はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

『お伽草紙』

2017-07-24 17:37:38 | テレビ・映画・本
太宰 治 著

内容。

人の心をのぞきみると、こんなにも恐ろしい日本昔話ー。
古くから誰もが親しむ「瘤取りじいさん」「浦島太郎」「カチカチ山」「舌切雀」など昔話に、新たな息吹を与える太宰文学。

(「MARC」データベースより)

【青空文庫で読了】



(;゜∀゜)

男の嫌なところ、女の嫌なところ、人間の嫌なところが躊躇なく書かれていて、どの登場人物に対しても好感を抱けません。

その嫌なところが有りがちなので、複雑な気持ちになります。

(ー_ー;)

その様子を淡々と…むしろ明るい感じで創造する筆者(太宰)がシュール。達観しているというか振り切っているというか。

呆気にとられたあとに笑いがきます。

( ̄▽ ̄;)

太宰治=暗いと思い込んでいましたが、この作品はクスッと笑わせてくれます。シュールですけど。

筆者に1番魅力を感じた作品でした。

(  ̄▽ ̄)