21世紀初頭、80歳近くまで歌うハゲ爺さんはたいしたもんだ。この写真は50歳前ぐらいかな。派手さはなく地味だが歌を聞けば聞くほどいぶし銀のようにうまい。C音は出るし、コレッリの大声と容姿に押されたんだろうか、ピ-ク時の録音は沢山あるがCDはレコ-ド屋へ行ってもまず少ない。
リチトラは彼の弟子らしい。リチトラは声に伸びがないから聞き苦しいこともある。師匠と違う!!
ボッチェリはコレッリの弟子だが、高音の運びはいいが、声量がない。これまた師匠と違う!!
リチトラは彼の弟子らしい。リチトラは声に伸びがないから聞き苦しいこともある。師匠と違う!!
ボッチェリはコレッリの弟子だが、高音の運びはいいが、声量がない。これまた師匠と違う!!
しかし若くして期待された新星歌手がほどなくして喉を痛めて舞台から消えてゆくと言うことも、特に昔はあったらしい。
そういう中でベルゴンツイは長く歌ったと言うことでは傑出しているようだ。
小生の好きなアルフレード・クラウスも70歳位?で亡くなる直前まで歌っていたとか。
ところで、年を取っても歌っていられるのは、イタリアで発達したベルカントと言う歌い方を身につけた歌手が多いといわれているようだ。
この方法は喉を酷使することなく高音を出して歌うことができると言う。
ベルゴンツイは生粋のイタリア人?かな。多分、この歌い方の達人だったのだろう。
それにしても、マリア・カラスの早世はまことに残念だ。彼女だって間違いなくベルカントをマスターしていたはずなんだが…。
カラスはかなり不摂生をしたようだ。
しかしどこかの労人じゃあないけど何とかシンドロームに侵された上に連夜の深酒での不摂生では、長く歌うことはおろか玉転がしもママならないだろう。