LA BOHEMEの3幕悲しい四重唱の冒頭だった。メトが初めてテレビカラ-放映で耳がスコットでパヴァロッテイと共演したものの下絵みたいだ。ラ ボエ-ムの有名映像盤はフレ-ニがミミのカラヤン映画版だが、舞台ではパヴァロッテイのスカラ出演ものが現行販売されているSF歌劇場のものより一枚上だと思うが、あいにく発売がない。NHKア-カイブに眠っている。共演のコトルバスもフレ-ニのだったらしいが中々好感。YUTUBEじゃなく、ちゃんとしたものを見たい。海賊盤は映像がゆれてどうしょうもない。パヴァが世を去ったときの追悼番組で少しは期待したがこれは放映されなかった。残念でしょうがない。さて、来週半ばのコンペだが、は無様に終わりたくないので、久しぶりに練習をしよう。
天気の良い日が続く。前日の先輩の通夜を忘れさせてくれる陽気だ。先輩は闘病で体が衰弱して、あっけなく出先途中に心肺停止で運悪く先立ったらしい。AEDが近くにあれば蘇生していたはず。悔いが残る。高校同期会の幹事として、心当たりの会場捜しでの帰り道、新宿御苑に寄った。学生の頃は隣接新宿高校の仕切りの塀のところに穴があり、ここから入場料も払わず出入りした。今回は正式ル-ト入場園内は梅もどきが盛んに咲き誇っていたので、携帯で撮影したが、冴えない画像になった。先日夕刊の赤川批評にブルガリア歌劇のツ-ランはよかったとあった。ウ-ン、これもやはり見るべきだった。悔いが残る。
ゴルフパ-トナ-の親父さんが脳梗塞で植物状態になって、早くも一ヶ月だが、まだ意識がない。今度は、若い頃よく仕事や酒と面倒を見てもらった会社の先輩がみまかった。明日が通夜。同じ病で先立った奥さんの下に。冥福を祈りたい。加賀藩江戸下屋敷からそんなに遠くない研修所で僅かな歳月だったが、多々学ばさせてもらった。直接仕事というよりも、会社のあるべき姿やいびつな労使関係の社内事情など。社内で風が吹いたら、どこが桶屋になるのかの推量方法を知ったのも当時貴重だった。2002年2月頃、病回復で、片山津に旅をした。その後も、水上温泉など同行させてもらった。5月に草津に一緒に出かけたのが最後の温泉旅行になってしまった。グリ-ンをやめて普通席にしたのが悔やまれる。写真は日本海を雄飛した北前船主の屋敷にて、全国各地の銘石を集めた雪の庭園を眺める故人(右)。
トゥ-ランドット開演に間に合う。どっと疲れそうなチンドン屋の一幕開始で道化師みたいな劇中劇演出だ。音楽始まる前にドラがド-ンと数回鳴って始まるのは何だろう。劇中劇開始の観客集めか。曲始めに鳴って、期待が高まるのに。その前にガンガンとやるは、演出者が音楽まででしゃばるのは間違いではなかろうか。今風に変えたいなら、ロメオとジュリエットがウエストサイド物語になったみたいに、演出者でなく音楽家になって作品を作るのが筋では・…と帰りの電車で思う。プチ-ニが書き上げられないまま他界し、残りの曲を作れなかったパ-トから現代に戻り、喪服で祝い事は盛り上がらない。これじゃ死んでいくリュ-も無駄死にで浮かばれない。そうはいってもトゥ-ランドット姫の強い声を聴いて、オペラの良さを感じて初めてお代が出た。相変わらず、合唱団が素晴らしく演奏の整いの悪さを補う。全てがいいなんてのはDVDでも中々ないのだから、大いに楽しんだというべきか。
溝の口駅前に昼前から年寄りが店の外で順番をついていた寿司屋があり、病院の帰り道にふと思い出して、期待して入った。「寿司ネタの鮮度はその辺りのチェーン回転寿司と変わらず、米も同じ。違いは酢だけだった。この辺りでは安い寿司屋でここが一番ということだろう。そんなに安くない。昔からのお寿司屋さんは回転に押されてしまい、親の代からの店も廃業し、家族と伴って寿司ブームの海外に職人として渡る人たいちも少くないらしい。昔のアメリカに渡った職人は食わしてやるというタイプが多かったが、昨今はテーブルまで回って、お客にお愛想するのも腕の一部となっていて大変らしい。その昔、江戸前寿司しかやらぬ神田の老舗人気店の親父が云った台詞は「建物が鉄筋にしたら、もう寿司屋はダメ。シモタヤに限る」だった。付け加えるなら、更に人が入ってる店だろう。まあ、寿司でなくて、コンクリートまでは食べないようにしよう。
春に岩村が今年のRAYSは違う、今ならヤンキ-ス以上の力だと言っていたが、何と終盤まで突き抜けた。アメリカン地区リ-グも王手だ。ボストンも王手だから、うまくいけば、岩村、松坂の対戦が見られる。RAYSとは魚の巨大なエイ(MANTA)を意味するらしい。光ではない。前年までの球団はDEVIL RAYSの呼称だった。DEVILを外し、悪魔祓いがうまくいったみたいだ。球団地元、タンパで泡を食った想い出がある。ニュ-ヨ-クから来た仲間とフリ-ウエ-を降りる地点を間違ってダウンタウンに入ってしまった。真昼の日曜の街は死んでしまっている。赤信号を待っていると、怖いお兄さんがやって来た。信号無視して立ち去ったが、だんだんスラムに入ってしまい、本当にヒヤヒヤした。タンパベイを囲むようにして、球団本拠地セントピーターズバーグ、タンパとクリア-ウオ-タ-の都市があるが、ラグ-ンと海が交差して、美しい景色が続く。今日は黒田、福留(不調で出場なしか)のドジャ-ス、カブスのナショナル地区リ-グも面白い。王手かけた前ヤンキ-ス監督、ト-リ-が勝つことに期待している。TV中継がないからパソコンつけっぱなしで中継を見ていくしかない。
千葉にいる元仕事仲間に会いに行く途中、砂町に寄った。ゼロメ-トル地帯だから、足元がまっ平ら、起伏がない道を歩くと、何か三半規管が狂ったようになった。丘陵で暮らす管理人には情緒不安定になってきた。地下鉄の出入り口の横に標識があった。過去の台風などがあったときの津波の高さを表わしている。4Mの時もあったようだ。東京都の地盤沈下の測定観測所もあった。このあたりは昔は砂村といって歌川広重の名所江戸百景にもあったと散歩道案内標識にある。絵を探してみてアップしたが、海ぺっりの富岡八幡ということか。