悲しいことに、今は小松空港から金沢へ向っている。晩秋に会ったのが、本当に最後になってしまった----------。 画像は2007年の７月のブログのもの。白山山麓の蕎麦屋が開くのが待ちきれず、暖簾の近くまで故人が歩み寄るショット。本稿を書くのはつらかったので、途絶えてしまっていた。葬儀は家族葬で、地方紙など世間へは公表しなかった。家族以外は勤務先の関係者２名ともう一人の高校からの仲間しかいなかった。通夜の食べ物が喉に通らず、飲みたくないビ-ルを流し込むしかなかった。通夜会場へ送ってくれた妹と何か食べないとと言われ、美味かった回転寿司屋に寄ったが、なんと味の落ちたことか、まずい。「気落ちで食べ物が通らないほどだからかなぁ」と妹に囁いたら、本当にまずいらしい。ホテルのベッドに入ったが、眠れず、体が金縛りのような夜を過ごすこととなった。
