がらんどう 吐毒会

雑感で感じたままに…

わたる寿し

2010-03-20 06:51:18 | Weblog
写真は日本橋浜町にある「わたる寿し」。

生まれが北海道の、まだ若い大将であるが、都内の有名店を渡り歩き、数年前に独立開業した。

当初は商社マンに連れて行かれ高いと感じたが、雰囲気や、肴や酒を出す間(ま)、佇まい等の外的良さを考えると、隠れ家としてはいいと判断した。

もちろん、魚はこだわりあり、厳選されたものが出てくるが、ある意味「素材勝負」のものは、それだけで決まるのでどこに行っても同じだろう。

手のかかるものに手抜きをしない大将で、まずは私が匂いで苦手な「いくら」。醤油付けがとにかく旨く、臭みがなく初めておいしく頂いた。

次が「山葵」。とにかく風味、辛さ共程よく、聞くとやはり凝っているとのこと。ここで夜、梅と山葵を叩いたもの出して頂いたが、日本酒が進む。

飯も銘柄探し回ったそうで、あっさりした魚にも合う酢飯になっている。かっぱ巻きは胡瓜を縦に短冊細かくして巻いてあり、味が際立っていた。

場所は明治座から新大橋通りに向いて歩いて、一本隅田川側に入ったところ。

私は昼くらいしか行けなく残念だが、都内に出た折や、都内飲み会が早目に引けた時に寄る。盛況も隠れ家として困るが、とにかくお勧めする。