『あらしのよるに』
嵐の夜、ひょんなことから友達になったオオカミのガブとヤギのメイ。
ガブはメイを食べたい欲望と闘いつつ、絆を深めていく。
だが互いの種族は2匹の仲を認めず、ガブとメイは自由を求めて旅に出る。
★★★
全く観る予定にしてなかったんだけど、「輪廻」だけを観て怖い気持ちのまま帰る勇気がなくて・・・
気分転換にアニメでも観て帰ろうと、「輪廻」のあとの時間帯でうまく合うのが「銀色の髪のアギト」と「あらしのよるに」だったので、どちらにしようか悩んだ結果これを観ることにしました。
途中ちょっと「ウルッ」
と来るところもあったけど、「ふ~~~~ん・・・」って感じだった。
子どもも観るからと言うか、冬休みの親子で楽しむ映画対象で作ってあったせいなのか、ディズニー作品的な終わり方がなんかしっくり来なかった。
幅広い層から指示される、ベストセラー絵本を映画化したと言うのだから、原作に忠実に作ってあるんだろうけど、ディズニー作品のように何でもハッピーエンドにしてしまえばいいって言うものでもないんじゃないかなって思った。
ラストシーンの映像はほんとにきれいだなと思ったけど、敵対する
種族が仲良くする違和感が「う~~~~ん」って感じで・・・
伝えようとすることは分からないでもないけど、私としては、ああ言う終わり方ではなく、途中の雪穴の中で別れた時点で、「あの2匹はどうなったんだろう?」と言う謎を残すような終わりにして欲しかったな、、、。
冬の寒さに耐え切れず命を落としてしまったと言う悲しい結末でもいいと思う。
人間社会の中で種族を超えて、差別や偏見を無くして仲良くしようと言うのなら分かるけど、動物社会の中では、敵対する
種族の共存は、やはり無理だと思う。
・・・なんて、アニメに突っ込み入れてどうするんだって!?(苦笑)
06/01/13