がらんどう 吐毒会

雑感で感じたままに…

改名と裁判

2010-03-26 21:23:44 | Weblog
私の知り合いに結婚と同時に改名した女性がいる。ありふれた名前だったが、裁判所に出向き、いかに自分にとって忌まわしい名前だったかを伝えたと手紙にあった。母は他界したが、いまわの際で娘に死んだと伝えていた父が離婚後、まだ生きていることを聞き、精神的に参っていた事実もあるが、果たしてそれらで裁判所が改名を本当に許可するか私には疑問が残っている。

よく、結婚したりして苗字が変わり、語呂が悪くなったので改名と言う話しは聞く。思い浮かぶ限りを羅列してみる。

岡絵理、田部肇、小田真理、原真紀、伊上愛、羽賀結衣、馬飼野伶…。

他にもあれば参考に教えてほしい。

さて裁判所が、裁判員制度で身近になったといえばそうだし、億劫になったといえばそれも正解と思う。ただ、特定の人のためのものではなくて一般市民のものに近づいた事実はあるだろう。大体が金銭トラブルや離婚訴訟で簡易、地方裁判所は占められるような気がする。新人裁判官の練習にはなるように思っているが間違った考えかもしれない。

最近珍しくなくなりニュースにもあまり取り上げられなくなったのは残念だが、着々と根付く感じはする。ただ裁判員は民間人。どうしても感情に左右されたり、目には目をに傾くように思えるが、もし自分がなってもベクトルは同じだと感じる。所詮客観的に見るのは難しいだろう。

刑事裁判よりも民事裁判、しかも生活に影響の少ない遠い地域の裁判の方が、制度に向いているような気がするが…。


(写真…旧函館郵便局の明治館)