートして3人で、
ぺちゃくちゃしゃべりながら歩く。
何と言っても初対面なので、
尋ねることがたくさんある。
クオーベツ川に架かる「久尾別橋」を渡り、
しばらく歩くと「クオーベツ貯水池」へ。
水が蓄えられた貯水池は美しい。
初めて足を踏み入れたムーミンは、
全てのことに関し興味津々だ。
貯水池から少し戻って伐採地に入った。
伐採地の中の作業道を登り、
上部を走る「川端林道」へショートカットして当てる。
そして川端林道にのると、
周囲の緑が輝きだした!
なんと美しい緑の回廊か!?
この前日歩いた「古潭越林道」の緑も美しかったが、
こちらもまた素晴らしい!
いやあ、ムーミン、
いいときに登ったわあ!
最後は林道を離れて、
尾根上の薄い藪となるが、
この藪に対して何も反応がなかったムーミン。
こりゃあ藪山も行けるかなあ?
そして三等三角点「於兎牛山」(点名:於壮志山)。
記念撮影を終えると即、
Hiromiが下山を開始した。
Hiromiはダニが気になるのだ。
するとムーミン、
「えっ、もう下りるんですか?」。
そんなせっかちな山登りなんか経験がないようだ。
Hiromiの姿がなくなったピークで、
ムーミンが一言つぶやいた。
「私こういう山登りを求めていたのかもしれない」。
いいじゃないの~
林道に戻って、
またぺちゃくちゃおしゃべりをしながら下る。
そして広い伐採地まで戻ったところで昼食とした。
天気はいいし、
緑が美しく言うことなし!
昼食後またまたぺちゃくちゃと歩いて駐車地へ。
その後川端駅でムーミンとは別れた。
もちろん次回の山行を約して!
ムーミンもHiromi同様、
仕事が忙しいようだし、
自らの山行もあるだろうし、
どの程度同行できるのかは不明だが、
まあ一緒に行動できるときはそうしましょ!
2024.5.12 『宇佐美』(194m) 若葉のころ
先日の日曜日は、
栗山町へタラの芽を採りに出かけた。
私が小学生時代を過ごした団地から、
最も近いところに位置する三角点ピークを踏んで、
林道を歩きながら、
タラの芽を採って行くと言う予定。
この朝Hiromiを迎えに行き、
栗山町桜山地区に向かった。
そして「桜山池」の手前の広場に駐車。
ここから「桜山池」を時計回りで周遊する林道にのる。
駐車地を起点に、
ちょっきり一周することになる。
歩行距離は6kmほど。
私の原風景の中で、
大変気に入っている林道だ。
伐採地が多く、
広い景色を次々眺められる林道だ。
駐車地から歩き始めると、
ずぐにエゾシカ防護柵ゲートが2つ現れる。
これを左に入り、
林道を一周して右から出てくる。
林道を歩き出すと、
萌え始めた木々の若葉が何とも美しい!
毎年思う、
「若葉のころって、こんなにきれいだったっけ?」と。
この美しい黄緑が7月ころまで続き、
その後は太陽の光をいっぱい吸収して、
黒々と染まって行く。
歩き始めて2kmほどで、
左手の藪に入った。
藪は薄いので難なく進み、
小高い位置で三等三角点「宇佐美」。
毎年訪れる三角点ピークだ。
直近では今冬「栗山ダム」から登って、
湖岸林道に下り湖を渡った。
近場にあってずいぶん楽しませてくれるところだ。
三角点に立った後は、
再び林道に下って先へと進む。
すると間もなく最初の伐採地が現れ、
右手の空知平野が一望できる。
ただ、この日は黄砂の影響なのか、
ぼんやりとした空気が漂い、
遠くの景色が霞んでよく見えなかった。
また、伐採地にはタラの芽がたくさんあるのだが、
ここは伐採されて久しいので、
雑草やブッシュが濃くなり、
その中には入る気がしない。
それで先へと歩を進めた。
するとすぐにワラビが自生しているところに出合う。
ここでは手ごろに伸びたワラビを収穫。
Hiromiはワラビを持ち帰らないので、
私の手伝いをしてくれた。
それと、道端のフキ採りも。
フキがまた食べごろでいいんだよねえ!
周遊林道2つ目の伐採地からは、
東の風景が眺められ、
夕張の『冷水山』や『鳩ノ巣山』が見えている。
西に比べると幾分空気が澄んでいた。
そして更に歩を進めて行くと、
再び西側に伐採地が広がる。
3つ目のこの伐採は3年前のものだ。
3つの伐採地を眺めた後は、
緑豊かな中を進んで行く。
そして水たまりの多い作業道に乗り換えると、
トドマツの林を抜け、
送電線の下に出る。
ここから先に最後の伐採地が広がる。
そしてタラの芽採りなんだがもう成長しすぎて、
ほんのちょっぴりしか採れなかった。
まあ、それはそれでいい。
そんなことより、
広く気に入った風景を眺めながら、
のんびり歩くことで、
ずいぶん癒された感じだ。
相変わらず慢性的な疲労を抱えているHiromiにとっても、
リフレッシュ効果があったのではないか?
最後は「桜山池」の堰堤に下り、
池の風景を眺めながら昼食とした。
の~んびりとして、
いい気持ち~
対岸上部には、
直前に立ってこちらを眺めた伐採地が広がっている。
昼食後周遊林道歩きを締めくくって駐車地へ。
そしてかたずけを済ませて帰途に着いた。
自宅にはこの日もフキとワラビを少々持ち帰り、
その少ない量から、
女房にかかるストレスを最小限に抑えた。
2024.4.30 「馬追丘陵」 ネギを胸張って持ち帰ってはみたものの・・・
4月も最終日の朝、
「今日はギョウジャニンニクを採ったて来て、
晩飯はジンギスカンにするから!」。
勇気を出して言ってみた。
すると、意外なほどあっさり、
「わかったぁ」、
と言って冷凍庫にしまってあるジンギスカンを出した。
「やったぜ!」。
うちの女房はギョウジャニンニクが大嫌い!
昔は一緒に少しは食べたんだよ。
ところがある日突然体に合わなくなってしまったようで、
1本食べただけでもトイレから出られなくなってしまった。
それからは臭いをかぐのも毛嫌いし、
とにかく「臭い」、「臭い!」、「臭い!!」、「臭い!!!」、
と言い続けるものだから、
とうとう持ち帰るのをあきらめた。
もう十数年前の話しだけどねえ。
その後今から数年前に、
一度だけ持ち帰ったことがあったが、
それ以来となったこの日・・・
この日は朝からいつ雨が降り出すかわからない空模様。
それで極力近くでギョウジャニンニクの収穫に当たるべく、
馬追丘陵へと出かけた。
そして旧マオイゴルフ場そばを駐車地として、
もう閉鎖されて5年にはなるゴルフ場の中を歩いて行く。
広い池のあるなかなか良い風景だ。
この池には大きな鯉がいるようで、
時折その魚影を目にする。
ゴルフ場をセンターハウス方向に向かい、
それに近付いたころ、
少々の藪を漕いで「馬追林道」に上がった。
この新しい林道を歩いて行くと、
今まさに伐採されたばかり、
という場面に出くわす。
周囲に目をやれば、
いつ伐採されてもおかしくない大木が林立している。
そしてこの伐採地から、
尾根筋に刻まれた刈りわけ道を上がって行く。
どなたかがきれいに笹刈りをして下さった後だ。
誠にありがたい。
おおよそトドマツの林の中に刻まれた刈りわけ道を登り、
「文学台」(250m)へ。
重苦しい空の下で、
石狩平野の広い風景を眺めて下山開始。
一旦林道に下りて沢に入った。
そこでギョウジャニンニク採りを始めたが、
ここは全般的に茎が細い。
こんな近場で苦労もせず手に入るのだから、
そう贅沢も言ってはいられないが。
もうかなり成長してしまっていたが、
とりあえずレジ袋(大)をいっぱいにして下山。
また広いゴルフ場の中を歩いて駐車地へ。
自宅に着いて、
とりあえずこの夜食べる分だけを玄関に置いて、
残りは物置に入れた。
波風が立たないようにするのもゆるくない。
そして玄関から台所に持って行って洗った。
夕食までざるに入れて放置することにしたが、
女房がやってきて、
ざるごと換気扇の真下に置き、
換気扇を回し始めた。
なんともいや~な空気が流れる。
それでパッと済ませようと、
自分でフライパンに入れて、
ジンギスカンと一緒に煮た。
それから夕食だったが、
女房はジンギスカンから少しでも離れようと、
食卓テーブルのいつもの席とは違う席へ移動。
そうなるともう、
喉通らないんだよねえ!
肉だけ急いで食べて、
ギョウジャニンニクは大半を捨てた。
それも女房が出してきた、
「臭い消し袋」に入れて!
やっぱりもう持ち帰れないな、
と確信した瞬間だった。
物置にまだ大量にあったものを全て捨てようと思ったが、
茎を醤油漬けにして保存した。
« 前ページ | 次ページ » |