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クラウン 1/144 F-8Cクルーセイダー(製作代行)#1

2006年06月26日 | 模型製作代行
マルヨン・ジェイの合間を縫って製作していた
F-8Cクルーセイダーの製作状況をレポります。

クルーセイダーという機体は私にとっては格別思い入れのある機体なんですね。
というのは、とある企画でかなり気合を入れて作ったことがあるので。
それがこれなんですね。
スケールが1/72で型が"E型"という違いはあるのですがね。

そんなこともあって、
なんとなく気合が入ってしまう存在なのです。



進捗状況は上の画像の通りですが、
この時点でも結構手を入れています。
凸モールドは全てスジ彫りに改修済み。
エアインテイクの中が丸見えの部分はプラ板にて補修。
エアインテイク、排気口のフチは薄く加工。
のっぺらぼうだったコクピット周辺はくり貫いてそれなりに工作。
エジェクションシートはプラ板で自作。
ぼってりと分厚かったベントラルフィンをプラ板で自作。
(成形するより作った方が早いし、質が上がるんですね)
アフターバ-ナーの吸気管をプラ板から自作。
排気管内を市販バーニアパーツでディティールアップ。

工作的にはこんな感じですが、
主翼と胴体の合いも非常に悪く、
隙間に(なんと)1ミリのプラ板を挟んだり、
段差を流れるような曲線に直したりと、
かなり手間がかかりました。

詳細画像は↓こちらです。
(一部ピンボケでスミマセン)



しかし、このキット製作には大きな障害が横たわっていました。
それが塗装でして、依頼頂いた時に付属していたデカールなのです。

それが↑このデカールです。

手がかりはテイルコード「AJ」のみ
こりゃ大変だ!と製作の合間を縫ってこの機体が纏っていただろう
塗装を考察し始めたんですね。

すると、、、「AJ」のカラーバリエーションがあるはあるは。。。
まず、大きく分けると赤系・黄色系があったのですが、
そこから、使用機材がC型ではない部隊を除外して、、、
などという感じでようやく真相に辿りつけたんですね。
途中ネットでキットの箱絵を発見してかなり助けられた部分はありましたが
それでも結構苦労しました

しかし、真相を突き詰める快感はいいものです。
だから考証はやめられません

ようするに簡単に言えば「AJ」を書いたクルーセイダー部隊には
VF-13,VF-111,VF-931,VF-103があったのですが、
キットのものはVF-103 Sluggersだったということなんですがね。
この”スラッガーズ(野球のホームランバッターの意)”は
VF-62 Boomerangs(ブーメランズ)と共にCV-59に搭載されていたようなんですね。
見つけた画像は著作権的にちょっとNGなのでここには載せられませんが、
黄色い大きな←を尾翼に書いたものです。
トムキャット部隊に受け継がれた部隊章なので、
見かけたことのある人は多いのかと思います。

と、、ここまで来た時点で
依頼者の方が私の「塗装がわからなくて困ってます(愚痴)」を気にかけて頂き、
別売りのデカールを探してくださったようで、
デカール見つましたので送りますという連絡を頂いたのです

まぁ、この先どうなるのかはデカールが届いてからなので、
とりあえず製作は一時中断ですね。

しかし、考証好きな私ですので、
無駄なことをしたとかは全~然思わないんですけどね
知らない事を知れるのは楽しいものです。



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