はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

『嘘』

2022-02-07 19:30:44 | テレビ・映画・本
著者 : 北國 浩二

《内容》
認知症の父と、その父を憎みながらも介護をする娘。その家に、ひとりの少年が暮らし始めた…。気鋭のミステリ作家による「感動&驚愕」のストーリー。
(「BOOK」データベースより)


ネタバレ注意。


( TДT)

『八日目の蝉』に雰囲気が似ています。

終わりは、綺麗過ぎず、現実的過ぎず、よかったです。この手の話では王道。王道の安心感。

最初は、好感を持てる大人がいないことと閉塞感で、読み終えるのに時間かかるだろうなと思いましたが、徐々に登場人物の雰囲気や行動が変わったり、様々なエピソードが出てきたりで読みやすくなり、思ったより速く読み終えることができました。

( ´∀`)

タイトルは『嘘』ですが、なんせ王道なので、どんな嘘があるのかは、おおよそ分かります。それを踏まえて読んでいくと、拓未の芯の強さや必死さにうるっときます。

(。´Д⊂)

結末、よかったな。

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